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8月3日召集の臨時国会で行われる見通しの安倍晋三元首相の衆院本会議での追悼演説について、自民党はよりによってあの甘利明前幹事長が行う方向で調整に入っているそうです。
在任中になくなった小渕恵三氏の場合は村山富市社民党党首が追悼演説を行なったように首相や首相経験者が亡くなった場合、これまでは野党第1党の党首クラスが演説してきたのですが、安倍昭恵さんら遺族の意向を踏まえたということです。
いかにも安倍さんらしいなあ。ほんとかなあ。立憲民主党に演説させたら何を言われるかわからないから、自民党が昭恵さんに責任をおっかぶせたんじゃないのかなあ(笑)。
立憲民主党の西村智奈美幹事長は7月26日、甘利氏による追悼演説は他党議員が行うという「慣例」から逸脱していると指摘し、
「自民党のための追悼演説なのかと言わざるを得ない。再考してもらわなければならない」
と記者団に語ったそうなんですが、これで臨時国会では思いっきり安倍国葬を批判できていいのではないですか。
また、自民党から追悼演説者を選ぶにあたって、甘利氏を持ってくるというのが実に味わい深い。
甘利氏は安倍氏と近く、第1次安倍政権では経済産業相を務め、第2次政権では経済再生相としてアベノミクスの牽引役を担い、TPPまで締結してきてしまいました。
甘利氏が岸田政権での最初の幹事長になったのも、もちろん最大派閥の領袖である安倍氏の強力な推薦があったゆえ。
その甘利氏は、2016年に経済再生担当相を辞任するきっかけとなった現金授受問題が影響して、2021年の衆議院選挙小選挙区であえなく落選。
幹事長になったばかりなのにもう辞職というとんでもない終わりを迎えた人。
この人に追悼演説させるとは、昭恵さんから自民党への、もしくは岸田さんから安倍さんへの嫌がらせじゃないんですかね(笑)。
甘利明大臣お笑い辞任会見「私の生き様に反する」→「良い人とだけ付き合ってると選挙落ちちゃう」ww
甘利氏が経済再生担当大臣を辞任することになったいわゆる「URあっせん利得」事件をおさらいすると、甘利氏の事務所は都市再生機構(UR)と補償交渉をしていた建設会社側から現金600万円を受け取り、別に600万円の接待を受けていた問題を2016年1月に週刊文春がすっぱ抜きました。
甘利氏は2016年に経済再生担当相を辞任し、甘利氏らがあっせん利得処罰法違反容疑で告発されました。
甘利氏は現金100万円をこの業者から直接受け取っていて、しかもそのうち50万円はこともあろうか大臣室で受け取っていたのです。
しかし、「安倍政権の守護神」黒川弘務氏が法務省官房長として君臨していたためか、東京地検特捜部は不起訴としました。
【組閣人事に目を奪われるな】岸田自民党の甘利明幹事長が自分の疑惑についての国会招致についても、河井夫妻に対する政治資金1億5000万円についても全力拒否!これが岸田政権の本質だ。
なんやねん東京地検特捜部!甘利前大臣を不起訴の予定と一斉に報道。ならば検察審で強制起訴を!
