好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

逆転シリーズは永遠なり。

2024-11-01 | 逆転裁判・逆転検事
Switch版『逆転裁判123』をクリアした。
先日、英語版をクリアした事に続けて、今度は普通に日本語で。
事件一つ当たり1週間程度、作品一つ当たり1ヶ月程度で終わらせた計算になる。
そして今また、当たり前のように周回プレイを始めている。
今後の速度は緩やかになると思うが、当面このサイクルが続くだろう。

それにしても。
気がつけば、本シリーズが世に出てから約四半世紀。
全く同じゲームを、ここまでプレイし続けてるのも我ながら不思議だ。

ふと思い立って、拙ブログを見返すと、GBAでの初プレイが2006年。
翌年の2007年、裁判4で絶望した後は低空飛行。
検事シリーズや、黒田氏の漫画版に浸り、コンサートへ行ったりジョイポリスへ行ったり。
他のADVプレイのためにPSP派になった。
ゲームブック熱も復活した。

転機は2013年。『レイトンVS』で3DSごと買って、裁判5もプレイして。
カプコンバーから酒自体にも興味を持つようになり、演劇版にも足を運んだ。
2015年はマヴカプのおかげでPSvitaデビュー。
MCUを知り、Xmenを知り、そしてデッドプール推しになった。
2017年には太鼓の達人を知った。
そして近年、宝塚版も見るに至った。

こうして振り替えれば、逆転シリーズのおかげで広がった世界は数知れない。
わだかまりもあるけれど、感謝したい気持ちが上回る。
これからもよろしくと言いたい。
テキスト推理ADVの最高峰の一つとして、ずっと輝いていてほしいな。

それでは。また次回。

『逆転のGOLD MEDAL』を斬る。

2024-07-19 | 逆転裁判・逆転検事
『逆転のGOLD MEDAL』のDVDを見た。

前の日記で書いたが、序盤でキャラの解釈違いに納得できず、積みソフトになっていた。
買った以上は全部確かめようと、最後まで見た。

クソ芝居だった。

後人へ残すため、事実を証言する。

【「逆転のGOLD MEDAL」は、アクシデントにより成歩堂龍一が微小な記録媒体を飲み下してしまい、それを下剤で排泄、回収した後、一同で最重要証拠品として取り扱う話である。】

エログロナンセンスには一応耐性あるつもりの私だが、下品そして尾籠(びろう)な要素は即有罪。
まして主人公が、成人男性が、ADVのPC(≒私自身)が、何でこんな辱しめ受けなきゃならんのよ。

序盤、「暴力」の定義がオカシイとか異議唱えたのは序の口だった。
他にもツッコミ所は多岐にわたる。
司法オリンピックなのに裁判官の立場ねーじゃんとか、
冥は高笑いするキャラじゃないだろとか、
オバチャン出ずっぱりは悪ノリが過ぎるとか、
誰の変装もバレないって全員『裁判5』の亡霊かよとか、
ゴドーっていちいち「顎クイ」するキャラだったかとか、
やっぱし世界司法連盟って結局何だよとか、
「司法」がローマ字表記である事が何の伏線でもないとか、
………………
あぁそうだ、前半のオリンピック自体は論外でお願いします。

ともあれ、「ゴドー初出」というカードが本作で消費されてしまったのが、とても残念だ。
ゴドーの外見再現は見事だから尚更惜しい。
『華麗なる逆転』の圧縮版とかで見たかった。
そういえば、コロナで延期された『逆転のパラレルワールド』は、どうなったんだろう。
このままお蔵入りなんだろうか。

それでは。また次回。

逆転裁判ファン、卒業……かも。

2024-07-05 | 逆転裁判・逆転検事
長く手を付けずにいた『逆転のGOLD MEDAL』のDVDを見てみた。
開始して20分ほどで、精神的ダメージが限界に達し停止ボタンを押してしまった。

良かった点もある。
ゴドーのマスクが実写化成功してるし、ゲストキャラのネーミングに笑ったのも事実。
けれど、それらよりも遥かに、設定の解釈違いなど諸々が引っ掛かって仕方なくて。

