当館で、もっとも大きな展示物と言えば、こちらの馬の骨。
戦国時代の馬で、全身骨格が良好な状態で出土しているのは、現在のところ武田氏館跡だけ。
手をかけて育てられ、おそらくは軍馬として某武将のお供をしたはず。
その馬が、この度、ホントに本気でご出陣!?
目指す戦場は・・武田・上杉激戦の地、川中島!
実は、9月から始まる、長野市立博物館の企画展示
「THE EXPO 善光寺 2021 甲信越戦国物語」にて、当館の馬も展示されることに。
長野市立博物館は、川中島古戦場史跡公園にある博物館。
今回の企画展では、善光寺や神仏との関係を通して、もう一つの川中島の戦いを紐解くとか。
レプリカとは言え、一本一本の骨を正確に複製し、その専門の方に組み立てていただいたもの。
とっても注意の要する展示品。
ということで、専門業者さんに梱包、輸送をお願いしました。
頭部を外しております。
この後、綿を和紙で包んで作られたお布団、さらにふわっふわのワタに包まれて。
「真綿にくるむように」とは、まさにこのこと。
表面のチェックも行われ・・・
輸送中、展示品がなるべく動かず、なるべく負担がかからないように、
ベニヤに和紙に、発泡スチロール、ポリウレタンなどが総動員。
馬のサイズぴったりの木枠に入れられ・・・
目指すは川中島!いざ出陣!
長野市立博物館の企画展示
「THE EXPO 善光寺 2021 甲信越戦国物語」の情報はこちらからどうぞ。
会期は、2021年9月4日(土)~9月26日(日)
休館日(9/6(月),13(月),21(火),24(金))にはご注意ください。
しばらく川中島へ出陣中で、甲府への帰還は、10月2日(土)の予定です。
そのようなわけで、臨時休館明けとなる9月13日(月)から当面の間、
馬骨は、信玄ミュージアムを留守にしますので、ご来館される際は、どうぞご容赦ください。
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