
今年も、共生・平和長崎自転車隊の季節がやってきた。
長年、取り組んでいるものの、実は参加したことがない。

毎年、奉納する折り鶴を折ったり、束ねたりする作業をしているが、今年はスタッフに手を挙げた。
宿泊で終日携わるスタッフではなく日帰り応援ということで、深夜未明に福岡を出発し当日早朝に長崎入りして、爆心地までを走る自転車を応援する人の責任者ということになる。
深夜2時過ぎに自宅を出発し、集合場所へ。
しばらくしたら、バスが到着。

3時30分の出発までに、参加者が集まる。
いつもは熟睡している時間なので、備えて前日は早く床に就くようにしていたが・・・。
なかなか眠れないのよーーー!!


気が付いたら、自宅を出る時間になっていたので、実質は2時間ぐらいしか寝ていない。

それでも、気が張っているのか、バスに乗って、道中でほかの参加者を乗せ、全員が揃って・・・その他諸々、役割が外れるまで、眠気が来ることはなかった。

今年は台風の影響で、大幅に自転車の行程が見直され、日程も一日短かった。
気温もそこまで上がらず、途中で土砂降りに見舞われたりすることもあり、寒いほどだった。
雨のせいかかなり渋滞しており、かなり時間が押してしまい、自転車隊・銀輪隊ともにようやく長崎市内、爆心地付近入り。

沿道でたくさんの声援を投げかける応援する人々。
私たちだけではなく、他県からの参加者も多く、それに伴っての応援の規模も、それま素晴らしい。
過去に、DVDを見たことはあるが、実際に目の当たりにすると、この空気感を肌でひしひしと感じ、様々な思いが胸をよぎる。
爆心地近くは、うちの共生・平和長崎自転車隊のみならず、様々な団体がそれぞれの幟を掲げて行進し、あちこちで集会を行っていた。
その光景は、なかなかに見ることが出来ず、しっかり目に焼き付けておこうと思った。
こんな世の中だからこそ、平和をきちんと語っていくことは大切だし、命あって、平和あっての様々な「人間活動」なのだと思うのだ。
平和のつどいの写真も撮ったが、たくさん顔が映り込んでて、加工したら余計に「??」な画像になるので、割愛。
11時2分。
原爆投下時刻。
あちこちで集会があり喧騒している中、この時間だけは被爆者の追悼し、静かになる。

集会終了後、それぞれが持参した折り鶴を奉納。

たくさんの白い花束。

なかなか天気は回復せず、時折雨がぱらつく。
折り鶴奉納後は、長崎原爆資料館へ。
その後、昼食を食べ、帰りのバスに。

「不戦」にゼッケンを返却し、役割も終わる。
帰りのバスで眠気が来るかな?と思いきや、そこまで寝ていたわけでもなく、少しうとうとしただけだった。
博多駅でバスを降り、JRで自宅へ。
深夜から活動しているので、とても長い一日だった。

観光で出かけたわけではないが、快く送り出してくれた家族にお土産。

来年は、他団体で夫が長崎に行くので、来年は私は参加できない。
(集合場所まで行けないので)
貴重な経験だったと思う。
勇気がいったが、思い切って手を挙げてよかった。
受け身だけではなにも始まらないこともある。
きちんと行動する、これは大事なことだって思う。
記9月23日