好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

子供心にさよならを。そして……

2024-06-06 | シティーハンター(全般)
『シティーハンター』原作考察を書き終えて、何とも言えない喪失感を受けている今。

書くのは毎回難儀した。
最初の内は意気揚々だったが、結局、月1回に1エピソードが限界だった。
スマホ依存の脳疲労も原因の一つだったとは思う。
が、やはり最大の理由は、客観的に長所短所を指摘していくのが苦しかったからだ。
読むほどに、連載当時と異なる感想が浮かんできた。
「なぜ『シティーハンター』は時代を超える大ヒットに至れなかったか」で一節ぶってもいいくらい。

思い返せば私の場合、実は『グッドバイ・マイスイートハート』辺りで、やや気持ちが離れつつあった。
あの『エンジェルハート』(←やっと字に書けるまで回復した)の件がなければ、平穏に一旦卒業する心境になれただろう。
そんな子供心が宙ぶらりんに放り投げられ、約20年弱(!)くすぶり続けた後、2019年に突如爆発。

その混乱した感情を、こうしてブログに整理して、私の中の『シティーハンター』は、青春の思い出として落ち着いた。
子供心の勢いに任せる時期は終わりだ。

これからは、子供時代に好きだった作品に、自分のペースでもう一度惚れ直す。
子供時代に買えなかったグッズを探そう。
子供時代に行けなかった新宿の店を目指そう。
TVアニメ版の再視聴だってある。
まだまだ、もっと楽しませておくれよ?

それでは。また次回。

徒然に、最愛を語る日。

2023-09-14 | シティーハンター(全般)
(ツイッターに書いた文章の再構成です)
 
『シティーハンター』映画『エンジェルダスト』を劇場へ見に行く。
 
予備知識ほぼゼロで突撃。
「(最終回でなく)最終章」
「エンジェルダストはナノマシン」
「ゲストキャラの美女がエンジェルダストを打たれる」
知っていたのは、この程度。
 
おかげで初見の驚きに浸れた。
一番驚かされたのは、なぜかルパン三世が出た事。
つまり、ついに『シティーハンター』と『名探偵コナン』が同一世界になってしまった。
なんてセンシティブな所を攻めるのか。
 
本作はある種、『コナン』と同様のアプローチが成されている。
原作とアニメとの致命的な齟齬を消そうとしている点だ。
だが、そうやってスタッフが尽力しても、「エンジェルダスト」を原作通りに出来なかった事は、残念。
分かる人には、その名称から、本来は薬物だと気づけるのが救いか。
 
ストーリーは、前作と打って変わって陰鬱だ。
前半はギャグが強い一方、後半は悲劇ありきの脚本になっている。
奪われたADMがそのまま本物で、アンジーがあっさり狙撃されて、そして、獠と香は、あの決断を下すしかなくて。
悔しかった。
ああいう惨劇を回避するのがシティーハンターじゃないのかよ!
(↑厄介なオタクの一意見です)
 
ただ、結局、本作への評価は保留せざるを得ない。
物語が中途で切られた未完成品の上、次作も未定というのは、いかがなものか?
(↑厄介なオタクの一意見です)
 
けれど、そもそもこうしてCHへの思いを語れるようになった事自体、2019年から始まった奇跡だ。
全てを楽しもう。4D版行きますかね。
 
それでは。また次回。

シティーハンター新作の成功を、祈る。

2022-04-10 | シティーハンター(全般)
当ブログで、このニュースを掲げないわけにはいかないだろう。

『劇場版シティーハンター』新作が制作決定!神谷明も「待たせたな」(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース

 北条司のコミックを原作とする『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の続編にあたる新作劇場版の制作が決定したことが発表された。劇場公開時期は未...

Yahoo!ニュース

『シティーハンター』シリーズ続投、新作決定である。

私への第一報は、友人からのLINEだった。
その後、公式記事を読んでもなお、何度もカレンダーの日付を確かめてしまう。

エイプリルフールじゃないよね?

