稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

企画展「横綱と茨城の力士」開催中

2017年08月05日 | 日記
 相撲人気の復活で,両国国技館に掲げられる満員御礼の文字を見ることも多くなりました。現役の三横綱に加え,今年新たに茨城県牛久市出身の稀勢の里関が,待望の横綱昇進を果たしました。
 今回の企画展では,茨城が誇る稲妻,常陸山,男女ノ川,稀勢の里という四人の横綱を含めた,各時代の角界をけん引した横綱たちに加え,郷土が輩出した名力士たちを紹介します。
 「茨城県の」力士たちにフォーカスを当てて展示ができるのも、第7代横綱・稲妻頼五郎生誕の地であり、長年相撲関係の資料を収集してきた当資料館ならでは。
いつの時代も注目を集める力士たち。その躍動感溢れる活躍を感じて頂ければ幸いです。


【会場】稲敷市立歴史民俗資料館2階 企画展示室
【会期】平成29年7月29日(土)~9月28日(木)の48日間
【休館日】祝日・毎月曜日・8月31日・9月19日
【観覧料】無料
【主な展示品】歴代横綱や茨城県出身力士の写真と錦絵


一押しの展示品は、男女の川関の化粧まわしと、曙関の横綱でしょうか。共に大変重量感があり、お相撲さんはこの両方をつけて土俵入りをするのだなあ、とびっくりするような迫力です。
当館では企画展室以外にも、稲妻雷五郎の業績を展示した第三展示室や、千代の富士優勝額、屋外には歴代横綱と手形を比べられるオブジェが常時展示してございますので、ぜひ合わせてご覧いただければと思います。