しかも、甘利氏は国会での説明を拒否して、「睡眠障害」という診断書を出して、延々と何カ月も国会を欠席し続けました。
いろんな自民党議員がスキャンダルを起こすたびに国会をさぼって給与泥棒になりますが、甘利氏はその走りですね。
タフネゴシエーター甘利元大臣が音声録音公開の途端に、急に睡眠障害で一か月の自宅療養が必要に(爆)。
甘利元大臣、さらに2か月自宅療養。号泣県議は裁判所に勾引・勾留されたのに。国会終わっちゃうよ。
しかも、岸田首相から幹事長に任命された後、この事件の説明責任を果たしていないと追及されると、質問がなくなるまで答えたと大嘘をつき、肝心の文春記者がまだ手を挙げていたのに当てられなかったとばらされる始末(笑)。
桜を見る会前夜祭の問題などで国会で虚偽答弁を連発し、国会内での証人喚問も国会外での記者会見での説明も拒否し続けて逝ってしまった安倍氏の追悼をするのに、これほどふさわしい人物はいないでしょう。
あっせん利得疑惑の甘利明自民党幹事長が「記者の質問が出尽くすまでお答えした」として説明責任は果たしたといっていたが、実はスクープした週刊文春の記者がまだ手を挙げているのに記者会見を終えていた(笑)。
【まだ寝足りないのか?!】現金600万円のうち100万円は自分自身で受け取った甘利自民党幹事長(そのうち50万円は大臣室で!)が「この事件に関して事情を全く知らされていない。寝耳に水だ」!www
甘利茂氏のことでそんなに知られていないのは、今何かと話題の細田衆院議長と並ぶ党内きっての原発推進派であること。
まだ福島原発事故から一か月も経たない2011年4月5日に、自民党内で原発を推進するために作られたエネルギー政策合同部会で、2002年のの東電の事故隠しについて
「私の予想をはるかに上回って改ざん件数が多かった (300 案件以上) 事も残念でしたが、臨界 (ウラン燃料が連続的に反応をする運転状態になる事) にかかわる事故が 2 件隠蔽されていた事は極めて遺憾な事でありました。
行政命令・行政指導に加え、厳重注意を行い再発防止体制の構築を指示いたしましたが、これを構築した後には世界一安全・安心な原子力発電所になります(現状でも安全性は世界一だと確信していますが)。」
と言い切ったことで悪名高い人物です。
この点でも、津波が来ても外部電源は喪失しないと言い切って福島原発事故を招いた安倍氏の追悼にふさわしい。
甘利氏は東電事故隠し・福島原発があっても「現状でも日本の原発は世界一安全」という原子力ムラの住人。
しかも、甘利氏は福島原発事故から3か月後の2011年6月に放送されたテレ東の報道番組に対して、原発スラップ訴訟を起こしたことをご存知でしょうか。
スラップ訴訟とは恫喝訴訟とも呼ばれています。相手を脅して、言論の自由を封殺することが目的の威嚇訴訟です。
2011年6月18日に放送されたテレ東の報道番組『田勢康弘の週刊ニュース新書』(以下、『週刊ニュース新書』)の中で、A記者は共産党の吉井英勝衆議院議員が作成した「質問主意書」を示して「今後の原発政策のあるべき姿」を質問し、津波被害の想定に誤りがあったのではないかという問題について取材を進めました。
安倍首相は福島原発事故の可能性(全電源喪失→冷却機能停止→メルトダウン)を指摘されていながら、これを無視してしまった主犯だ。
この質問主意書に全電源喪失によるメルトダウンの危険性が指摘されていたのに、安倍内閣がそういうことはあり得ないという答弁書を書いたという文書です。
「それまで津波に備えよという指摘はなかった」
と答えていた甘利氏はA記者から
「指摘はされていた」
と切り返され、それを認めると言葉に詰まり、隣室に姿を消して、取材をボイコットしたのです!
甘利明氏の原発スラップ訴訟「日本なんてどうなってもいい」。番組から逃げ空席を映されたら「名誉毀損」
【原発マフィア】甘利自民党幹事長の「原発スラップ(恫喝)訴訟」。テレ東に「原発は全部止まる。企業はどんどん海外へ出て行く。もう日本は終わりだ。落ちる所まで落ちれば良い。もう私の知ったことではない」
隣室に呼ばれたA記者は甘利氏から
「取材の録音テープを消せ、番組を放送するな」
と言われ、仕方なく番組は甘利氏が取材を拒否したことの象徴として
「取材は中断となりました」
とナレーションを入れ、無人になった甘利氏の座っていた空席を映しました。
甘利氏はこれを
「取材拒否したことの象徴として空席になった自分の椅子を映した」
ことで、テレ東に謝罪させただけでなく、このことだけで、テレビ東京と番組の取材記者、キャスター、プロデューサーに1100万円を求めるスラップ訴訟(恫喝裁判)を起こしたのです。
原発推進姿勢だけではなく、マスコミの言論を威嚇して封じようとする態度もまた、NHKの「慰安婦」番組を恫喝し、首相になってもマスコミを恫喝してきた安倍氏の追悼演説をするのはこの人しかいないと思わされます。
