我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。
Vol.11
牛久沼たまやボート11月休日大会は8日(日)薄曇りで北東の弱い風が吹く最高の釣り日和。
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しかし数日前の寒波により水温は大幅に低下しておりスタート時13.5℃、前日から気温が上がっているので何とかなるか・・・?という我々ハンドレッズの淡い希望に釣りの女神は微笑むのか?!
牛久沼は最深部でも3m程度の非常に浅い沼である。しかも本日は秋の減水で先月よりさらに水位が落ちていた。
こうなると水深のある西谷田川や、東谷田川上流の塚本の柵が有望となる。
西谷田川は細い流入河川だが岸沿いにはっきりとしたブレークがあり冬場の定番スポットである。
塚本の柵はかなり巨大な縦ストで最近大型の実績が高く先月の優勝ポイントでもある。
我々は当然得意の西谷田川へ向かう。
特に有望なのは水辺の柳などの沈木と葦のからむ複合ポイントである。
まずはモーニングバイトの大物狙いでスピナベを引く、「ドンッ!」と来れば大物のはずだ・・・が来ない・・・。
そこで早々にレインズスワンプJrの猫リグにチェンジした。
沈んだ木の根にタイトにキャストして軽くステイ、シェイクするつもりでロッドをあおるも動かない感じ、ウン?魚か根掛かりか?・・・さ!か!な!ダァ!!!そこからは毎度おなじみの高齢者とは思えない大慌て劇場、ヒーヒー言いながらネットに取り込んだ。
すぐそばで森田選手(実は本日4位)が見ていたので自慢自慢、わざわざ持ち上げて見せたわりには32cmとそこそこのサイズでした。
しかし時間はまだ7時半、今日一日スワンプを投げ続けると心に誓った会長なのであった。
信念にしたがいスワンプ撃ち続け、たまに奥に入れたいときはリングクローテキサスなんかに浮気しながらできるだけプレッシャーの少ないところを選んで釣って行く。
ここで私の猫リグを紹介しておく、シンカー1/32ozガード付きフック#1、ナイロンガードを針先にひっかけるタイプがフッキングも良く気に入っているが、このタイプはしばらく使っているとナイロンが柔らかくなってきてガードがにぶくなり針先のするどさが生きていても変えなければならない。
まぁそれでも1日2-3本なのでOKですが・・・。ロッドはスピニングによるフリッピングスタイルになるので7フィート前後と長めの堅め、そしてラインはカバー撃ちなので猫では太めのフロロ5lbか6lb、この前7lbを使ってみましたがさすがに太いようでスプールからシュルシュル出てしまいました。
そして何より重要なのは高価なラインを買うこと!これは先月優勝の横井選手に教えてもらったのですが、高いものはやはり良いのです。
ロッドやルアーをがまんしてラインを買うべきだと思います。
で、そうこうしているうちに日も高く登りアタリもなくなって来た。
こうなれば得意の「昼飯バイト」(なにかのきっかけで正午頃に急に食いが立つタイミングがあるのだ、詳しくは9月レポート参照)を待つのみ。
それでも結構真剣にスワンプを撃ち続けていると、昼飯バイトには多少早い11時過ぎに風が吹き始め、対岸のボートがスピナベで釣るのが見えた(ちなみに本日5位の瀬尾選手でした)。この日中に巻物でHIT!よし!昼飯バイトがやってきた!すぐにスピナベに持ち替えた。
上流に向かって右岸をしばらく釣り上がるとボートが係留されているパイプのストラクチャーがあった。
そこにめがけてキャストし引いてくるとストラクチャーから2mほど沖合でロッドが引き込まれた。
ヨシッ!昼飯バイト成功!25cmと小型だがこの時間帯の1尾は大きい!
ちなみに副会長は朝一で良型をばらしてしまいリズムをくずしたが、そこは年寄りの知恵と経験で乗り越え、細見広場でノーシンカーを使い連続2尾ゲットしていた。
我々ハンドレッズは副会長1120gで8位、私は800gで10位と昼飯バイトをものにして同時入賞した。
全体の成績としては出場35名中ウェイイン16名46%と11月としてはかなりの好成績、昨年は23%だった。
やはり天候に助けられた感が強いが上位10名のうち西谷田川8名、塚本の柵1名、たまやオダ1名と当初の予想どおりとなった。
魚は500gの2年魚が多数ウェイインされたのが特徴的だった(牛久沼はベイトが豊富なので成長が早い・・来年楽しみ)。
塚本の柵でただひとり釣った田中選手の1尾はまさにモンスター!52cm 2080gであった。
昼頃までまったくあたりもなかったが12時に風が吹きそのタイミングでクランクを投げたところ1発でHITした。まさに昼飯バイト!
準優勝は田口選手3本で1700g、これもビックリ!11月にバズで釣ってきた。
やはり風が出たタイミングに合わせて西谷田川上流の細見広場にある蓮畑でバズを引き、5バイト2フィッシュである・・・何回も言うが11月にバズ!
3位高沢選手はクランクベイトで3本そろえ1640g、やはり西谷田川であった。
上位10名が持ち込んだ魚は全部で18匹、この内クランクが6本と最多でスピナベ3本、バズ2本と巻物が好調だった。
その他ノーシンカー3本、テキサス2本、ヘビダン1本で、猫リグはなんと6本!そのうち私と4位の森田選手がレインズスワンプで4本獲っている。
さてハンドレッズ二人そろって入賞し気分上々の晩酌ウィスキーはサントリー角です。
エーッいまさらーって感じかもしれませんが、大会に出ると運動量が多いのですごくお腹がすきます。
だから晩酌もしたいけどご飯も食べたいでしょ?普通ウィスキーというと軽いつまみでお酒を楽しむことが多いですが、この「角」は端麗辛口、くせがなく水割りにすると食事にピッタリなのです。
それでいてロックにすると充分すぎるパンチもあり二通りに飲み分けられるウィスキーなのです。
トーナメントの夜はバクバク食べながら角の水割りがお勧めです