2012年4月19日、環球時報によると、台湾の李登輝(り・とうき)元総統が「これまで何度も話しているが、尖閣諸島は日本の領土だ」と改めて言及し、 日本の石原慎太郎都知事が尖閣諸島を東京都が購入する意向を示したことについて、「国の政治が良くないせいだ。台湾と同じだ」と語った。
また、2010年9月に起きた尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船と中国の漁船が衝突した事件について、日本政府が漁船の船長を釈放したことを「きわめて遺憾だ」と語った。
中 国政府が尖閣諸島の領有を主張していることについて、李元総統は「中華帝国覇権主義的な領土観にもとづいた主張であって、かつて朝貢していた国を自分たち の領土の外周だと考えている」と評し、根拠として挙げている古文書も清の時代に光緒帝が皇太后の病気を治すために民が尖閣諸島の近海で採った薬草を使い、 後に島をその民に与えたというだけで、「国際法上、何の根拠にもならない」と指摘している。
李元総統は以前、日本のメディアに「尖閣諸島は日本の領土であり、道理に合わないことを主張する中国に譲歩する必要はない」と語ったり、中国の主張を「美人を見て自分の妻だと言っているかのようだ」と話して波紋を呼んでいた。
空中核爆発(広島/長崎)と地表核爆発(ビキニ環礁)では被害は大きく異なる。
これは地表核爆発の場合、大量の土砂が放射化され死の灰となるためである。
広島での放射線被害は半径2km以内だがビキニ環礁の核実験では150km以遠でも急性放射線障害が発生している。
広島では、放射性物質は1週間で急激に減衰し1年後には核汚染は残っていない。
地表核爆発のソ連核実験場では、50年経った現在でも危険なレベルの核汚染が残っている
広島での生存率は、爆心地から500mでは10%だが、2,250mで90%、4,000mで99%まで上がる
500m以内の近距離生存者のいた場所は、コンクリート建造物内、地下室、満員電車内に集中
近距離生存者の死亡時の平均年齢は 74歳。直後の死亡を避けられれば、健康被害は発生するが寿命が短くなることはない
即死者の主要な死因は、衝撃波によるガラス片の飛散による
核攻撃の警報があったら、可能であれば地下街へ。せめて、ガラス窓の見えないところに退避する。
都心が20ktの核攻撃を受けた場合、初期被害で50万人が死亡。負傷者は300~500万人。その後の死傷者数は、放射線対策で軽減可能。
地下鉄は多分無事。地下は核汚染も受けにくいので、都心脱出には地下鉄を使う。
周囲の建物が大破してる地域(爆心地から2km以内)は、とにかく危険なので逃げる。
半壊地域(2~5km)では、死の灰が降り注ぎ放射線が大量に飛び交う爆発後1時間は近くの屋内に退避し、その後脱出する。
建物に被害がない地域(5km~)では、退避せずに、1ヶ月ほど部屋を閉め切って極力出歩かない方が安全。ただし、死の灰が降下する地域は除く。
1ヶ月も経てば、野外の放射性物質は、比較的安全なレベルまで減衰する。
出歩くときは、帽子、マスクは必須。ただし、死の灰が降ってるときは絶対出歩かない。
死の灰を被ったらとにかく洗え。着てた服は屋内に持ち込まない。
昆布を食べる。
核攻撃から生き延びる
核兵器が使用された場合でも、爆心地か、あるいは爆心地から数キロ以内にいるのではない限り、爆発の際に放射能の曝露を避けるためにある程度の肌の露出の遮断をしてシェルターに避難し、放射能物質が減衰するのを待てば、生き残ってしまう。
核攻撃からの生還は誰にでもできることだ。
核爆発の際に放出される最初の放射線と、直後に降下してくる残留放射能(放射性降下物と呼ばれる)は大変危険だが、物質が減衰するか、拡散することによって、危険レベルは低くなる。
放射線のタイプ
核放射線は、3種類の主要な放射線を含んでいる。
