同省や関係者によると、2017年2月16日、民進党議員(当時)からの資料要求を受け、統幕の担当者が、陸上幕僚監部、航空幕僚監部などの運用担当部署に日報があるかどうか問い合わせ、各部署は同日中に
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自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を受け、昨年二月の国会で当時の稲田朋美防衛相が説明した内容が次々と覆っている。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書改ざんや、裁量労働制に関する不適切データ問題でも、政府の国会答弁が事実ではなかったことが相次いで判明した。野党側は、安倍政権の国会軽視があらわになったとして、九日に安倍晋三首相と全閣僚が出席して開かれる参院決算委員会で追及する構えだ。
防衛省がないと説明していた日報が見つかった事例として、これまでに陸上自衛隊の南スーダン国連平和維持活動(PKO)、陸自および航空自衛隊のイラク派遣部隊、国際活動教育隊の四つが判明した。稲田氏は昨年二月の衆院予算委員会で、これら日報の保管をいずれも否定していた。
小野寺五典防衛相は六日の記者会見で「国会に正確な情報を出していなかったことは大変申し訳ない」と陳謝。この後、省幹部を集めて臨時会議を開き「全自衛隊で日報の確認を行い、この問題に終止符を打たせてほしい」と指示した。
森友学園を巡る決裁文書改ざんでは、政府が否定してきた国有地売却の事前の価格交渉に関する記述が削除された。昨年三月の国会では、財務省の佐川宣寿(のぶひさ)理財局長(当時)が「価格を提示したこともないし、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」と明言していた。
裁量労働制を巡っては、首相が今年一月の国会で「労働時間の長さは、平均的な方で比べれば一般労働者よりも短いというデータもある」と説明したが、二月に不適切なデータだと認めて答弁を撤回。裁量労働制の対象拡大は、六日に国会に提出した「働き方」関連法案から削除された。 (新開浩)
イラク日報 統幕、再探索の指示不明確 稲田氏も口頭で
毎日新聞2018年4月8日 東京朝刊
防衛省が国会で「不存在」と説明していた自衛隊イラク派遣時の日報が見つかった問題で、昨年2月22日に当時の稲田朋美防衛相から日報の再探索指示を受けた統合幕僚監部の担当者が、関係部署に明確に伝えず、伝達先も三つの部署に限られていた。同省が7日公開した担当者のメールから判明した。稲田氏の「指示」も口頭で「本当にないのか」と尋ねただけのあいまいな内容だった。稲田氏は再探索指示の2日前に国会で日報が「残っていないことを確認した」と答弁していたが、裏付けが不十分な実態が改めて浮かび上がった。稲田氏の対応が適切だったかどうかも問われそうだ。
防衛省によると、稲田氏は昨年2月22日、国会答弁の打ち合わせの際、統幕事務方トップの辰己昌良総括官(現在は同省審議官)に「イラクの日報は本当にないのか」と口頭で尋ねた。イラク派遣時の日報については、同月16日に野党議員から資料請求があった際に、統幕と陸上幕僚監部、航空幕僚監部の三つの部署の運用担当課に確認して「不存在」としていたが、辰己氏は「再探索の指示を受けたと認識した」という。
辰己氏からの指示で統幕参事官室の担当者は同22日、改めて前回確認した各課にメールしたが、内容は稲田氏の発言に触れた上で「探索いただき無いことを確認いただいた組織・部署名を本メールに返信」するよう記すだけで、全部隊での探索を求めるような指示は明示されていなかった。各課からは当日中に、16日に調査をした部署名だけを記した返信があった。
このうち、陸幕だけは3月10日、新たに海外派遣部隊の指揮をする中央即応集団司令部(今年3月に廃止され、陸上総隊の一部に)と研究本部(現在の教育訓練研究本部)教訓課に調査をさせ、改めて「存在しない」と回答。教訓課ではその後の同27日にイラクの日報が発見されたが、今年1月に陸幕に報告するまで伏せられていた。稲田氏が再探索の結果を確認したかは、記録にない。統幕の担当者は防衛省の調査にメールの内容について「再調査を求める意味と、調査した部署名を教えてという二つの意味だった」と説明しているという。統幕幹部は「誤解を生む書き方だった」と陳謝した。【前谷宏、秋山信一】
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奴らは、こんな歌を歌って笑ってるに違いありません。何があっても”存じません”の一点張りで。
あーそー。
それに則って、自衛隊のイラク派遣(派兵)が行われた。
それが、派遣された場所が危険地域に成ったからと言って、自衛隊が帰って来れるのか?