遅ればせながらツイッターを眺めれば、自分の場はまさにお祝いムード。
無垢な皆々様の声が光り輝いて眩しい。
本来なら私も、もっとテンション上げた発言を載せるのが筋だろう。

が、やはり二の足を踏んでしまう。
今まで何度も何度も何度も何度も、思いを躙られ裏切られ、猜疑心の疑心暗鬼に染まった自分は、「続編の新作」という語を、真っ当に受け止められない。

2019年2月のあの当時は、言わば奇跡だった。
映画館へ、古参ファンをリピートさせ、新規ファンを取り込んだ。
だから一定以上の興行収入を得て、だからこそこうしてシリーズが続投する。
あの奇跡は再び起こるのか。

今はとにかく祈ります。
今回も、映画館へ日参したくなるような良作を、見たいです。

それでは。また次回。

宝塚の底力を思い知る。(シティーハンター編)

2021-12-11 | シティーハンター(全般)
宝塚版『シティーハンター』のDVDを見る。

好きだった演劇も、東京も、すっかり縁遠くなった今。
宝塚版CHについては、世の評判だけチラチラ聞いて、どうするか長く迷っていた。
「もっこり」に集約されるエロ描写どうなの?と言いますか、そもそも海坊主が無理では?……など懸念多々。

ネット仲間さん達の称賛を信じ、時間を確保して挑んで、そして思い知らされた。
そうだよ、逆転裁判やってのけてんだもん。それ踏まえて考えたら……、やれるわな。

それにしても予想と期待を飛び越えまくりである。
まさか、7年連載した原作全エピソード&全キャラを圧縮&再構築し、しかも面白くまとめるなんて。
登場キャラのリストを眺めるだけで、頭がくらくらしてくる迫力。
CH初見の人にも分かりやすいのと、詳しい人なら驚愕必至の燃えと萌えと小ネタの過積載とが両立。
特に、オマージュの小ネタは、一度見ただけでは、とても全部拾いきれない。
原作終盤のクライマックスをも扱っているため、この宝塚版は現状、未アニメ化エピソードを映像化したほぼ唯一の作品に相成った。

「CHって何?」の人も「CHって結局最後どうなったの?」の人も、話のタネに一見どうぞ。
もれなく原作全話を知ったかぶり出来るようになります。
無論、私のような疑心暗鬼のファンの方も。
出来れば早め、今月中旬くらいまでに見るのをオススメします。

それでは。また次回。

ドリパスの今後を考えた日。

2020-11-14 | シティーハンター(全般)
秋葉原UDXシアターへ突撃してきた。
ドリパスに『シティーハンター』映画上映をリクエストした責任を果たすべく。
不織布マスクに、ニット帽・サングラス・ネックウォーマー・手袋と、不審者レベルの重装備。
10:45に建物に入ったまでは、良かった。

以前もあった機器トラブルが今回も発生。
予定時刻11:00以降、後少しと口頭で説明され続け、11:30に第1作の中止決定
第2作・第3作の予定時刻13:00まで町を徘徊し、呼び込みを頑張ってたラーメン屋で昼食。
13:00以降も後少しと説明され、私はへたりこみ、ほぼ寝落ち。
14:00頃、上映開始。15:30頃、解放される。

現場は最善を尽くしていたとは思う。
気になったのは、トラブル発生時に、このコロナ禍でもなお旧態依然の対応を続けている点だ。

入場口近くには、3密で3時間(以上)留まって盛り上がってた人もいるのではと私は思う。
せっかくネットでチケット管理してるのだから、随時メッセージを一斉配信して群集を散らす、など出来ないだろうか。

今後、具体的な対策が出されない限り、ドリパス利用は控えるつもりだ。
身内に高齢者がいるし。
後、アニメ公式さん、劇場版過去作のビデオソフト、早く出して下さい。家で見ます。

因みに今夜は、千葉のビジホに潜伏。
疲れきった心身を休めます。

それでは。また次回。

シティーハンター×リアル宝探し、クリア報告。

2020-01-27 | シティーハンター(全般)
昨日1/26(日)。
「タカラッシュ!」による「リアル宝探し」の一つ、
「シティーハンター 狙われた天使のレクイエム」をクリアした。

以前から、こういった体験型アトラクションには興味があった。
ただ、リアル脱出ゲームなど、大抵は2人以上のグループ参加が基本。
人を誘っても解けなければ迷惑かけるし……と長らくためらっていた。

しかし、この「リアル宝探し」はシングルプレイもOK。
昨年秋に、JR東日本の千葉沿線で開かれた時、
思い切って初挑戦し、懸賞応募までこぎつけた。

準備として、吉祥寺の書店「BOOKSルーエ」に赴き、謎解きキットを入手。
文章を繰り返し読み、実際に歩くルートを決めてから、街に突撃した。

というのは私、パズル自体は好きかつ慣れてるわけで。
強敵となるのは寧ろ他の点。即ち、方向音痴!