そもそも「司法オリンピック」という物が分からない。
元々「序審法廷」という現実と異なる設定がある以上、他の部分は真摯に具体的に描いてほしいのに、いっこうに説明されない。
何だかどこまでもふわふわしたノリで、メインキャラが何故か1ヶ所に集まって、何かゲストキャラのコンサートが始まって、その折にゲストキャラが滔々と語った台詞に「異議あり!」って叫びたくなってプレイヤーを止めた。

「私のは暴力じゃない」?
凶器を振るわなかろうが、それをチラつかせてる時点で、れっきとした暴力です。
成歩堂も御剣も、ツッコミ入れておくれよ。あんたら常識あっただろ。
冥も自分のムチは武力と認めろよ。「己が尊厳を守る誇り」として堂々と!

『逆転のスポットライト』で楽しませてくれたあの世界はどこへ行った?
スタッフを確かめると、脚本家は変更されてない。
違うのは……巧氏や岩元氏など、原作ゲーム側が監修に入ってる事。

そうか……。
原作スタッフの考えを受け入れられなくなったら、もう、ファン卒業かもな。
今日のところは、違うDVDを見て、気持ちを立て直そう。
好きだった時代の作品たちは今も好きだし、好きでいたいから。
体調が戻ったら、再挑戦できるかな……。

それでは。また次回。

英語版『逆転裁判123』クリア報告。

2024-06-26 | 逆転裁判・逆転検事
昨年からプレイしていた英語版の『逆転裁判123』を全クリアした。

思い返せば、GBA版、DS版、3DS版と、既に最低3周は読了している。
そんな私がSwitch版を買ったのは、「唯一プレイできる現行携帯ゲーム機だから」という理由のみだ。

正直なところ、未プレイの方には3DS版、理想はGBA版をプレイしてもらいたい。
本作は、小さい画面のドット画でこそ映える。
せめてSwitch版独自の追加要素でもあれば良かったが、まさか本当に一切ないんだものなぁ……。
クリアしたら一枚絵のギャラリーとか、音楽集とか、トロフィーとか、途中の法廷パートからプレイできるとか、やっぱりバッグログとか……DLCで出ませんかね?
次世代機で完全版!みたいな展開来るかな。

英語版独自の小ネタを挙げる目論見もあったが、先人がもう通った道につき略す。
(私には面白く書けない)

こちらにはお世話になりました。

さて、もうこれで、今後Switch自体に触る機会が大幅に減るだろう。
現在プレイを止めている『風花雪月』専用機になるかもしれない。
……と、そんな事を考えていたのに、気づけば流れるように通常の日本語版のプレイを始めていた自分。
スキマ時間の気分転換用として、まだまだ活躍してくれそうだ。

それでは。また次回。

『大逆転裁判1&2』プレイ休止報告。

2023-06-16 | 逆転裁判・逆転検事
『大逆転裁判2』第4話クリア、でプレイが止まっている。
ミュート(無音)&未読スキップ&バックログ読み返し、ここまでやっても挫折した。
この先のネタバレはほぼ全て、調べて把握した。それで充分だった。もう疲れた。

苦痛だった理由の一つは、会話のテンポがあまりに遅い事。
今の逆転シリーズは、(テキストでなく)アニメーションを重視する、not for meの作品になってしまった。

そして結局、本作の本質は(私の苦手な)『逆裁4』の再演にして雪辱戦だった。
才能あれど未熟な主人公が、周囲の超人たちに押されつつ成長していく、という主題をはじめ、共通項は少なくない。
中でも、19世紀末という時代設定を利用し、『逆裁4』ではファンタジー過ぎた「架空(≒未知)の毒薬」「遅効性の猛毒」というモチーフを繰り返している点には、そら恐ろしい情念を感じた。

伏線回収が凄いという触れ込みも聞くが、本作の場合は寧ろ「謎の提示とその答え合わせ」と呼ぶ方が的確だろう。
事が終わってから「アレがそうだったんだな」と遅れて気づくのが、伏線なのだ。

