好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

『黄金夢想曲CROSS』キャラコンビ備忘録。(その3)

2022-10-06 | うみねこのなく頃に
11 ベアトリーチェ&ロノウェ
主従コンビにして、出題編ベアトの君臨その1。
不可能な連続密室殺人幻想の前に、登場人物たちは圧倒され、屈服していく。
最後、ベアトリーチェは戦人の駒も盤から落とし、復活の儀式を完遂する。

12 エヴァ&ロノウェ
EP3とEP4の追想。  
絵羽は魔女エヴァになり、ロノウェを従えて復活の儀式を遂げた。
縁寿にも同様の“真実”を語り続ける絵羽に、ロノウェは最期まで付き添った。

13 ベアトリーチェ&ルシファー
主従コンビにして、出題編ベアトの君臨その2。
誰の推理でもトリックが破られない限り、連続殺人事件は魔法と化す。
ベアトは紗音に諭されながらも、最後に彼女を“殺す”事で、密室殺人を完成させた。

14 ベアトリーチェ&エヴァ
EP3のバリエーション。
戦人は殺人を否定した上で残酷さを批判し、真里亞の憧れを汚すなと訴える。
そこで初めてベアトリーチェはエヴァを止めようとするが、覆す事は出来なかった。

15 嘉音&ルシファー
EP2で戦った縁。
お互いに自分こそ格上だと意地を張り、連携こなして修行をこなす。
二人の剣幕には、ベアトリーチェもシエスタ410も、たじたじとなって気後れするばかり。

それでは。また次回。

『黄金夢想曲CROSS』キャラコンビ備忘録。(その2)

2022-09-27 | うみねこのなく頃に
6. 縁寿&ルシファー
98年世界の仲間。
縁寿がベアトも戦人も制して、ゲームマスターに下克上。
けれど、戦人がいたぶられるのは結局変わらない。

7. 縁寿&エヴァ
98年の“親子”コンビ。
縁寿はエヴァに導かれて1986年の六軒島へ赴き、戦人と再会。
ベアトと戦う戦人の「必ず帰る」という言葉を信じて生き続ける。

8. ロノウェ&ワルギリア
ベアトリーチェに寄り添う幻想たち。
戦人とベアトリーチェの(低レベルな)口論が終わらない事に業を煮やして、鉄拳制裁に赴く二人。お説教の後は平和なお茶の時間に。

9. ベアトリーチェ&ワルギリア
師弟コンビ。
縁寿に取られたゲーム盤を取り返す。
結局、縁寿にもベアトは制御不能の模様。ベアトへのお仕置きはワルギリアの役目。

10 シエスタ410&ワルギリア
EP4で関わった縁?
消えた高級ニンジンを追うシエスタ410と、彼女にすがり付かれたワルギリア。
紗音&ロノウェと話し合って事件解決。ワルギリアの料理は(私には)結構美味しそう。

それでは。また次回。

『黄金夢想曲CROSS』キャラコンビ備忘録。(その1)

2022-09-20 | うみねこのなく頃に
1. 縁寿&戦人
兄妹コンビ。
縁寿の創るカケラが、ベアトリーチェを退け、戦人を蘇らせる。
ラストシーンは、十八が戦人としての記憶を統合させて、縁寿の所へ現れた?

2. 戦人&ロノウェ
番外編『ゲームマスター戦人』の亜種。ただしベアトリーチェも元気。
ゲームマスターとして登場人物を弄ぼうとした戦人がロノウェに弄ばれる。
そういやこの二人の声って、『ハルヒ』シリーズの古泉&キョンでもあるんですよね。

3. 戦人&ベアトリーチェ
基本カップリング。
エヴァにゲーム盤が奪われたから共同戦線で取り返す。
EP3準拠。

4. 戦人&ルシファー
七姉妹で戦人と縁が深いのがルシファー。
戦人は碑文暗号を解き、ルシファーの主になり、エヴァの戴冠式を止め、改めてベアトと決着をつけた。が、ルシファーは最後までベアトの家具である事を望んだ。

5. 紗音&戦人
EP6にあった“決闘”の流れ。
紗音は戦人に協力してもらう形でベアトや嘉音と対峙し、「恋をする資格」を手に入れる。
ところで、戦人に当たった紗音の胸はちゃんと(?)柔らかいそうな。


それでは。また次回。

うみねこ格闘ゲーム版プレイ中。

2022-09-16 | うみねこのなく頃に
『黄金夢想曲CROSS』をプレイ中である。

『うみねこのなく頃に咲』に付いていたコードからダウンロード。
因みに『黄金~』の初出は2010年12月。(PC版『翼』と同時)
当初は敬遠していたが、いざ始めたらなかなか面白い。

なんと格闘ゲームである。
どうして“推理”するキャラが戦うんだと訴えたいが、そういや成歩堂龍一って先人がいたんだった。

ただ、今までの例の通り、私に格闘ゲームのセンスは皆無。
と言いますか、ADV好きは一般的に格ゲー得意ではなかろう。
だからというべきか、本作には「プリンセスモード」という初心者向けモードがある。
このモードなら、同じボタンを連打するだけでコンボが決まる。
よって、私のような超々初心者がプレイする流れは結局こうなる。

