木枯し紋次郎
上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたという。
十歳の時に故郷(くに)を捨て、その後一家は離散したと伝えられ、
天涯孤独な紋次郎が、何故、無宿渡世の世界に入ったかは定かでない。
ブログの表題、あえて「’09」をつけてみた。
あの「木枯し紋次郎」が、江口洋介でリメイクされると言うことを知り、私は「半分楽しみ・半分複雑」という、よくある感情で放送日を待っていた。
「木枯し紋次郎」は、ちょうど私が生まれた年辺りに、非常にヒットした時代劇である。
主演の中村敦夫以外は、レギュラー無し。
リアルな殺陣と、クールな決めゼリフにたたずまい、そして上條恒彦が歌う「誰かが風の中に」のテーマ曲。
元々、主題歌が好きだったのだが、話のおもしろさにも惹かれて、再放送される度に見ていた。
ストーリーそのものは、かなり「鬱」になる・・・というか、どんでん返しも多く、「あ!」と思って終わったり、何とも言えない虚無感が漂ったり等が多いので、明るい笑いや勧善懲悪を求めるものではない。
「あっしには関わりねえこって」
・・・と言いながら、なんだかんだと巻き込まれる紋次郎。
中村敦夫は、まさに「はまり役」だった。
今日、「めざましテレビ」で、新旧紋次郎をちょっと比較していたのだが・・・。
「紋次郎の合羽が長くなって、おしゃれ度アップ!」と言っていたが・・・。
短い方が良い!長いと邪魔!!
とりあえず、本放送を見てから、感想を書こうか・・・。
まず、江口洋介。
彼はとても頑張ったと思う。
中村敦夫のイメージも、うまく残していたように思う(あくまでも私の感想)。
ただ、容姿が甘めなので、クールさに欠けるか?
まぁ、そこは回数を重ねればいいのかな?(って、次の放送はあるのかね?)。
でも、紋次郎。
・・・しゃべりすぎ
・・・関わりすぎ
・・・楊枝、武器にしちゃダメ
気になったのはこの辺かな。
身の上話をベラベラしゃべるのは・・・と思ったのだが、それは、「初紋次郎」視聴者への配慮なのか?
(赤子の時こんにゃくで間引きされ(殺される)そうになるが、姉の機転で間引きされなかったことなど)
それと、最後に楊枝から「木枯らし」の音が鳴らなかったのは、ちょっと惜しい。
楊枝を研ぐ場面もあれば・・・と思ったが、それまで求めたら贅沢か?
脇役。
けっこうよかったかな?
あの「やるせなさ」、ともさかりえが殺されたシーン、鬱になるよ、まったく。
若村麻由美の悪女もきれいだったし、渡辺いっけいもよかったかな。
小澤征悦とは、ラストで対峙するだろうなと思っていたが、その読みは当たった。
細かい(?)ところ。
ナレーションは女性だったが、これは男性にやって欲しかった。
芥川隆行氏を彷彿とさせるような声がよかったかな。
(芥川氏は故人)
主題歌。
そのまま流されていたのは嬉しいが、場面に合ったところで使って欲しかったかなぁ・・・。
けっこう、音楽って重要だなと、改めて感じた。
画質は、今現在の主流であるビデオ撮りだったろうが、そこまで気にならなかった。
下手すると「セットの中で衣装を着ました」といった感じがぬぐえないものもあるので。
さすがに、フィルム撮りは難しいだろう。
外の景色も、多分CGなどでかなり加工しているのだろうが、よくここまで!と思う。
元祖(?)紋次郎の中村敦夫も、1シーン出演していたが、やっぱり「格」が違う。
少しだけだったが、すごみがまるで違う。
まだ、紋次郎でもイケル!とすら思っちゃったりして。
いずれにせよ、原作者の笹沢佐保、監督の市川崑、ナレーターの芥川隆行、それぞれが故人なのだが、私個人としては「思ったよりもよかった!」だね。
しかし・・・
テレビ朝日の「必殺!」とぶつけている辺りが、いやはやなんとも。
(必殺シリーズは、紋次郎つぶしで生まれた)
もし、見る機会があれば・・・また見てみたい。
よかったらどうぞ。主題歌&エンディング(ナレーション入り)です。
「誰かが風の中で」木枯し紋次郎オープニング。
