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亡くなった安倍晋三元首相と統一教会の深い因縁については、雑誌ジャーナリズムがどんどん書いていて、さすがにもう止められない状況です。
ワイドショーでももはや日常茶飯事に。
そんな中で一番気を吐いているのが週刊新潮。
その8月4日号は
『統一教会の政界汚染、支援対象は「安倍さんの一存だった」 恩恵を受けた子飼い議員の名』
自民党のベテラン秘書の
「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」
という言葉から始まるこの記事で取り上げられているのは、kojitakenの日記さんが何度も注意喚起していた北村恒夫議員。
私はこの北村という議員を知らなかったのですが、kojitakenさんが
「そのくらいでサンデーモーニングのフリップに登場するのだから、「多数の政治家がかかわっている」とは言っても、その多くは祝電を送った等のお付き合いであり、彼らと井上義行(第1次安倍内閣時代の総理秘書官)や北村経夫(産経新聞の元政治部長、山口県田布施町出身)のように本当に統一教会と深い関わりをもった人間とを区別し、後者を「狙い撃ち」しなければ「立民や民民もかかわっているではないか」と反撃を食らっておしまいだ。井上にせよ北村にせよ安倍や産経新聞と深い関わりがあるから、効果的な攻撃を行うためにはターゲットを絞り込んだ方が良いことはあまりにも当然だ。」
と書いておられたので、よほどの統一教会との癒着ぶりなのだろうと思ったら、新潮によると
「そうした安倍元総理肝いりの候補の一人だったのが、元産経新聞記者で、2013年の参院選全国比例で初当選した安倍派の北村経夫参院議員だ。」
とのこと。
続けて、新潮を引用しますと
『カルト宗教に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏によれば、
「初当選時、当時首相だった安倍氏が北村氏の選挙応援を教団に依頼しているのです」
教団の内部文書にはこう書かれていた。
「〈首相からじきじきこの方(北村氏)を後援してほしいとの依頼〉〈まだCランクで当選には遠い状況です〉〈今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です〉と。
19年の参院選でも統一教会内部で北村氏を応援するビラが出回っていました」』
統一教会の内部で、
「首相からじきじき、この方を後援してほしいとの依頼があり、組織票頼みですが、まだCランクで当選にはほど遠い状況です」
「選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です」
という「回覧板」がまわっているわけですから、安倍氏も北村氏も統一教会との関係はまさにズブズブとしか言いようがありません。
産経が7月26日付けで
『「国葬 野党の反対は理解できぬ」は…やっぱり理解できない。』
という社説(「主張」)を書き、澤藤統一郎先生から
『産経社説「国葬 野党の反対は理解できぬ」は…やっぱり理解できない。』
という記事の中で、
『要するに、後進国コンプレックスに凝り固まって、「外国ではこうするもののようだ」「外国に見習わなくてはならない」「外国に恥をさらしてはならない」と言うだけのもの。もっと自立し自信をもつべきだろう、産経さん。』
などとこっぴどく皮肉られているのですが、北村氏のような産経新聞政治部長だった人が国政選挙に出るにあたり、安倍氏の指示で統一教会が動き、それで当選させてもらうなんていう事情があるのでは、それは安倍氏の殺害の経緯など無視して、安倍氏国葬に賛成するわけです。
虎は死して皮を残すといいますが、安倍氏も自民党の体質を暴き、政界と統一教会の癒着を断ち切るチャンスを遺してくれたようです。
ここまで報道されてもネトウヨがどう言い訳しているかというと、安倍晋三氏が生前に統一教会から金をもらった証拠が出てこなければ、森友・加計・桜を見る会と同じく「疑惑」に過ぎないというんですよ(笑)。
統一教会から金をもらっているかではなく、反社会的団体である統一教会と癒着していること自体が問題なんです。
そして、北村議員や井上義行議員は政治家としてはまだまだ小物ですから。
そろそろ、下村博文元文科大臣のことを書かないといけないですね。
菅義偉前首相に行けたら最高なんですが。#がんばれTBS
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統一教会の政界汚染、支援対象は「安倍さんの一存だった」 恩恵を受けた子飼い議員の名
安倍元総理が応援している候補なら「ほぼ確実」
「週刊新潮」7月28日号では、岸信介元総理が当時の米レーガン大統領に宛てた「統一教会の開祖・文鮮民の釈放を求める親書」について報じた。安倍家と教団のこうした関係性は、安倍晋三元総理の代になっても続いていた。選挙時の統一教会の支援対象は、安倍氏の一存で決まっていたというのだ。
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「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」
と明かすのは、自民党のベテラン秘書。
「教会の組織票は約8万票といわれています。ただ、衆院選では1選挙区当たりの統一教会の票数はそれほどでもないので、参院の全国比例でその組織力が発揮されます。どの候補を応援するかは、安倍さんの意向がかなり反映される。落選しそうな意中の候補がいれば、安倍さんから“彼を頼む”といった具合です」
実際、過去に統一教会系の団体から推薦を受けた元議員はこう語る。
