Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

野田新内閣組閣人事 馬淵経産相 前原国交相 鹿野震災復興相・・・菅原子力安全庁長官でどうだ!

2011年08月29日 | 日本の政治


選挙には論功行賞がつきものだから、野田新首相に貢献した2~5位連合の人たちを内閣に入れないわけにはいかないのでしょう?

前原さんは在日外国人献金問題があるので、今回は入閣を遠慮しておく、というだけの配慮があるといいのですが、そういう器量がないのなら、「私が国交相を続けてやっていたら八ッ場ダムの建設中止を貫いた」と豪語しているので、国交相をもう一度やってもらいましょう。

タカ派の彼に外相や防衛相をやらせたら普天間基地なんてどうしようもないし、もともと増税論者の彼に財務相なんかさせたら、また消費税増税を言い出しかねません。

鹿野さんは今回初めて山形出身と知ったので(笑)、これは東北のために一肌脱いでもらって、震災復興担当相が適任でしょう。


 


で、私の一押しの馬淵さんは経産相。

まさか、党内融和つって、あれだけ辞める辞めるといっていた海江田さんが続投なんていう、恐ろしいことはないでしょうな。そこまでお子ちゃまということはあり得るのか?。。。。。。あり得そうだから怖いわ。


 

さて、原発事故の処理が原子力損害賠償支援機構法によって、電気料金や増税という形で全国民に負担が転嫁されるのがほぼ確実なわけです。

東電の責任は東電の株主や債権者が負うべきです。これが資本主義社会のルールです。

この問題について今回の代表選挙で唯一、「東電を法的整理という立場を明言していたのは馬淵澄夫さんです。

原発担当補佐官の経験もある彼を経産相に起用して、東電を破綻まで含めて検討し法的処理をしてもらうことがよいでしょう。

と思いましたが、馬淵さんって決選投票で海江田さんに投票したんだって。ダメじゃん。

 

 

そして、我が組閣(笑)の隠し球は、菅原子力安全庁長官。

原発問題担当相では役割が広範すぎて、彼の顔を見る機会が多くて、もう国民もイヤでしょう(笑)。

そこは、二枚目の細野さんに続投してもらうとして、今、民主党で最も脱原発に熱い菅さんしか、この新設の省庁を取り仕切れる人はいないということで、こういう人事をします。

私だったらね。

野田「原発推進・消費税増税」首相がするわけありませんな。

だいたい、まだ大連立だってあり得るわけだから。



むしろ・・・・ああ、野田首相、与謝野財務相、海江田経産相、前原外相、仙石幹事長。。。。なんてとんでもない組み合わせが出現しそうで、恐ろしいです。

 

 

よろしかったら上下ともクリックしてくださると大変嬉しいです!

人気ブログランキングへ人気ブログランキング  

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

追伸

馬淵さんは海江田さんに投票したのですから論功行賞はないんですね、考えてみたら。最初から小沢派の別働隊だったんだ(失望)。

また、増税すべきでないとして海江田さんに投票し、自分の支持者にも海江田さんに投票するように要請したそうですが、それを真に受けるとしても、脱増税のために脱小沢・脱原発は取らなかったことになります。

彼は脱原発と言い切りはしていなかったので宗旨替えとまでは言いませんが、どうも経産相を任せていい人物ではなかったのかも知れません。

 

 

 
◎重荷背負っていく決意 野田新代表  

 民主党の野田佳彦新代表は29日、両院議員総会で選出後「心を引き締めて重荷を背負っていく決意だ」と表明した。選挙戦を振り返り「(試合終了の)ノーサイドにしましょう」と党内融和を目指す考えを強調した。
 その上で「安定した、信頼できる落ち着いた政治をつくろう」と呼び掛けた。具体的な政策課題としては東日本大震災の復旧・復興、東京電力福島第1原発事故の収束、円高対策を挙げた。また、政権運営では野党側に協力を求める考えも示した。

◎24年続けた駅前演説 野田新代表の横顔 

1980年、大学を卒業してすぐに松下政経塾に入塾。第1期生として、故松下幸之助氏から直接、薫陶を受けた。家庭教師やガスの点検員、よろず相談所開設―。さまざまな仕事を経験しながら政治家になる志を曲げず87年、初挑戦で千葉県議に当選した。
 知名度も有力な支援組織もなく、駅前で通勤する人々にひたすら政策を訴える毎日。「朝立ち」は86年10月から2010年に財務相に就任する前日まで24年間続いた。「駅前留学はNOVA、駅前演説はノダ」と今も胸を張る。
 今回の代表選で争った前原誠司氏は政経塾の後輩で、ともに1993年初当選の同期。2005年、前原代表のもとで国対委員長に就任したが、翌年に「送金指示」メール問題で引責辞任する事態となり、若手執行部の未熟さを批判された。
 党内外から「財務省の言いなり」とやゆされながらも財政規律重視の姿勢は堅持する。鳩山内閣当時から財務副大臣として予算編成にかかわり、マニフェスト実現のための財源確保に腐心しながらも「将来世代の負担を残さない」との気構えは持ってきた。
 親分肌で、若手からも「飲みに誘って愚痴をじっくり聞いてくれる」と信頼は厚い。「怨念」を超えて党をまとめられるか。格闘技ファンの愛煙家。54歳。衆院当選5回。千葉4区。