エンディング。
上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたという。
十歳の時に故郷(くに)を捨て、その後一家は離散したと伝えられ、
天涯孤独な紋次郎が、何故、無宿渡世の世界に入ったかは定かでない。
ブログの表題、あえて「’09」をつけてみた。
あの「木枯し紋次郎」が、江口洋介でリメイクされると言うことを知り、私は「半分楽しみ・半分複雑」という、よくある感情で放送日を待っていた。
「木枯し紋次郎」は、ちょうど私が生まれた年辺りに、非常にヒットした時代劇である。
主演の中村敦夫以外は、レギュラー無し。
リアルな殺陣と、クールな決めゼリフにたたずまい、そして上條恒彦が歌う「誰かが風の中に」のテーマ曲。
元々、主題歌が好きだったのだが、話のおもしろさにも惹かれて、再放送される度に見ていた。
ストーリーそのものは、かなり「鬱」になる・・・というか、どんでん返しも多く、「あ!」と思って終わったり、何とも言えない虚無感が漂ったり等が多いので、明るい笑いや勧善懲悪を求めるものではない。
「あっしには関わりねえこって」
・・・と言いながら、なんだかんだと巻き込まれる紋次郎。
中村敦夫は、まさに「はまり役」だった。
今日、「めざましテレビ」で、新旧紋次郎をちょっと比較していたのだが・・・。
「紋次郎の合羽が長くなって、おしゃれ度アップ!」と言っていたが・・・。
短い方が良い!長いと邪魔!!
とりあえず、本放送を見てから、感想を書こうか・・・。
まず、江口洋介。
彼はとても頑張ったと思う。
中村敦夫のイメージも、うまく残していたように思う(あくまでも私の感想)。
ただ、容姿が甘めなので、クールさに欠けるか?
まぁ、そこは回数を重ねればいいのかな?(って、次の放送はあるのかね?)。
でも、紋次郎。
・・・しゃべりすぎ
・・・関わりすぎ
・・・楊枝、武器にしちゃダメ
気になったのはこの辺かな。
身の上話をベラベラしゃべるのは・・・と思ったのだが、それは、「初紋次郎」視聴者への配慮なのか?
(赤子の時こんにゃくで間引きされ(殺される)そうになるが、姉の機転で間引きされなかったことなど)
それと、最後に楊枝から「木枯らし」の音が鳴らなかったのは、ちょっと惜しい。
楊枝を研ぐ場面もあれば・・・と思ったが、それまで求めたら贅沢か?
脇役。
けっこうよかったかな?
あの「やるせなさ」、ともさかりえが殺されたシーン、鬱になるよ、まったく。
若村麻由美の悪女もきれいだったし、渡辺いっけいもよかったかな。
小澤征悦とは、ラストで対峙するだろうなと思っていたが、その読みは当たった。
細かい(?)ところ。
ナレーションは女性だったが、これは男性にやって欲しかった。
芥川隆行氏を彷彿とさせるような声がよかったかな。
(芥川氏は故人)
主題歌。
そのまま流されていたのは嬉しいが、場面に合ったところで使って欲しかったかなぁ・・・。
けっこう、音楽って重要だなと、改めて感じた。
画質は、今現在の主流であるビデオ撮りだったろうが、そこまで気にならなかった。
下手すると「セットの中で衣装を着ました」といった感じがぬぐえないものもあるので。
さすがに、フィルム撮りは難しいだろう。
外の景色も、多分CGなどでかなり加工しているのだろうが、よくここまで!と思う。
元祖(?)紋次郎の中村敦夫も、1シーン出演していたが、やっぱり「格」が違う。
少しだけだったが、すごみがまるで違う。
まだ、紋次郎でもイケル!とすら思っちゃったりして。
いずれにせよ、原作者の笹沢佐保、監督の市川崑、ナレーターの芥川隆行、それぞれが故人なのだが、私個人としては「思ったよりもよかった!」だね。
しかし・・・
テレビ朝日の「必殺!」とぶつけている辺りが、いやはやなんとも。
(必殺シリーズは、紋次郎つぶしで生まれた)
もし、見る機会があれば・・・また見てみたい。
よかったらどうぞ。主題歌&エンディング(ナレーション入り)です。
「誰かが風の中で」木枯し紋次郎オープニング。
エンディング。