戦国時代にその名をとどろかせた武田信玄公の500回目の生誕日を、11月3日、
晴天の下で無事迎えることができました。
今から500年前の大永元年(1521)に駿河から侵攻した今川勢が甲府に迫る中、
前年に築城した積翠寺丸山(現、国史跡要害山)で誕生しました。
一説には麓の積翠寺には産湯に使用したとされる井戸もあり、積翠寺で誕生したとも言われます。
その後のことは話せば長くなりますので、今回は割愛させていただきますが、
信玄公の時代には甲斐国内での戦がなくなり、甲斐国内は安定。
治水事業や金の生産、重さや量の統一など、その治世において整備された様々な
制度や遺産が江戸時代まで引き継がれ、山梨県では今でも信玄公は英雄として語り継がれてきたのです。
そして、記念すべき生誕から500年目の節目を祝おうと、
信玄ミュージアムでは、当日2つのイベントを開催しました。
まずは、戦国パフォーマンス宴‐UTAGE‐
午前午後に分かれて、出演者3名1団体によるサムライ達のパフォーマンスが
開催されました。
蛍丸(ほとまる)さんのギターから奏でられる和音の音色とともに、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/08/f0fa663805847e02e16bf5fd31f59826.jpg)
吉村さんによる見事な居合抜刀、そして、Padmaさんの華麗な演舞
傭兵部隊 青竜隊による迫力ある殺陣
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/39/b776da7ad9bb1bb95366cf661c0587dc.jpg)
生誕日を祝うように戦国時代の雰囲気を醸し出しながら、多くの方にお楽しみいただきました。
ご出演いただいた皆様にも感謝です。
そして、ミュージアム特別観覧ツアーも午前午後の2回開催されましたが、おかげさまで
どちらも定員オーバーながら感染症対策の範囲内の人数でいつもと違う見学を
お楽しみいただきました。
特別展示室では、展示ケース内に収まっている遺跡からの出土品のほか、当時使用されていた
銭や鉄砲玉の重さも体感いただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ba/2c89370b981800339482fd0ff14c2a98.jpg)
そして、日ごろは複製が飾られている戦国時代の馬骨。
こちらも特別に、本物を直接手で触れていただきました。
500年近く地中に埋もれていたとは思えない、しっかりとした馬の前脚の骨を左右ご用意し、
手に取って実際の骨と複製の骨を比べていただきました。
また、史跡武田氏館跡の見学ツアーでは、武田神社さんのご協力の下、
普段は進入禁止となっている区域まで見学させていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/fd/7d9c49c6fa82ec346b85ef1bca1e7b4a.jpg)
準備に精いっぱいで、参加者の方の感想を伺う準備も整わず、満足いただけたか定かではありませんが、
信玄公生誕500年記念の1日を信玄ミュージアムで楽しんでいただけたのではないかと、
勝手に想像しているところです。
もう、ここまで大きな節目の機会もしばらくありませんが、
信玄ミュージアムでは、またコロナ感染拡大の様子を見ながら、いろいろと
参加いただける機会を設けていきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。
なお、3日スタートの特別展示室の各展覧会や配布物も好調なスタートを切っています。
限定御城印は、予想以上のペースで配布中。
3日は、大勢の方にお越しいただき、長蛇の列までできてしまいましたが、
それ以後は比較的順調にご入館いただいています。
それ以後は比較的順調にご入館いただいています。
土日は、混雑する場合もありますので、事前にご連絡いただけると幸いです。
一人でも多くの方に記念の印が行き届くよう、限定配布期間は、原則として
一人でも多くの方に記念の印が行き届くよう、限定配布期間は、原則として
お一人様一枚までとさせていただいています。
御城印だけを目当てとして、限度を越えた回数のご入館が確認された方には、
事情をご説明の上、通常版の御城印配布に替えさせていただきます。
当館では展示見学の促進を主として、販売ではなく、それ自体は記念品として無料配布しています。
どうぞ、当館の御城印配布の趣旨をご理解の上、ご協力をお願いいたします。
通路にはフォトスポット信玄公本陣も出現中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/3f/38e4819b513775dfb21ab3dd32049b03.jpg)
お屋形様になりきって写真をどうぞ。
休みの日には元気な子供たちのエイエイオーの掛け声が事務所まで響いてきます。
元気いっぱいでいいですよ。
魂の故郷たる甲斐山梨へ帰省の度に立ち寄らせて頂いておりますが、皆様本当に親切に対応下さり、それが良き思い出となっております。
何事も無ければ記念すべき11/3を甲府で迎えたかったのですが、病に抗う事が出来ず、馳せ参じる事が叶いませんでした。
いつかまたお邪魔出来る事を夢見、今は闘病に専念したく思います。
こちらこそ、いつも遠路お越しいただき、心より感謝しているところです。
体調が優れないようでとても心配です。
現在、ミュージアムでは信玄公の信仰をテーマの展示を開催しています。
信玄公も自らの武運長久や長寿延命を神々に祈願していますので、私どもスタッフ一同、甲斐国から武田出羽守様の病の平癒をお祈り申し上げます。
これから寒さも増してきますので、くれぐれもお体をご自愛いただき、暖かくなる頃にはお元気になられ、またご来館いただける日をお待ち申し上げます。