英単語のつづりと発音の不一致: フォニックスと「つづり字改革案」

分割ダイグラフ不使用。ダイグラフ・トライグラフ、OUGH,AUGHなどの不規則是正。二重子音字も接尾辞も維持。

例外ルールを おしえるから ふくざつに みえる?

2019年07月31日 | フォニックスは きほん だけ では いけません

つぎのような ブログ記事が ありました。

「フォニックスの弱点」より 引用します。

http://blogs.yahoo.co.jp/caquio_t/15292586.html

ただ、日本のフォニックスの教材の弱点は、

「例外ルール」をたくさん教えている点です。

このせいで複雑に見えてしまうんですよね。

もっと、超シンプルな、50音表レベルの部分だけを

教えている教材があればいいのですが。

だって、それさえ覚えれば、全ての英単語を発音できるのですから。


気持ちは わからなくもないのですが、それでもやはり、基本ルールをおぼえただけでは すべての英単語は 発音できません。だからこそ「例外」に気をつける必要があるわけです。でないと、まちがった読みかた の まま に なってしまいます。しかし、どの単語が 例外的な読みかた なのか、つづりをみただけでは わかりません。まったく 予測不可能です。だからこそ、例外ルールがあり、例外単語の一覧もあり、発音記号も あるのです。ただ、最初からフォニックスを無視して 発音記号だけを たよりに がんばるのは しんどいので、やっぱり 基本ルールは 知っておいたほうがいい。

「フォニックスの弱点」が あるとすれば、それは 例外に対処できないということだと おもいます。言いかたをかえれば、例外さえ なければ フォニックスは 余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)ということなのです。もっと言えば、例外を放置している英語それ自体の ありかたに 問題が あるわけです。