私のカレーは結構、手間をかけていて、おいしいと評判がいいのですが、
まず、基本的に出来上がりまで、8時間くらいはかかるので、気合が必要。
買い物から含めると、休日を1日潰すくらいの覚悟がいるので、1日しかない
休みでは作るのが厳しい(連休が必要)というもの。
若いとき、お付き合いしていた方が私のカレーが気に入り過ぎて、毎週、休みの
たびに私のマンションに遊びに来て、カレーをご所望されておりました。
当時、コンビニはすぐ近くにありましたが、カレー作りに必要な食材がそろう
スーパーまではかなりの距離があり、車を持っていなかった私は、歩いての
往復には時間がかかるし、重たいものばかりなので、毎週はさすがに辛い。
平日の仕事も帰宅時間が午前2、3時くらいがふつうだったので、若かった私でも、
さすがに毎週、休日がカレー作りで潰れるのも辛い。
第一、食べ飽きる。おいしくても、毎週はちょっと食べるのも辛い。
そこで、ごくたまには別の料理を作るのですが、食べてはもらえるものの、
「うん。これもおいしいよ。おいしいけどね。…来週はちゃんといつもの
カレーを作ってね」と言われてしまうのです。がーん。
「これまではレトルトのカレーで十分に満足していたけど、このカレーを
食べたらさ、比べ物にはならないんだよ。手間をかけて作るカレーの
おいしさは違うんだね。もうレトルトなんて、食べたくない」なんて、
目をキラキラさせて言われては、私もどう言っていいのやら。
もしも、この人と結婚するようなことがあれば、毎日、カレーになるのか?と、
「それはない」と思ってしまった私。だって、カレーしか作らなければ、
確実に料理の腕が落ちてしまう。料理企画担当の編集者だった私は「ありえない」と
思っていました。カレーもいろんなカレーがあるのですから、それなりに違う
カレーとかであれば、少しは光も見えるのかもしれませんが。
その方は王道好き。変えることを好まない。うーーん?
スイーツも好きで、私がケーキ型で作る大きなプリンなら、いつも切り分けずに、
「このまま食べてもいい?」と、耐熱性のガラス器ごと抱えて、スプーンで
ひとりで全部、食べて、大喜びしてくれるけれど、こちらもバリエは好まない。
結局、いつも同じモノが好きという感じですが、それでは、「私には仕事には
ならないから困るのよねぇ」と思いつつも、口には出せない。(けんかできない
性格&両親のわがままに飼いならされていたので、基本、人からのお願いを拒む
ことはない)
仕事では、基本的に料理のプロの先生方に企画を持ち込んで、先生にレシピ提案して
いただき、撮影のときには、その先生のスタジオのスタッフさんたちが料理を
作ってくださるのですが、企画を考えるときに、実際に自分で作ってみて、企画的に
成り立つかをテストしてみるとか、企画によっては、先生方には依頼せず、私自身が
料理を作ることもあったので、カレーに時間を取られていては、仕事にさしさわりが
ある、という状況。基本的には土日祝はお休みでしたが、家で仕事をするのも
あたりまえでしたから「困ったな」と。
実家では、父がおそろしいほどの偏食っぷりで、母がとても苦労したことを
見て来ましたので、好き嫌いが多い方は敬遠していたのですが、好き嫌いというよりも、
料理への偏愛?っぷりがすごいのも、これはこれで大変だと実感しました。
その後、実家に戻ってからは、父はカレーがNGで作ることはできないのですが、
母がカレーが大好きなので、カレーが食卓に出て来ないと、「なんでカレーを作らない
のよっ」と怒鳴りつけられるので、結局、どちらも大変でしたが。
私のまわりには、偏食家が多すぎる問題。
あー、今は好きなものを好きなように作って、食べられるからとても快適(笑)
今の職場に入社してからは、1月1日にはカレーを作って持って行っています。
仕事が365日フル稼働の職場で、1月1日も出勤しますが、いつものお弁当屋さんも
お休みになってしまうので、「おつかれさま」の意味で持ちこみ。
炊飯器に入れて持って行くと、熱々をすぐに食べられるので、便利です。
タイトル画像に使ったのが、今の職場に持ち込んでいる1月1日のカレー。
使い捨てカレー皿を持ち込み、サラダも付けて、らっきょうや福神漬けなども用意して。
これも年々、体力が不足しているので、2階まで、炊飯器やら何やらを持って上げるのも
ひと苦労。
本当はごはんも炊き立てを提供したいのですが、カレーに炊飯器を使うので、ごはんは
ご自分で持って来ていただくか、レトルトのごはんを用意していますが、何杯もお替りを
してくださるほど、評判がいいので、料理は作りたい派の私は大満足。
でも、さすがに来年の1月1日は無理かなあ。
復帰しているのか。無理なのか。悩ましい。
あらたながんが見つかる可能性もなくはない状態なので、やっぱり、今はロンバケ中