安倍氏と甘利氏に麻生太郎副総裁を加えた3人は、頭文字から「3A」と呼ばれていましたが、麻生氏が先ころ行なわれた葬儀ですでに弔辞を読んでいます。
野党に追悼演説をする機会さえ与えないで、ろくでもない盟友たちだけに内輪で見送られる。
実に、安倍氏らしい最期だと感心します。
自分の追悼演説に自民党からしか人が出なくて、しかもそれが甘利茂氏。。。
また、悪い意味で安倍氏は歴史に残ってしまいますねえ。
故安倍晋三氏はこれをどう見てるんでしょうか。
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銃撃事件で死亡した安倍晋三・元首相の衆院本会議での追悼演説を、自民党の甘利明・前幹事長が行うことが分かった。複数の同党幹部が明らかにした。甘利氏は安倍氏の盟友として知られ、経済政策「アベノミクス」の推進に尽力した。
追悼演説を甘利氏が行う方向になったのは、安倍氏の盟友の登壇を遺族が望んだためだ。野党は国葬開催への反対に加え、追悼演説の人選にも反発している。
党関係者によると、安倍氏の事務所が昭恵夫人の意向を確認したところ、甘利氏の登壇を希望したという。衆院議院運営委員会理事会は1998年1月、「遺族の意思を尊重」して演説者を決めると申し合わせている。自民の高木毅国会対策委員長は26日、国会内で記者団に「何よりも遺族の思いが尊重されるのがふさわしい」と語った。
甘利氏は第1次内閣から安倍氏を支え続けた。安倍氏が退陣した後も、議員連盟の運営にそろって関わるなど、行動を共にし続けた。安倍氏、自民の麻生副総裁、甘利氏は、頭文字から「3A」と称された。党内には「首相経験者でもある麻生氏が追悼演説を読むのにふさわしい」との声もあったが、麻生氏は12日の葬儀で弔辞を述べており、バランスが考慮されたとみられる。
追悼演説は、現職議員が死去した際に行われる。中選挙区時代の首相や首相経験者が亡くなった場合には、野党第1党の党首が演説を読むことが通例だった。一般の議員についても、同じ選挙区の他党議員が行うことが原則とされていた。いずれも党派を超えて哀悼の意を表するためだ。
小選挙区制に移行すると、一つの選挙区から選出される議員は1人となり、他党の議員は比例選で復活当選した場合を除けば、いなくなった。このため、同じ政党の議員が追悼演説を読むことも多くなった。2018年から今年までの5年間に衆院本会議で行われた追悼演説は5回。21年に亡くなった竹下亘・元復興相の追悼演説を小渕優子・元経済産業相が行うなど、いずれも死去した自民議員への演説を自民議員が担当した。
今回、自民が党内で候補者を探したのは、このような事情に加え、立憲民主党が安倍氏の「国葬(国葬儀)」に反対していることも念頭にあったとみられる。高木氏は26日、立民の馬淵澄夫国対委員長と国会内で会談し、追悼演説を8月5日に行いたいと提案したが、馬淵氏は「国葬について政府の説明責任が果たされていない中で行うのは筋として通らない」として受け入れなかった。
立民の西村幹事長は26日、党本部で記者団に「追悼演説は他党の議員が行うのが通例だ。自民党のための追悼演説なのかと言わざるを得ない」と述べ、自民に再考を求めた。
政府は26日、衆参両院の議院運営委員会理事会で、臨時国会を8月3日に召集すると伝達。これに先立ち、自民党の高木毅国対委員長は立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長と国会内で会談し、会期を3日間とする考えを示した。
高木氏は追悼演説を同5日に行うことも提案したが、馬淵氏は「国葬の是非も含めて政府の説明責任が果たされていない状況で行うのは筋として通らない」と反発。馬淵氏は3日間の会期についても「到底認められない」として、両氏は折り合わなかった。
追悼演説を行う方向で調整している甘利氏は、経済再生担当相などとして安倍政権を支えた。安倍、麻生太郎両氏とともに「3A」と称され盟友関係を築いた。今回の人選は「遺族の意向」(自民党幹部)という。
ただ、2000年の小渕恵三氏への追悼演説は社民党の村山富市元首相が、1980年の大平正芳氏の場合も飛鳥田一雄・社会党委員長が行ってきた。
このため、野党からは「自民党のお手盛りが過ぎる」「何を聞いても自民党は『遺族の意向だ』としか説明しない」(立民幹部)といった不満が出ている。
これに関して、立民の西村智奈美幹事長は党本部で記者団に「追悼演説の慣例からも極めて逸脱する」と指摘。その上で「政治とカネをめぐる問題の甘利氏ならば、何重もの意味で故人の弔い方としてはよくないことだ」と批判し、自民党に再考を求めた。
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