【野田氏の政見要旨】 
 野田佳彦新代表の政見要旨は次の通り。
 ▽福島第1原発事故の安定的な収束を実現。子供や妊婦の健康管理を実施。東日本大規模除染を国が前面に立って展開。「特区制度」の活用で被災地の企業誘致を進め、雇用を創出。
 ▽原子力安全庁を設置して安全の規制体系を一本化。安全性を確認した原発の活用で電力を安定供給する。
 ▽過度な外国為替市場の動きには日銀と連携し為替介入を含め断固たる措置を講じる。2011年度第3次補正予算を活用した緊急経済対策を実行。法人税率引き下げ法案の早期成立を目指す。
 ▽財政健全化に真摯(しんし)に取り組む。無駄遣いを排除した上で、歳入改革も実行。経済成長と両立させる。社会保障と税の一体改革を実現する。
 ▽環境・エネルギー、健康医療の2分野で雇用創出。海外から知恵と資金を呼び込む。農林漁業の活性化を図る。
 ▽少人数学級の推進、国語力向上、奨学金の充実に取り組む。
 ▽衆院で80、参院で40の議員定数削減。事業仕分けを継続、強化し専任閣僚を充てる。公務員制度改革関連法案の早期成立を期す。
 ▽日米同盟を基軸に全世界と経済連携。アジア諸国と文化、人的交流を深める。
 ▽閣僚や党幹部を補佐するポストを設け、全員参加の体制を実現。

【野田佳彦氏の歩み】 
 1957年5月20日 野田義信、信子の長男として千葉県船橋市で誕生
 80・3 早大政経学部政治学科卒業
 80・4 松下政経塾に第1期生として入塾
 86・10 駅前での毎朝の街頭演説を開始
 87・4 千葉県議選に無所属で出馬し初当選
 92・5 日本新党結成と同時に入党
 93・7 衆院選の旧千葉1区に日本新党から出馬、トップ当選
 94・12 新進党に入党
 96・10 衆院選の千葉4区に新進党から出馬、105票差で落選
 98・12 民主党に入党
 2000・6 衆院選に民主党から出馬、国政に復帰
 02・9 党代表選に若手代表として出馬、「鳩菅体制からの脱却」を訴えたが敗れる
 12 菅執行部で国対委員長に就任
 04・5 「次の内閣」財務相に就任。特別会計を精査するワーキングチームを発足
 05・9 前原執行部で国対委員長に就任
 06・2 偽メール問題で国対委員長を引責辞任
 08・3 地方分権改革などに取り組む超党派の「せんたく議員連合」の共同代表に就任
 9 代表選出馬を模索したが、断念
 09・9 鳩山内閣で財務副大臣に就任
 10・6 菅内閣で財務相に就任
 11・8 民主党代表に初選出
 
【写真】民主党の新代表に選出され、一礼する野田佳彦氏=29日午後2時34分、東京都内のホテル             

共同通信 2011年8月29日                    

 

 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 法曹人口問題 司法試験合格... | トップ | 農地・土壌のセシウム汚染濃... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
現実に引き戻らされた、文部科学省の放射性物質土壌汚染度調査結果は? (cafe)
2011-08-30 02:40:17
 今日の午後、NHK-TVニュースが、文部科学省のIAEA国際原子力機関放射性物質土壌汚染測定基準に基づく、福島原発被曝汚染度調査結果について、図解入りの数値とその解説をしていました。

 夕刊に出てるのかと、駅の新聞スタンドを覗いたが、何れの各社夕刊紙面にも、未だ掲載されていませんでした。多分、明日の朝刊に載るのでしょう。この汚染度が、全く目も当てられない程に、酷いものです。

 野田新民主党代表の内閣総理大臣指名後に、第一番目の難問となることでしょう。ray様の上記、馬渕澄夫経済産業省大臣の閣僚任命は、将に当り役で感心しました。

 しかし、このデータだけでは、勿論、全く物足りない。今後、政府と地方公共団体、その他各大学、国立がんセンターなどの各種関連研究機関などが、総力を挙げて、この放射性物質汚染の被曝と健康、被災避難問題などに本腰を入れて、対応しなければならない。3.11以後、半年になるのに、政府は一体、何をしているのか?肝心のことを、何にもしてないではないか!

 現状では、到底、近代国家の対処レベルを、明らかに逸脱している。何れ、このままでは、歴史の厳しい裁きを受ける時が、来るに違いない。民主党の選挙祭りは、もう終わった。現実の厳しい機微に、今日からもう引き戻らされた。世界、国際社会は、この厳正な措置を要する事実を注視している。

 実際の対策を、直ちに実施すべき緊喫の即応事態となっているのが、偽らざる現実の姿です。ほんとに、日本の政府、行政、国会などは、大甘で目も当てられない態だから、呆れる!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本の政治」カテゴリの最新記事