晴れ、ときどき虹。

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私が欲しかったもの

2008-12-06 22:12:20 | 日常生活
雪。
昨日から冷え込んでいたし、天気も良くなかったので、どうなのかなぁ・・・と思っていたら、案の定雪が降っていた。

今日、北九州まで外出する予定があった夫は、都市高が通行止めになっているかどうかを心配していたようだった。

「ねぇ、あのさ、寒い中申し訳ないんやけど・・・」
「なんね?」
「車の中、掃除して・・・」
「はい?なんで私が?今日、誰か乗せるんやろ?やけん、片付けて欲しいんやろ?」
「うん・・・」
「なんで昨日のウチに言わんのよっ!!今日、雪が降りそうって、予想できたやろうが!!
いっつも、いっつも・・・だいたいねぇ!あんた、余計なもんが多すぎるって!!」
「・・・・・(泣)」

夫、泣きそうな顔をして、寂しそうに玄関を出て、車のエンジンを掛けていた。

さすがに言い過ぎたかな?と思い、結局、寒い中、車内の掃除をしてやったのだが・・・。

・・・どこまで人がいいんだ、私は・・・。

もう、自己嫌悪である。


しばらくすると、娘が「雪遊びしたい」と言いだし、マフラーと手袋をあてて、雪だるまを作っていた。

上手い具合に事が運ばず、なにをやってもうまくいかない。
精神的な不安定さと相まって、自分でどうしていいのかわからない。

昼過ぎ、娘を皮膚科に、息子をとこやに連れて行った。
皮膚科ととこや、近距離なので、一緒に片付けてしまおう!と言うわけだ。

しかし、二人ともわがまま三昧を私に言い、挙げ句、自分の要求が通らないと二人で喧嘩まで始める。

その様子を見ているだけでイライラ。

細かいことは書かないが、正直、気分がおかしくなりそうなくらい、私がもう限界だった。

「もう!いい加減にして!!なんであんた達は・・・もう知らん!!」

二人とも、黙り込んだ。
その表情も「お母さんにひどいことした」って、何となくだがそう思っているような、そんな感じだった。


帰宅したら、すでに夫が自宅に。

夫は私の様子を見て驚いたようで「どうしんたん?なんかあったん?」と心配そうだった。

「おまえ達-、またお母さんを困らせるようなことしたやろ?あ~あ」



このままだと、どんどん落ち込みが激しくなる。
これはなんとかしないと・・・と、事情を説明し、自宅を出る。

行くところなどない。

一旦、実家に寄る。

ちょうど夕食の準備が終わったところで「食べて行きなさい」と、声を掛けられる。
その言葉に甘えてしまい、久しぶりに、両親・弟・私で食事。

父は「これ食べなさい」と、おかずを取り分けてくれたりして、ほんと、いつまで経っても私が小学生みたいに扱われるが・・・。


なんとなく、気持ちが落ち着いた。


私は、ただ、無条件に自分を大切にしてくれるということを、心のどこかで求めていたのではと思った。


「私がしてやって当たり前」「こんなんは、お母さんがするから」

夏、私が寝込んだとき、家族は心配したっけ・・・?
昨年の12月、熱を出し、副鼻腔炎になり、ひどい頭痛で吐き気までし、どうにもならない肩こりを起こしたときも、家族の誰も心配しなかったなぁ・・・。


自宅に戻ると、何一つ部屋は片付いてなく、夕食も誰も用意していなかった。
片付くどころか、余計に散らかし「おなか空いた-」とだけ・・・。


ずっと黙って、ただ不機嫌なだけ。
とりあえず、夕食の準備だけはしてやった。


もう、なにもしたくない。

私を求めるだけのことは、やめて・・・。
与えるだけのオンナにはなりたくない。

私も欲しい。

・・・なにが?