いざ始めれば、まあ道に迷う事。
どんな風に迷って苦労したかは、ここには書けない。ネタバレ厳禁。
後日、サイトにupする長文も、ふわっふわした内容になる予定です。

最後に結論。
面白かったから、周回プレイしたい。

それでは。また次回。

実写版CH、原作リスペクト小ネタ集。

2019-12-29 | シティーハンター(全般)

※一部抜粋。本当はまだまだあります。

・冒頭の患者(市長)の名前。
・患者の局部や、マルティーヌの乳首を隠すカラスのマーク。
 表情は3種類。(通常、×の目、ハートの目)
・浴室の壁にある絵「聖船頭セイヤ」は『聖闘士星矢』のパロディ。
・カオリのジャケットの「L」は「Laura」のイニシャル。
・パンチョと一緒にサッカーする少年たちの名は、『キャプテン翼』のキャラ名。
・ヒデユキの腕時計に「TM」の文字。
・リョウが従業員の「らんま」に「1/2ビール」を注文。
・ユニオン・テオーペの「黒い手(ブラックハンド)」。
 TVアニメで槇村が遺言した「黒い右手」を踏まえている?
・「同じ的(まと)に何発も当てる」=ワンホールショットの説明。
・リョウの撃つ弾の底面に「CITY HUNTER」の文字。
・人混みの隙間を貫く精密射撃。萩尾直行編のオマージュ。
・カーテン越し、互いに見えないリョウVS海坊主。
 佐藤由美子編のオマージュ。
・ミニクーパーのナンバーは「32-98-NL」。
・シフトレバーの過ち。名取かずえ編のオマージュ。
・空港での呼び出し。『CAT'S EYE』の内海さんと来生さん。
・カオリが振るう事になるハンマーは現実的な物。
 漫画的な木製100tハンマーは、リョウの想像シーンに留められている。
・リョウの「飛行機は苦手」発言。
・自動車処理場の壁にカラスのイラスト。
・リョウが一人称視点で戦う場面でつかむナンバープレートに「357」の文字。
・配信動画の視聴者の一人が『ドラゴンボール』の亀仙人。
・カオリの内股に銃を隠す。龍神会会長編のオマージュ。
・カオリが銃乱射して結果的に敵を倒しまくる。
・戦闘中に敵の弾がリョウの頬をかすめる。
 亜月菜摘編(TVアニメ第1話)のオマージュ。
・美女のぱんつに見とれるリョウの背後をカラスが飛ぶ。

《番外》リョウ、パンチョ、スキッピーを演じる三者は、
ラショー監督作品『ヒャッハー!』シリーズで悪友三人組を演じている。


実写版CH、吹替版→字幕版、小ネタ集。

2019-12-28 | シティーハンター(全般)

実写版『シティーハンター』の、吹替版→字幕版の違いを列挙。
(一部抜粋。本当はまだまだあります)

・市長の名前は、吹替・字幕ともに同じ。
・駅と空港のアナウンスは字幕版でも日本語。
・パンチョと一緒にサッカーする少年たち:
 ツバサ&ゲン→オリーブ&トム
 (フランス版『キャプテン翼』のキャラ名)
・ヒデユキ→トニー
・「ブラックハンド」→「黒い手」(字幕版では和訳表示が基本)
・回想で、リョウが従業員を呼ぶ:
 「らんま。1/2ビールを」→「らんま。ビールを」
・依頼人のルテリエ(おっさん)の、リョウの呼び方:
 「シティーハンター」→「ニッキー・ラーソン」
 「ムッシュ・リョウ」→「ムッシュ・ラーソン」
・サエコ→エレーヌ
・空港の呼び出し:内海さんと来生さん→レミくんのご家族
・車に閉じこめられたカオリを、パンチョが呼ぶ:
 「カオリさん」→「マダム・ローラ」
・ショー会場での、警備員によるスキッピーへの揶揄:
 「あたまてるお」「でこひろし」→「ルイ・ド・フュネス」「ガルシモール」
 (ルイ・ド・フュネスはフランスの喜劇俳優)
・ジェシカは基本的に英語で発言。
・「すみませんイマ何テ言イマシタ?」→「フランス語は苦手で……」
・「僕はフランス一のファンです」→「フランス語が上手ですね」
・リョウがカオリにあげたセーター:「忘れ物だ」→「私物だ」
・リョウがショー会場に忍び込もうとするも名乗ってしまう:
 「シティーハンターだ」→「ニッキーとローラ」
・「数独」は字幕版でも変わらず。
・碑文字:Ryo SAEBA→Nicky LARSON
・依頼人のルテリエ(おっさん)へ、リョウからのメッセージ(スマホの画面):
 Kaori→Laura