帰って来れば、他の国連加盟国の信用を失い、日本国の国際的地位が失墜する。
護憲派は、この事実に真面目に向き合った事があるのだろうか?
また、先の戦争の引き金に成った国際連盟脱退の様な、世界の孤児に成っても良いのだろうか?
世界の孤児に成らない為に、今回の日報問題が起きたのだ!
良い加減、憲法9条を改正しないと、戦前に時計の針を巻き戻す事に成る。
戦争を憎み、戦争をしたく無いなら、世界の孤児に成っては成らない。
改憲の機は熟した!
> 帰って来れば、他の国連加盟国の信用を失い、日本国の国際的地位が失墜する。
護憲派は、この事実に真面目に向き合った事があるのだろうか?
そもそも護憲派は「行くな」と言っていたので、「自衛隊が行くところが安全地帯」と無茶な屁理屈を使って無理矢理戦闘地域に行かせた壊憲派が間違っているのです。
真面目に「自衛隊員の命の重み」に向き合ってください。
国連加盟国の信用を失い、日本国の国際的地位が失墜しているのは、安倍政権による歴史修正主義と人権意識の低さと北朝鮮への国際社会の戦略を無視した強硬策です。
つまり、安倍政権こそが日本を「世界の孤児」に仕向けているのです。
> 帰って来れば、他の国連加盟国の信用を失い、日本国の国際的地位が失墜する。
護憲派は、この事実に真面目に向き合った事があるのだろうか?
そもそも護憲派は「行くな」と言っていたので、「自衛隊が行くところが安全地帯」と無茶な屁理屈を使って無理矢理戦闘地域に行かせた壊憲派が間違っているのです。』
「 「国際協調主義」は何も武力によって行うという決まりは有りません。」
というのは一つの考え方です。
しかし、その事と、一旦派遣した自衛隊を任務途中で引き揚げさせるという事は全く別次元の事なので、混同してはいけません!
『真面目に「自衛隊員の命の重み」に向き合ってください。』
その言い方だと、他の国連加盟国の国民に対する最大限の侮辱に成ります。
『国連加盟国の信用を失い、日本国の国際的地位が失墜しているのは、安倍政権による歴史修正主義と人権意識の低さと北朝鮮への国際社会の戦略を無視した強硬策です。
つまり、安倍政権こそが日本を「世界の孤児」に仕向けているのです。』
今は、その話をしているのではありません!
一旦、派遣した自衛隊を任務を完遂せずに、勝手に帰国するのは、他の国連加盟国の共同作業のチームワークを乱し、また、危険にさらす、日本国への信頼を失わせる
重大で愚かな行為だと言っているのです!
ポイントをずらすのは、本当に止めて下さい!
頭を使っているのか?
ルール無視上等なのか?
どちらにしても、真面目な議論をする資格は在りません!
>一旦、派遣した自衛隊を任務を完遂せずに、勝手に帰国するのは、他の国連加盟国の共同作業のチームワークを乱し、また、危険にさらす、日本国への信頼を失わせる重大で愚かな行為だと言っているのです
日報の内容を明らかにしないと「任務」の内容が解りません。
名古屋高裁で意見判決が出た「米兵の移送」のようなことが随時行われていた可能性もあります。
だとすると、国連安全保障理事会公開協議で大多数の国から国際法違反の侵略だと非難されている、米国によるイラク戦争に自衛隊が加担させられていた可能性も高いのです。
そうしたことも含め自衛隊イラク派遣の検証をする為に必要な日報を隠すという行為こそが、国際社会から日本への信頼を失わせる重大で愚かな行為なのですよ。
2018年04月17日19時18分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018041700782&g=pol
> 民進党の小西洋之氏は17日の参院外交防衛委員会で、自衛官を名乗る男性から「おまえは国民の敵だ」とののしられたことを明らかにした。防衛省は統合幕僚監部指揮通信システム部の30代の3等空佐だと特定。品位を重んじるよう定めた自衛隊法58条に抵触する恐れがあるとして、処分を検討している。制服組トップの河野克俊統幕長は同日、小西氏に陳謝した。