戦闘開始から1秒でも早く敵を画面端へ押しつける
こまめにキャラ交代しながらボタン連打、メタゲージとSPゲージを増やす
メタモード& SP攻撃でラッシュ

こんな私でも、プリンセスモード&アーケードモード& EASYならクリア出来ます。
自分のプレイするキャラコンビによっては、ラストに一枚絵の出るストーリーを伴う場合も多々。
数えてみたら、41パターンもあった。

というわけで、次回からキャラコンビごとの所見を少しずつ列挙してみる予定。
どれも補完ストーリーとして興味深く、私としてはオススメしたい。
【CS版うみねこのなく頃に咲は黄金夢想曲CROSSで完成する】と赤で述べたい気分です。楽しい。

それでは。また次回。

『うみねこのなく頃に咲』初出順エピソードリスト

2022-09-09 | うみねこのなく頃に
全エピソードを初出順に並べ直し。
この順で読めば、PC版リアルタイム読者の心境を追体験できます。

※『うみねこのなく頃に咲』を全クリアしている事が前提です。

EP1
EP2
魔法についての重要事項
EP3
Letter of Bernkastel
Memois of the ΛΔ
ある料理人の雑記
召喚師からの手紙
EP4
七姉妹のバレンタイン
ベアトリーチェのホワイトデー
あるウィッチハンターの取材テープ
魔女たちの七夕は甘くない
EP5
Arigato for 556
新人司祭コーネリア
勤労感謝の日の贈り物
EP6
ゲームマスター戦人
バレンタインペーパー
だれのおちゃかい?
さくたろう、煉獄山へ
朱志香の母の日プレゼント
朱志香と恋のおまじない
EP7
EP8
Postscript
朱志香と殺人扇風機
偽書NO,×××
我らの告白
天使17歳 東シ-44a
Last note of the golden witch

『うみねこのなく頃に咲』プレイ記録。(その69) (終)

2022-08-09 | うみねこのなく頃に
全エピソード読了。
(総プレイ時間:約130時間)

咲2.『Last note of the golden witch』
初出:2019年10月(PC版『咲』に収録)

本編終了からほぼ10年後に発表された、PC版最後の作品。
発表当時は、私自身も動向を追わなくなっており、ネット記事で「×××が出てくる」というネタバレだけを知っていた。
だから仕方ないと思うが、悔しい。
この話は、ネタバレ知らずに、まっさらな状態で読みたかった。

というのは、本作は「ファンタジー的世界観に基づいたミステリ」として真っ当に良作だから。
作者よ、こういう路線でちゃんと書けるんじゃないか、何で最初から書いてくれなかったのかと地団駄踏みたくなるくらい。

つまるところ『Last note』は、『うみねこ』における『賽殺し編』にあたる。
EP7が「紗代がベアトにならずに生きた世界」だったのに対し、本作は「紗代がベアトとしても幸せに生きた世界」である。

フェザリーヌによって創られた魔女・ピース。
その基である「或る登場人物」は、紗代を幸福へ導く優しさと、碑文暗号を解読する力を持っていた、という思考実験。

もし「彼女」が六軒島に存在し続けていたら。
紗代は紗音の性格を保ったまま、当主権限を、ベアトの立場を得る事が出来た。
唯一のささやかな願い──戦人と一緒に学校へ通う事──も叶えられた。
誰もが無事な歴史があった。
そんな幻想。ファンタジー。

ふと思い浮かべた。
もしかしたら本作は、「彼女」が死の際に見た夢のカケラだったのかもしれない。
ピースの意味は、駒、そしてそのまま「カケラ」でもあるのだから。

それでは。また次回。


……と言いたかったが、まだ続く。
『Last note』までの全話を読了すると「お茶会」発動。
没キャラが披露されて終わる。
取りあえず『名探偵コナン』好きな人に意見聞きたい。

そして「お茶会」を読了すると、キャラの立ち絵集が解禁される。

それでは。また次回。

『うみねこのなく頃に咲』プレイ記録。(その68)

2022-08-04 | うみねこのなく頃に
『羽』を読了すると、いよいよ最後の『咲』。
ネット上の情報も多くなく、私は今回が初読である。


咲1.『我らの告白』
初出:2011年12月(EP8から1年後)(PC版『咲』に収録)

『天使17歳 東シ-44a』と同時に発表された作品。
読み始めて、本作が当時は賛否両論(というか否寄り)だった事を思い出した。
本作も結局、幻想が中途半端に残ったまま終わるのだ。
いわゆる神の視点での「地の文」で虚偽を書いてはならない、というルールというよりモラルは、相変わらず守られない。

ベアトが銃と10億円カードで共犯者を引き込み、対象を(銃殺や絞殺など)実際に殺す。
その場面に幻想描写のアイディアを書き加える。
……などの場面は比較的丁寧に明かされる一方、肝心な部分はボカされたまま。
ベアトは誰にも「紗代」とも「紗音」とも呼ばれないどころか、紗音&嘉音と同時に登場。
紗音が自らを撃ち、その凶器を隠蔽する様子も、非常に回りくどい描写に留まっている。