実写版CH、字幕版鑑賞。

2019-12-16 | シティーハンター(全般)

映画『ニッキーラーソン』を劇場へ見に行く。

……と今回は言ってみたい。
TOHOシネマズ新宿で、待望の字幕版を拝めたからだ。

ファンならご承知、『ニッキーラーソン』とは、
フランス版『シティーハンター』アニメタイトル。
より正確には、冴羽獠=ニッキーラーソンという認識で合っている。

先日鑑賞した吹替版はモチロン拍手喝采の出来だったが、
私個人として、洋画は「字幕」で見るのが信条。
俳優さん達の、言葉にならない息遣いの演技は、
吹替版では分からない。
英語と仏語が混ざった会話の場面を堪能できたのも嬉しかった。
「秀幸=トニー」「冴子=エレーヌ」という対応もやっと覚えた。

まさに“最香”の一日だったが、強いて大変だった事を上げれば、
昨日書いた『屍人荘の殺人』と立て続け、ダブルヘッダーで鑑賞した事だ。

早朝に出発→朝一番に千葉で鑑賞→
移動しながら昼食→午後に新宿で鑑賞→即帰宅→
夕方から家事→休憩して就寝。

まるで時刻表トリックを駆使する犯人みたいなスケジュール。
千葉も新宿も、もし上映が1時間ずれてたら、この綱渡りは不可能だった。

ところで、この実写版CHの上映、大半の劇場で12/19終了予定の文字がある。
スターウォーズと入れ替わりというわけだ。
アニメ版の時は、MCUと入れ替わりだった事を思い出す。
これほどの大作と交代するなら、ある意味光栄かな。

それでは。また次回。


シティーハンター in フランスの世界線。

2019-12-06 | シティーハンター(全般)

実写版『シティーハンター』を劇場へ見に行く。
より正確にはフランス版『シティーハンター』とも言うべきか。

予備知識として、『シティーハンター』は
フランスで「ニッキーラーソン」の名で昔から広く知られている。

主演のフィリップ・ラショー氏は脚本・制作・監督を兼任。
北条司氏に示し快諾されたほどのプロットを創り上げ、
髪も黒くし、身体も整え、役作りもカンペキ。

しかしながら、世間様では、漫画やアニメを基にした実写作品は大抵、
褒められた内容になりにくいのが常。
だから私も、期待半分不安半分の状態だった。

いざ見たら、実に楽しい「バカ映画」(←ほめ言葉)だった。

第一印象は、読切版(『XYZ』&『ダブルエッジ』)の設定で連載してたら
こうなってたんじゃないかな?と。
リョウ&カオリは出会って間もないが、或る程度仲の良い名コンビ。
そこに、ユニオン・テオーペに襲われる槇村のエピソードが加わった形。

オススメすべきは、リョウ&カオリの掛け合いが好きな人、槇村アニキを好きな人、
そして『デッドプール』辺りの映画が好きな人。
猥雑なのにスタイリッシュ、笑いまくれる黒いジョーク。
それでいて、熱く真摯な王道は外さない。
人が人を本当に愛してる証。その答えを、どうか見てみてほしい。

これから年末年始に入り、自分は劇場に通えるか未知数だが、ヒットしてほしいな。
(フォロワーさんと一緒でなかったら、行くのはもっともっと遅れてたはず)

それでは。また次回。