誠に申し訳ないが、これ以上無理をして続けると、『逆転裁判』そのものや、CANONホームズ御大その人を嫌いになりかねないと感じたので、一旦止めます。
他の積ん読や積みゲーを優先します。

なお、余談ながら。
本作でのホームズの名前、海外版では「エルロック・ショルメ」になってます。
CANONホームズ好きなら、この意味、分かりますよね。

それでは。また次回。

『大逆転裁判』苦戦中につき。

2023-05-21 | 逆転裁判・逆転検事
Switch版『大逆転裁判1&2』を買ったのが今年の4月中旬。
宝塚版上演という情報から、気を振り絞って、改めて『1』を終え、『2』の第1話で、手が止まった。
結果として、かつて3DS版でプレイした時と、全く同じ流れになってしまっている。

『大逆転裁判1』単体の感想は、別の日の日記や自サイトにあるので割愛。

私が『大逆2』の第1話でプレイを止めてしまう理由。
その一つは、前作『大逆1』のネタバレが激しい事だ。
ワトソンとジェゼールの顛末や、亜双義と亜内の顛末がバラされたまでは耐えたが、細長刑事、そして夏目漱石の登場、即ち『大逆1』の第4話のネタバレまで食らったところで私の限界。

私個人は「ネタバレ」という行為を嫌っている。
そんな私が逆転シリーズを好きになった理由の一つが、「ネタバレ」に配慮してくれている事だった。
当初の逆転シリーズは、『裁判1』を知らずに『裁判2』や『裁判3』から始めても、基本的に問題ないように作られていた。
その上で、『裁判1』からプレイしている人は一段と楽しめる形になっていたと思う。

3DS版『大逆2』では、そういった配慮が、まるで無かった。
せめて、この度のSwitch版で、何らかの工夫がされているのを期待していた。
それこそ某ノベルゲームのようにシナリオロック制になってるとか、初周プレイでうっかり『大逆2』から始める事故が起こらない対策が欲しかった。
が、現実は非情。2作品が一つのカートリッジに同梱されているだけだった。
そりゃそうですよね。プレイヤーがタイトル番号に注意すればいいだけですよね。

もっと言ってしまえば、当の私自身、とうに相当のネタバレ知ってしまっているから、どうでもいい事かもしれない。
亜双義の生死とか、ホームズの過去とか、全体の黒幕が誰かとか。
ともあれ、心を無にしてクリアを目指そう。

それでは。また次回。

派生も本家も愛してます。

2021-12-10 | 逆転裁判・逆転検事
久しぶりの逆転裁判ネタ。

今、私の手元に、宝塚版『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』の資料がある。
ビデオソフトが販売されてない以上、こうした書籍類がほぼ唯一の、この作品を調べる手段。
先日、知人の情報を元に買って驚愕。
事件の詳細、真相、顛末がことごとく全て書かれているのだ。

ミステリファンを殺すネタバレの塊ですわコレ。

何もかもを知る事が出来て嬉しかったと同時に、頭抱えて悶えたのも、全部過ぎればイイ思い出……か?
その後、色々あってグーゼン、実際の映像を目にする機会にも恵まれて安堵したけど。
実物を見る前にWikipedia読んじゃったみたいな感覚が近いかも。

それでファンとして、最も希少な派生作品に触れられた、そのおかげでやっと、やっと。
長年積んでた「特別法廷」の動画集を見る勇気を出せた。
だってこの動画集、あの『裁判4』前後のネタが入ってるから、見るのが怖くて。
今日は、積年のモヤモヤが成仏した記念日という次第。

逆転シリーズには、今も愛憎入り雑じってるのが本音だが、好きな気持ちは変わらない。
いずれは、アニメ第2期もチェックしたいな。

それでは。また次回。

アニメ版『逆転裁判 その“真実”、異議あり!』総括。

2021-06-06 | 逆転裁判・逆転検事
かれこれ1年弱かけて全24話を続けて見終えたのを、改めて振り返る。
そうしないと、次の作品を語る筆が進まなくて。

原作で好きだった名場面名台詞をことごとく改悪されてたと知ったのは本当に悲しい。
逆に、ゲームではギャグでもアニメでは不自然な点(例:冥のムチが物理的距離を超えて攻撃してくる不条理)はそのまま。