「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます。選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊まりがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした」
内部文書に「首相からじきじき」
そうした安倍元総理肝いりの候補の一人だったのが、元産経新聞記者で、2013年の参院選全国比例で初当選した安倍派の北村経夫参院議員だ。カルト宗教に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏によれば、
「初当選時、当時首相だった安倍氏が北村氏の選挙応援を教団に依頼しているのです」
教団の内部文書にはこう書かれていた。
「〈首相からじきじきこの方(北村氏)を後援してほしいとの依頼〉〈まだCランクで当選には遠い状況です〉〈今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です〉と。19年の参院選でも統一教会内部で北村氏を応援するビラが出回っていました」
北村事務所は取材に、
「旧統一教会から支援を受けたことも、見返りを求められたこともありません」
と回答するも、自民党山口県連の関係者によれば、
「北村さんはいずれの選挙も盤石な地盤を築いていたとは言い難く、安倍さんが選挙直前になって慌てて、統一教会に支援を依頼したといわれています」
7月28日発売の「週刊新潮」では、かつて教団と警察のパイプ役を担ったと語った平沢勝栄前復興相にも直撃し、教団の政界汚染について詳しく報じる。
■「安倍派が飛び抜けて多かった」現職国会議員と教団との関わり
安倍元総理の銃撃事件から2週間以上が経過した。山上徹也容疑者は、旧統一教会に恨みを募らせ、「安倍元総理とつながりがあると思い犯行に及んだ」などと供述しているという。
弁護団とともに世界平和統一家庭連合を調査しているジャーナリストの鈴木エイト氏は、教団と関係を持つ政治家は自民党を中心に多数いると話す。
旧統一教会と関連する政治団体の機関紙は、これまでに少なくとも6回、安倍元総理が表紙を飾っていた。そして2021年9月、安倍元総理は教団の関連団体のイベントにビデオメッセージを送った。
安倍元総理
「朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、みなさまに敬意を表します。UPF(天宙平和連合)の平和ビジョンにおいて、家庭の価値を強調する点を高く評価します」鈴木氏
「(これまでは)一方的に安倍さんを支持しているっていうだけにも捉えられちゃう。そういうのが全部覆ったのが、2021年9月のUPFのビデオメッセージだと思う。安倍晋三さんはその関係をもう隠さなくなった。これが公表されても自分の政治生命、選挙、自民党には何の影響もないということを、あそこで判断したんだということに驚きました」
鈴木氏
「自民党だけでなく他の政党を含めて112人。政党としては自民党がほとんど」
鈴木氏が調査した国会議員リストには、式典への出席や来賓での挨拶、関連団体から寄付を受けたことなどが記されている。そこで浮かび上がったのが、安倍元総理に近い議員たちの存在だと話す。
鈴木氏
「派閥別に調べたところ、清和会(安倍派)が一番飛び抜けて多かったです」
■“持ちつ持たれつの関係” 旧統一教会と政治家
■「首相からじきじき、この方を後援してほしいと…」全国の信徒に支援呼びかけ
内部文書
これは、鈴木氏が入手した旧統一教会の内部文書の一文だ。この文書は安倍派の北村経夫・参議院議員が全国比例で初出馬した2013年に、教団から全国の信者に送られたという。当時の安倍総理側から直接、“依頼”があったと記されている。そして…
内部文書
「選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です」
一方、別の文書には、選挙期間中に北村議員が統一教会の2つの教会で集会を行う予定も記されていた。結果、“当選にはほど遠い”と言われていた北村議員は、当選した。
さらに番組では、次の2019年の選挙で、信者が知人らに投票を呼びかけたメッセージを入手。そこには…
「北村つねおさんをお願いして貰えませんか?副幹事長であり、安倍総理のお膝元の方だそうです」
番組が北村議員に、旧統一教会の信者が選挙支援を行ってきた事実があるか取材したところ、「そうした事実はありません」と回答した。
安倍元総理(2016年)
「小鑓隆史、小鑓隆史、小鑓隆史どうぞよろしくお願い申し上げます」
安倍元総理が応援演説をしたのは、自民党の小鑓隆史参議院議員。自身のツイッターには…
小鑓隆史 参議院議員のツイッター(2018年)
「世界平和連合の皆さんが隆和会という後援組織を立ち上げていただきました」
世界平和連合は、旧統一教会の関連団体だ。2022年6月の投稿にも…
「隆和会の国政報告会。巨人の星の替え歌で激励いただき、感謝です」
番組が小鑓議員に対し、旧統一教会の関連団体から後援を受けている経緯や、関係性について取材したところ…
小鑓隆史 議員事務所
「個別のお問い合わせには回答を控えさせていただいております」
世界平和統一家庭連合に対し、政治家との関係について番組が聞くと、「特定の政党や候補者を組織的に支援することはない」とした上で、北村議員に関する文書は「承知していない」と回答。井上氏と小鑓議員については、教団の関連団体が支援したことを認めた。
旧統一教会と政治家の“持ちつ持たれつ”の関係はその実態を見えにくくしている。
(報道特集 2022年7月23日放送)
※情報提供は番組ホームページまで