仲良くしていただいた元同僚が亡くなった。
私よりも若く、まだ41歳だった。
木曜日、機種変更をしたとお知らせをいただき、月曜日に入った訃報。
いったい誰が信じようか?
こんなことがあっていいの??
ねえ?
現在の上司から連絡をいただき、しばらくスマホの画面を見ては、腰が砕けたような状態になり、嗚咽を漏らしながら泣いていた。
その様子を娘が見て、心配そうにしていた。
握りしめたスマホに着信が。
当時の元上司だった。
電話に出た途端、二人とも泣き崩れ、散々に取り乱した。
「なぜ!なぜ!なんでRさんを連れて行ってしまうのーーー!!」
Rさんを頼りにしていた元上司は、それは、私がしっかりしなきゃ!と思うほどに、打ちひしがれていた。
当時の同僚に声をかける。
「機種変更した」って連絡が来て、まだ一週間も経っていないんだよ??
火曜日、黒のブラウスを着用し、黒のスラックスとストッキング、ヒールを準備して職場に向かう。
「昨日の連絡はびっくりしたね。信じられないよ」
関りがあった同僚が声をかける。
Rさんは、私が本部勤務になった年に、この仕事から転職した。
もともと熱望されていた職業になり、議事録などで彼女が頑張っている様子などを、あちこちから見聞きしていた。
最後に会ったのは、今年の1月。
DAYZ初の遠乗りで、牡蠣を食べに行った、あの日だ。
まさかそれが最後になるだなんて、夢にも思わなかった。
博多から北九州市へ向かう。
駅から歩いてほど近い葬儀場へ。
会場内に飾ってあった、彼女の遺影。
・・・私は・・・
なんで自分よりも若い人を、こんな形で見送っているんだろう?
なんでここにいるの?
ねぇ??
久しぶりに、当時の元同僚が上司を含めてそろった。
誰もが、信じられないといったような、そんな表情をしていた。
急性心不全だった。
だって、牡蠣小屋行った日だって、彼女も新しい車に乗ってたじゃん。
また会おうっ!って言ってたじゃん!
機種変更したって・・・。
なんで急に?
棺の中の彼女は、苦しんでいるような表情でもなく、いつものように穏やかだった。
綺麗で頭も切れ、時々面白いことを言っては周囲が笑う、そんな彼女だった。
1年間しか同じ職場ではなかったが、とても楽しい日々を過ごせたのは、仲間がいてこそだった。
飲み会やその他で撮った写真も、どの年よりも多かった。
スマホに入った写真を眺め、もう二度とこのメンバーで会うことはないのだと思うと、いたたまれない。
と、同時に、日々を大切に、過ごしていこうと。
「またね」と私はよく言う。
だって、これが最後だって、思いたくないから。
人と会う時間の大切さ、喜怒哀楽を共に過ごすことの大切さ、後悔しないように生きていくことの大切さを、彼女から学んだ。
そして・・・無理しないように。
桜に季節に友人が逝った。
Rさん、私は絶対に忘れない。
今までありがとう・・・さようなら・・・そして・・・またね。
記5月6日