> これに関し、希望の党の玉木雄一郎代表は17日の記者会見で「看過できない重大な問題だ。自衛隊という実力組織の統制そのものに大きな疑問を持たざるを得ない」と非難。立憲民主党の福山哲郎幹事長も会見で「驚くとともに憂慮すべき事態だ」と指摘した。
(抜粋)
ネットで見ても、様々な人たちが同様の懸念(実力組織へのシビリアン・コントロールが効かなくなってきているのでは、等々)を表明している。
なお、この件で小野寺は
「自衛官も個人としてそれぞれの考えがあり云々(でんでん)・・・」
と庇い、最後に形だけ謝罪。
なんかこいつの目、いつ見ても澱んでいるな。
https://jp.vice.com/news/crisis-of-self-defence-forces-01
「私は、保守を自任していますが、いまの自衛隊はさすがにマズい。このままでは、将来の司令官たる将官の卵たちの頭の中が、〈ネトウヨ思想〉に汚染されてしまいます」
人目をはばかり、取材班を自宅に招き入れた防衛省の中堅幹部(背広組)は、深刻な表情で言った。
ー2016年6月、吉木誉絵(31歳)(古事記アーティストなる肩書で佐久弥レイという芸名も持つ)が
海上自衛隊・幹部学校(海幹校)の〈客員研究員〉に就任した
防衛省・防衛政策局・調査課の若手が疑問の声を上げた
ー「吉木って、いったい誰だ」
海幹校の客員研究員は、ただの名誉職ではない
・海幹校へ自由な出入りが許される
・各国軍の関係者が出席するレクに参加
・一般には非公開の防衛研究所のデータベースへのアクセス権を付与
ー2014年に始まったこの制度で、最初の客員研究員は、現代地政学の泰斗であるエドワード・ルトワックの翻訳者・地政学研究者の奥山真司氏、〈本物の研究者〉である
ー吉木なんて、ただのネトウヨ・タレントで、研究者でも何でもない」(前出:中堅幹部)
ー大塚海夫(海幹校・校長)に指示して、吉木誉絵を海幹校に押し込んだのが、武居智久(統幕長就任を有力視されていた)元海上幕僚長(第32代海幕長)
武居は現在、日本人として初めて米国・海軍大学の教授を務める自衛隊きっての〈知米派領袖〉である
ー「武居の前の海幕長(第31代)、河野克俊(現統合幕僚長)は、もっとも過激な保守系論壇誌といわれる月刊『WiLL』を発行するワック・グループの鈴木隆一(社長)と、毎月のように食事会やゴルフをするほど昵懇
ーワック・グループの映像部門が昔から自衛隊関連のDVDなどを製作しているため、河野ら現在の自衛隊三軍の最高幹部は長い付き合いで、ほとんど身内
ー吉木は竹田恒泰(明治天皇の玄孫/評論家)の後援組織〈竹田研究会(学生青年局)〉事務局長を務める竹田の愛弟子
自衛隊はもともと〈明治天皇の玄孫〉を売り物にする竹田とは、一定の距離をおいていた
ー(自衛隊内部の)旧来の保守グループではない、中堅若手の〈新たな保守グループ〉が台頭しつつあり、海自きっての知米派の武居が、その精神的支柱に祭り上げられているのではないか(前出OB)
ー研究実績がない吉木を起用する海幹校の本音は〈情報発信力〉、自らの組織に都合の良い発言を繰り返す〈ラウドスピーカー〉の確保?
現在、吉木が主戦場にしているのは、月刊『WiLL』や『Voice』など保守系雑誌
ー〈原則1年〉任期の客員研究員の肩書を、就任から1年が過ぎても使い続けている吉木
海幹校は、内規の特例を使って、吉木の任期を〈2年〉に延長していた
いったい、新たな保守グループはどのような目的で、吉木や竹田を重用しているのか―― 02へつづく
(抜粋。つながりを良くするため、少し言葉を整えてあります)
安倍の大のお気に入りで、「首相動静」をチェックすると毎日のように打ち合わせしている河野克敏・統合幕僚長。
“ こいつの脳内=安倍の脳内=自衛隊員の脳内=ネトウヨ雑誌の主張(willとか)”
になっちゃっているらしい。
そして、新たにネトウヨ系中堅若手グループが台頭しつつあるらしい。
だから昨日の小西議員への暴言は、水面上に現れたごくごく小さな現象なのだ。
背広組がネトウヨ脳になった上、組織改革で文官統制を外し制服組の力が増大したので、自衛隊はこれから暴走を始めるかもしれない・・・