ところで疑問。
本作で執筆しているベアトは、誰なのか。
魔女エヴァの名前が出てくる以上、紗代とは考えがたい。
誰による物でもない、ベアトという概念と捉えれば良いのだろうか。

それでは。また次回。

『うみねこのなく頃に咲』プレイ記録。(その67)

2022-07-31 | うみねこのなく頃に
『Postscript』を読了すると、『羽』を読めるようになる。
PC版『羽』は2話しか収録されていないため、私は未読。
よって今回が初読である。(ネット記事などで概要は把握済み)


羽1.『朱志香と殺人扇風機』
初出:2011年5月(EP8終了後)(PC版『羽』に収録)

この話の最大の特徴は、登場人物の少なさ。
戦人・朱志香・紗音、ラムダ&ベルン。5人しかいない。
ベアトの対外的な正体が紗音であると事実上明かされた話とも言える。

朱志香の書いた脚本が起こすドタバタ騒ぎを通して、『うみねこ』全体の構造を確認できる作りになっている。

・忘我状態で書かれた物語が、ラムダに認められて力を得る。
・囚われた姫を助けようとする王子(戦人)は何度も酷い目に遭わされる。
・ベアトの荒っぽい言動は、朱志香のそれに沿って設定された結果。
・紗代は本心では戦人を待ち焦がれ、添い遂げたいと願っている。
・ラムダ&ベルンは物語の外側にいる傍観者であり、善人でも悪人でもない。

ただ、この話も時系列が謎。
作中の脚本を書いたのは朱志香だが、ラムダを知っている戦人を書いたのは誰なのだろう。



羽2.『戯書NO,xxx』 
初出:2011年6月(EP8終了後)(PC版『羽』に収録)

EP8発表後、「実は戦人が全ての黒幕である」という説が世間に上った。
逆に言えば、そうでもないと納得しかねるという次第。
当時は漫画版などの完もなかったため尚更だ。

その説を受けてか、本作に登場する「黒き戦人」は、しかし黒幕というより快楽殺人者の印象が強い。
ロノウェやベアトと、思わせぶりなやり取りをして、十八を挑発して……終わる。
「悪人の戦人」というのは成立しがたいと言いたいのかもしれないが、消化不良。

最後に、個人的に気になる事。
「ナンバー」の略って「No.」だよね? コンマじゃなくてピリオドだよね?

それでは。また次回。

『うみねこのなく頃に咲』プレイ記録。(その66)

2022-07-25 | うみねこのなく頃に
翼19『天使17歳 東シ-44a』
初出:2011年12月(EP8から1年後)

PC版『翼』『羽』『咲』、どれにも収録されておらず、発表は小冊子のみの作品が、いきなり家庭用ゲーム機版に登場。

『うみねこ』番外編で、私が「見たくない話」ぶっちぎり第1位。
結論から言って、途中からミュートで読み流した。
(本当は未読スキップしたかったが、ぎりぎりで踏みとどまった)

内容は、タイトルをはじめ、意味不明な部分が少なくない。
そりゃ私もそのテの知識はあるし、実のところいわゆる腐ってますが。
そういう事は、こんな往来で絶対やっちゃいけない。

よりによって縁寿が、自分の身内を創作で“蹂躙”する様なんて見たくなかった。
と言いますか、そもそもコレ、『戯書No,xxx』既読前提でしょ?
何て酷いネタバレなんだ……。

ま、要するに。つまらなかった。
私には、それだけの話。



翼20『Postscript』
初出:2010年12月(EP8と同時)(PC版『翼』に収録)

PC版『翼』再録。
ベルンと思われる人物による語り。
読み終わるとエンドロールが流れた後、『羽』が発動。

それでは。また次回。

『うみねこのなく頃に咲』プレイ記録。(その65)

2022-07-18 | うみねこのなく頃に
翼16『あるウィッチハンターの取材テープ』
初出:2009年4月(EP4と5の間) 
(『うみねこのなく頃に 真相解明読本 Episode4』(書籍)に収録)

ウィッチハンターである三神氏へのインタビュー。
金蔵が得た10tの黄金の実在性にまつわる論説。

初出がEP6よりも前のためか、六軒島の謎を(事故でなく)「事件」と述べている。



翼17 『召喚師からの手紙』
初出:2008年11月(EP3と4の間)
(『うみねこのなく頃に 真相解明読本 Episode3』(書籍)に収録)

ボイス無し。
純粋にオカルティズムに基づく召喚術の解説。



翼18 『魔法についての重要事項』
初出:2008年6月(EP2と3の間)
(『うみねこのなく頃に 真相解明読本 Episode2』(書籍)に収録)

基本的にボイス無し。
中盤、ベアトと真里亞の会話にはボイスあり。
魔法とは、奇跡に関わる万物に感謝する行為であるとの事。



それでは。また次回。