アルファ線
紙、あるいはヒトの皮膜によって遮ることができる。アルファ粒子が吸入されるか、口から摂取されるか、あるいは傷などを通して体内に入った場合、組織と細胞に損害を引き起こすことがあり得る。
ベータ線
皮膚、あるいは、より厚いシールド(木のような)で止めることができる。吸入されるか摂取された場合、ベータ粒子が内臓に重い損傷を引き起こすこ可能性がある。また、目の損傷や皮膚に火傷を引き起こすことがある。
ガンマ線
ガンマ線はもっとも危険で、人間の体の全身を透過することができ、体内のあらゆる器官と血液、骨を通して全身の細胞に損傷を与える可能性がある。放射線は神経細胞を刺激しないので、放射線が体に吸収されても、何らかの感覚を感じることはない。高水準のガンマ線に晒された場合は放射線障害に陥るか、あるいは死に至る。ガンマ線を遮断して、身を守るためには、暑く遮断されたシェルターが必要となる。
放射性降下物から身を守る。
距離
放射性降下物から離れていればいるほど良い。
シールド
放射性降下物との間を、できるだけ重くて密度の高い材料で遮る。
たとえば、厚い壁、厚い土、コンクリート、レンガ、水、本など。
部屋から出ない。地下に留まる。
地下のシェルターでは、放射線の曝露は 90パーセント減少する。
10センチメートル未満の土や大地も、約 50パーセントのガンマ線の侵入を防ぐことができる。
時間
放射性降下物の大部分は、急速にその効力を失う。
核攻撃の後、時間が経てば経つほど、危険は減少する。
爆発の後、放射線の量は、7時間ごとに10倍ずつ減少する。
たとえば、 500ラドのレベルは、7時間で 50ラドまで下がり、そして、2日(49時間)後には 5ラドまで減少する。
もしもあなたが良いシェルターを持っているのなら、そこで7時間じっとしていれば、生き残る可能性は高くなるということになる。
通常の屋内での避難場所
地階
地階がある場合、もっとも深い場所の隅に行く。
自宅に地下施設がない場合は、窓から離れた家の中心部に留まる。
ビル
ビルの中心部に行く。できれば、9階よりも上のフロアが良い。
いる場所が、屋根や天井の隣だったり、同じフロアの場合は、ひとつ上か下に移動する。
屋根や天井には、放射性降下物が溜まるからだ。
また、放射性降下物は地上にも溜まるので、1階に留まるのも避ける。
屋内のシェルター化
簡単な方法で、危険な放射線から身を守るための急場でのシェルタを、自宅や仕事場などに作ることができる。
1. 適当な場所に、大きくて頑丈な作業台かテーブルを置く。もし、テーブルがない場合、箱や家具の上にドアなどを置いてテーブル状のものを作る。
2. テーブルの上と横にできる限りの遮断物を積む。それは、たとえば、家具、キャビネット、電気機器、本などが詰まった箱、埃や砂を詰めた枕、食べ物の詰まった段ボール、水、コンクリート、ブロックなど。これをあなたのいる回りを取り囲むように置いていく。テーブルの上は、テーブルが壊れない程度にすること。必要なら、テーブルの足を強化するために家具などで補強する。
3. 作業がある程度終了したら、そこにいる全員がただちにテーブルの下に入り、内部から密閉する。
4. 中から空気を入れるための 10センチ程度の小さな空気穴を2つ残すか、ない場合は開ける。穴は両サイドに、ひとつは高い位置に開け、もうひとつは低い位置に開けることによって、空気の流れが良くなる。
5. この簡易シェルターには、放射線発見装置とラジオ、携帯電話、数日分から数週間分の水と食料、そして薬や公衆衛生用品を入れること。
核攻撃の際に爆心地やその周辺にいた場合は、まず助からない。
しかし、そのゾーンより数キロ外にいる場合は、上記の方法などで、48時間かあるいは2、3週間、シェルター内(自宅内のシェルターでも)に留まることができるのなら、生き残る可能性が高い。