ということで、次のステップまで体力をたくわえて準備したいと思います。
まず、基本的に出来上がりまで、8時間くらいはかかるので、気合が必要。
買い物から含めると、休日を1日潰すくらいの覚悟がいるので、1日しかない
休みでは作るのが厳しい(連休が必要)というもの。
若いとき、お付き合いしていた方が私のカレーが気に入り過ぎて、毎週、休みの
たびに私のマンションに遊びに来て、カレーをご所望されておりました。
当時、コンビニはすぐ近くにありましたが、カレー作りに必要な食材がそろう
スーパーまではかなりの距離があり、車を持っていなかった私は、歩いての
往復には時間がかかるし、重たいものばかりなので、毎週はさすがに辛い。
平日の仕事も帰宅時間が午前2、3時くらいがふつうだったので、若かった私でも、
さすがに毎週、休日がカレー作りで潰れるのも辛い。
第一、食べ飽きる。おいしくても、毎週はちょっと食べるのも辛い。
そこで、ごくたまには別の料理を作るのですが、食べてはもらえるものの、
「うん。これもおいしいよ。おいしいけどね。…来週はちゃんといつもの
カレーを作ってね」と言われてしまうのです。がーん。
「これまではレトルトのカレーで十分に満足していたけど、このカレーを
食べたらさ、比べ物にはならないんだよ。手間をかけて作るカレーの
おいしさは違うんだね。もうレトルトなんて、食べたくない」なんて、
目をキラキラさせて言われては、私もどう言っていいのやら。
もしも、この人と結婚するようなことがあれば、毎日、カレーになるのか?と、
「それはない」と思ってしまった私。だって、カレーしか作らなければ、
確実に料理の腕が落ちてしまう。料理企画担当の編集者だった私は「ありえない」と
思っていました。カレーもいろんなカレーがあるのですから、それなりに違う
カレーとかであれば、少しは光も見えるのかもしれませんが。
その方は王道好き。変えることを好まない。うーーん?
スイーツも好きで、私がケーキ型で作る大きなプリンなら、いつも切り分けずに、
「このまま食べてもいい?」と、耐熱性のガラス器ごと抱えて、スプーンで
ひとりで全部、食べて、大喜びしてくれるけれど、こちらもバリエは好まない。
結局、いつも同じモノが好きという感じですが、それでは、「私には仕事には
ならないから困るのよねぇ」と思いつつも、口には出せない。(けんかできない
性格&両親のわがままに飼いならされていたので、基本、人からのお願いを拒む
ことはない)
仕事では、基本的に料理のプロの先生方に企画を持ち込んで、先生にレシピ提案して
いただき、撮影のときには、その先生のスタジオのスタッフさんたちが料理を
作ってくださるのですが、企画を考えるときに、実際に自分で作ってみて、企画的に
成り立つかをテストしてみるとか、企画によっては、先生方には依頼せず、私自身が
料理を作ることもあったので、カレーに時間を取られていては、仕事にさしさわりが
ある、という状況。基本的には土日祝はお休みでしたが、家で仕事をするのも
あたりまえでしたから「困ったな」と。
実家では、父がおそろしいほどの偏食っぷりで、母がとても苦労したことを
見て来ましたので、好き嫌いが多い方は敬遠していたのですが、好き嫌いというよりも、
料理への偏愛?っぷりがすごいのも、これはこれで大変だと実感しました。
その後、実家に戻ってからは、父はカレーがNGで作ることはできないのですが、
母がカレーが大好きなので、カレーが食卓に出て来ないと、「なんでカレーを作らない
のよっ」と怒鳴りつけられるので、結局、どちらも大変でしたが。
私のまわりには、偏食家が多すぎる問題。
あー、今は好きなものを好きなように作って、食べられるからとても快適(笑)
今の職場に入社してからは、1月1日にはカレーを作って持って行っています。
仕事が365日フル稼働の職場で、1月1日も出勤しますが、いつものお弁当屋さんも
お休みになってしまうので、「おつかれさま」の意味で持ちこみ。
炊飯器に入れて持って行くと、熱々をすぐに食べられるので、便利です。
タイトル画像に使ったのが、今の職場に持ち込んでいる1月1日のカレー。
使い捨てカレー皿を持ち込み、サラダも付けて、らっきょうや福神漬けなども用意して。
これも年々、体力が不足しているので、2階まで、炊飯器やら何やらを持って上げるのも
ひと苦労。
本当はごはんも炊き立てを提供したいのですが、カレーに炊飯器を使うので、ごはんは
ご自分で持って来ていただくか、レトルトのごはんを用意していますが、何杯もお替りを
してくださるほど、評判がいいので、料理は作りたい派の私は大満足。
でも、さすがに来年の1月1日は無理かなあ。
復帰しているのか。無理なのか。悩ましい。
あらたながんが見つかる可能性もなくはない状態なので、やっぱり、今はロンバケ中
ということで、次のステップまで体力をたくわえて準備したいと思います。