晴れ、ときどき虹。

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詩集

2006-03-16 11:26:37 | 過去日記
かれこれ12年前、とある伝で、地元を中心に活動している詩人、山本よしきさんの詩集を購入した。
それも、直接本人から。
絵画や詩の朗読、パントマイム系のパフォーマンスのイベントだったように思う。
そのときは、ちょっと言葉を交わしただけだったのだが、その詩集はお気に入りで、詩集が入っていた紙袋も大切にとっていた。
自費出版であろうこの詩集は、「ピエロのいち二3詩~カルテット」というタイトルで、まだ「山本良樹」と表記されているころのものだった。(現在はよしき)
紙袋にも、裏表紙と同じピエロの版画があったので、大事にしていたのだ。 

その後地元では、「名前は知らなくても、あの看板は知っている」という、有名人になった。
地元の人間ならわかるだろうが、八木山峠(飯塚~篠栗)や大野峠(同)の道路沿いに、なぞなぞやおもしろいキャッチコピーなどを描いた看板が点々と存在しとても目を引くので、看板の存在はかなり有名だ。

よしきさん自身も、八木山峠でギャラリーを開いたりと、様々な活動をしておられるので、知名度も浸透している。

先日母が、よしきさんのギャラリーに足を運んで、とても感激して帰ってきた。
それ以降、時々よしきさんのギャラリーに出向くようになったらしい。
で、以前、私が「よしきさんの詩集、持ってるよ。もう、相当前に買ったものだけど、直接本人から買ったよ」と話したら、母が「ちょっと貸して。今度よしきさんのところに持って行くから」と言われた。
母に詩集を預けておいたのだが、それを本当によしきさんのところに持って行ったらしい。

母が「よしきさんに見せたら、すごく喜んでいたよ!かなり前の物なのに、紙袋まで録っておいてくれたなんて!と、感激していたよ!」と、母がちょっと興奮気味に話していた。
詩集には、よしきさん直筆で「○○さんへ(本名)」と私の名前が書いてあり、俳句が添えられてあった。
私も、そりゃー感激しましたよ!!
12年もの時を経て、この詩集がまさかよしきさん本人の手に触れるなんて!
しかも、サイン入り。
今まで以上に、この詩集を大事にしようと、あらためて思った。

娘が幼稚園に行ったら、私もよしきさんのギャラリーに行ってみよう。
この詩集を持って。


3月なのに

2006-03-14 10:47:08 | 日常生活
昨晩から雪が降っていた。
うそでしょ~!?
ここ、九州だよ??

屋根の上にはうっすらと積もっていたが、昨晩は道路も真っ白だった。
日が出ているので溶けたようだが、冬物のジャケットをまた引っ張り出して着ている。

先週がとても天気が良く、気温も高かったので、このまま春になるのかと思っていたのだが・・・。
甘かった・・・。


東京一の日常会話

2006-03-11 16:20:08 | 音楽話
ここ一年ほど、また「SATURDAY WAITING BAR AVANTI」を聴き始めた。
この番組自体は、私が独身の頃から放送していたので、かれこれ14年以上はやっているんじゃないだろうか?
結婚してからも、しばらく聴いていたのだが、子供が生まれ、今の自宅に引っ越したのだが、なかなかきれいにFMが入らないということもあり、聴く機会が無くなってしまった。
子供も少しずつ大きくなり、コンポのFMアンテナをようやくつないでみた。
土曜日、午後2時からの「ポップスベスト10」が流れたときは、一気にタイムスリップした気分になった。
なんと言っても、20年ぐらい前のエアチェックテープを、私は未だに持っている。

そして5時の「SATURDAY WAITING BAR AVANTI」。
いつの間にか、バーテンダーが、ジェイクからスタンに代わっていた。
それでも紳士との会話や、番組が持つ「大人の雰囲気」はそのままだったし、取手さんも健在だ。

「東京一の日常会話」らしく、洗練された大人の番組と言った印象が強く、20代前半のころは「ああいった場所が似合う女性になりたいな」と、ちらっと思ったこともあった。
今35歳。誕生日が来れば36歳になる。
もう、あの場所が似合うような大人の女性になっているはずなのだが・・・。年齢だけで言えば(笑)。
最近の自分を思うと、子供のまま年だけを取り、「オトナ」ではなくそのまま「オバチャン」に突入していきそうでちょっと怖い。
そして私自身、実はお酒がほとんど飲めないので、ああいった場所は似合う以前の問題かもしれない。

自分の実生活と離れたところにある、あこがれの空間。
それが「アヴァンティ」なのだろう。
日も傾きかけたこの時間に、一人で聴くのが最高に贅沢かもね。



祖母の命日

2006-03-09 17:06:35 | 日常生活
3月9日は、祖母の命日。
亡くなって9年になる。

今生きていたらと、ふと思う。

以前、祖母が夢に出てきた。
まだ古い家にいて、居間でテレビを見ていた。
隣接する台所で、みんなで料理を作っていた。
祖母とは面識がない(生まれる前に亡くなった)息子や娘もいる。

「ばあちゃん生きとるやん。もう!」
「私、ばあちゃんの葬式に行って、火葬場で骨も拾ったのにー!」
横で祖母がにこにこしている。
「・・・あれ?骨を拾ったのに、なんでばあちゃんがおるん?やっぱり死んでるはずだし。と言うことは、やっぱりこれは夢なんか・・・」

ごく稀に祖母が夢に出てくる。
夢に出る祖母は、あの古い家と必ずセットになっている。

今日、実家に行った。
新しくなった家の仏壇に、子供達と手を合わせた。