10月18日(日)牛久沼たまやボート10月休日大会
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水温は18.5℃、天候は快晴。水位は秋の減水で先月よりさらに低くなっていた。前夜に降雨があり、水色は濁り気味。
毎年10月は結構厳しくライトリグを駆使してチョコチョコと子バスを3匹ウェイインすると上位入賞となる事が多い。
昨年私はまるっきりのオデコであり、しかも快晴で無風に近い厳しいコンデションの中、43名という多数の出場者のもと6時半スタートとなった。
牛久沼のバスはここ数年の漁協のわかさぎ放流事業で飛躍的に型も数も良くなった。
優勝するためにはキロフィッシュ3本ばっちりそろえてライバルの鼻を開かしてやりたいところだが・・・当然そんな度胸も技術もない。
子バス3匹作戦を前頭葉に掲げ、私と副会長の仲良し高齢者コンビはイソイソと西谷田川を目指すのであった。
さらに今回は仕事で数年間アメリカ在住していた私の弟も復帰した。
我々兄弟は2002年まで「週間ルアー&フライニュース」という釣り新聞に「谷口兄弟の牛久沼トーナメントレポート」を連載していました・・・知ってる人いますか?
チョット話はずれましたが、全体に浅い牛久沼は最深部でも3m以下、最大流入河川の東谷田川ではブレークもチョコチョコッとしかない。
その点西谷田川は最も深くブレークもあるため水位の低い時期は第一選択となるのだ。
ちなみに弟は稲荷川を選択、ここも浅いなりにブレークが存在し、しかも先月の大会で私がリングクローテキサスで準優勝しているポイントなのだ。
弟は読みがバッチリ決まり、スタート30分後にはノーシンカーで1匹目をゲットしていた。
私はモーニングバイトを狙ってダブルウィローリーフのスピナベを沈木にからませながらランガンしていく。
ダブルウィローは当然わかさぎを想定している。
これで良型が1本獲れればゆうことはないのだがなかなかそうはいかない。
10月は厳しいという先入観にがんじがらめなのでいつもより早めにスピナベタイム終了、手にしたのはレインプロスタッフ人気No.1(?)のレインズスワンプJrの猫リグである。
カラーはウォーターメロンシード、ネイルシンカー1/32ozにガード付きフック、ラインはフロロの6Lbと猫使いとしては少し太めである。
牛久沼は魚がデカイくしかも葦だらけのヘビーカバーだからラインはワンランク太めがよろしいでしょう。
今日は快晴ハイライトなので猫スワンプを葦の隙間や沈木の陰にストンストンと入れていく。わずかな風にゆっくり流されつつかなり細かく入れていきました。
小さいあたりは結構あり、こりゃいいかも・・・と思ったやさき、葦とガマの境にある倒れガマののポイントでロッドが押さえ込まれた!ヨッシャ!元気に泳ぎ回るのを巧みなロッドワーク?でかわしボート際まで寄せた。
30cmくらいの小型だったのでラインをつかんで引き上げようとした瞬間!クルっと空中回転したバスはご自宅へとお帰りになったのだった。うかつでした・・・ネットを使っていれば確実に獲れたものを・・・。
こうなると気持ちがあせってしまいリズムが狂うところですが、そこは長老、豊富な経験とマインドコントロールですぐ立ち直ります。
マァそれだけたくさん失敗してるってことですよね。
でもあたりは結構あったので、これならすぐ挽回できると思ってたから落ち着けたんだと思います。
実は私、猫リグ使うの今回がはじめてだったのですが・・・ウーム、スワンプJrわるくない、イヤむしろ良い!って感じです。
さらに細かく撃ちながら上流をめざす。
細見橋のすぐ近くまで上がり水面まで垂れ下がった木とがまのからむポイントへキャスト、すぐにグググッと引き込むあたり!やっと来た!すっぽ抜けた!アァまたか!しかしばれたと言うよりバスの口からスワンプが抜けてしまったような印象があったので(上手く説明できん!)もう一度同じところへ入れると・・・ナント予感的中またあたりだ!しかもこんどはしっかりフッキングした!結構引きずり回され正真正銘の大あわてでこんどこそネットインに成功した。
33cm700gの元気なバス獲ったど~~です!
時間は9時、朝イチのタイミング的にはギリギリセーフ、スワンプまる飲みでした。
これで自信を深め30cmおきにスワンプJrを入れ続けた。
しかしだんだん日は昇り気温は25℃、結構暑く風もなし。さすがに厳しい感じがしたのでサイズダウン、スワンプミニに変更した。でもやることは同じ延々猫スワンプし続ける。それほどこの日はスワンプにコンフィデンスがあったのだ。
9時半にがまの中で小さいあたり、合わせると15cmのバスが飛んできた。スワンプミニでミニバスゲットである。
たかだか100gだが結果的にこの1尾が私の成績を15位から11位に押し上げることになる。
さすがにこの後はあたりもなく13時半終了、全体の成績としては出場43名中ウェイイン25名58%とこの時期としてはかなり好成績であった。
優勝は上位常連の横井選手、東谷田川上流つかもとの柵を1/2ozのラバージグで攻めた。大きめのクローワームをトレーラーに付けかなり大きめのシルエットである。柵に沿ってバーチカルにフォールし着底後誘いをかけて食わせたとのこと。
3尾で4140gと2位に倍以上の差をつけてダントツ勝利であった。
準優勝の生井選手は我々と同じ西谷田川をクローワームのテキサスで攻め、9時から10時半の間に3本1340g獲った。
今回の特徴としはつかもとの柵が好調だった。
このポイントは東谷田川で最も水深のある巨大な縦ストで優勝の横井選手をはじめ3位、5位、10位の選手も同じポイントだった。
今回は水深がキーポイントだったようだ。
私としては年間ポイントもゲットし、はじめて使った猫スワンプで上々の成績を出し、気持ちよく晩酌にありついた。
今回のウィスキーはスコットランドのスカッチ、USQUAEBACH(ウシュクベ)である。比較的甘口でこくのある味わい。
つまみはほとんどいらずウィスキーの味を堪能したい1本なのでつまみがわりに本日大活躍のスワンプ姉妹を添えてみた。
このウシュクベという言葉は現代の「ウイスキー」の語源であると言われています。
値段は3000円台後半とリーズナブル、会長一押しのウィスキーなのである。
レインズシュワンプとの相性はバッチリである・・・?