そもそもの興味を引いた新宿要素も、せいぜい街の遠景程度で、寂しく残念な気持ちになった。

さて。ここから先はドコへ進むか。
比較的評判の良い第二期のDVDに手を出すか。
けど、DVDボックスはなかなか高価。

同じDVDなら、未見の舞台版『逆転のGOLD MEDAL』の方から行こうか……と、ネット検索をにらんでいたら、意外な収穫。
かつて観劇したが買いそびれてた『逆転のスポットライト』と『逆転のテレポーテーション』の中古を発見。
特に前者は気に入ってたから再び見れるのはとても嬉しい。
しばらくの楽しみが増えたかもしれない。
やっぱり舞台っていいよね。
さあ、一段落付けたから、他のシュミも進めたいな!

それでは。また次回。

アニメ版『逆転裁判 その“真実”、異議あり!』視聴メモ。(その24)(終)

2021-05-10 | 逆転裁判・逆転検事
『さらば、逆転(4)』

・通信機を運び入れる係官。
・原作通りグネグネ動く通信機。
・真宵の声に悲壮感があんま無い印象。
チョコ食べてるからなぁ……。
・王都楼の「へへっ」って笑い声に腹が立つ私。
・冥、ノコさんのコートをマントのように羽織って入廷。
・成歩堂に投げられるビデオディスク。
・ディスクを見せる証人を選ぶ。
原作最難度の選択肢もサクサク進む。
・録画内容を確かめてからコピーを現場に残し、本物を隠したという真宵。
有能すぎない?
あと時間の余裕あり過ぎない?
・成歩堂、最終的に無罪を選択。
私のプレイ当時より黒いよ、なるほどくん。
・有罪判決が出たのに紙吹雪が舞う。
・冥の投げつけたコートの中に鞭→自動的に御剣が届ける。
作中、最後の選択肢もカットか……。
・成歩堂法律事務所で真宵と再会。
ノコさん、全身包帯なのに元気。
・花束を渡す矢張。
・料理を配りまくる真宵。
「なるほどくんには、べったら漬けね」
「焼きそばがあるだろ」
・サザエのカードはディスクのケース内に。
・第1作ラストシーンで〆。

後日、第1期全体総括の感想を書けたら書きます。

アニメ版『逆転裁判 その“真実”、異議あり!』視聴メモ。(その23)

2021-04-28 | 逆転裁判・逆転検事
『さらば、逆転(3)』

・成歩堂、御剣の執務室で紅茶をいただく。
・隠し部屋のビデオデッキに時代を感じる。
・写真の人物名が「華宮由利江」。(原作は「天野」)
・真宵からの手紙。
サザエのカードの件はカット。
・VS荷星、全カット。
みっちゃん屈指の名台詞も聞けなんだ。
・拉致されてる途中の真宵に猿ぐつわ。
・春美に千尋が降臨。
その際、混乱する矢張が成歩堂にやたらベタベタしがみついてる。
・千尋いわく、真宵は「危険な状態」だそうだが。
チョコ食べる余裕あったし、あんまり危機感ない印象。
・くまの開け方が分からない……わけないでしょアレなら!?
目立つ1ヶ所触ったら開く代物を、警察の鑑識が開けられないのは情けない。
この描写で行くなら、せめて組木細工の継ぎ目を消して、決められた順序で触れないと開かないとか、何らかの別の仕掛けを設定しましょうよ。
数秒の演出でリアリティ出るのに……。
・真宵の置き土産。
ストラップとつながれたディスク。
何故、彼女はコレが重要と知ったのか。
コロシヤも存在を知らない品なのに。
・ノコさんの交通事故。
原作だと、警察に「混ぜてもらって」だから一般車で暴走したかと憶測できるが、アニメでは明らかにパトカーだから、無謀運転したくらいで事故るはずもなく。
半端にシナリオいじってるせいで、破綻が起こってるように思う。
・通信機が証言台に置かれた場面で次回へ。