国立博物館の平成館で尾形光琳が生まれて350年目にあたり、琳派を代表する本阿弥光悦・俵屋宗達・尾形光琳・尾形乾山・酒井抱一・鈴木其一の6人の優品により、琳派芸術を対比した多くの作品が展示されています。
琳派の特徴のひとつとして、先達の作品に触発され、同じ主題の作品を描いている点で本展最大の見所のひとつは「風神雷神図屏風」など、同じ主題の著名作品を同時に対比展示することです。
圧巻は4人の風神雷神、一同に介しその対比がなかなか面白い
俵屋宗達の作品が元になり、尾形光琳が模写、さらに酒井抱一、鈴木其一が尾形光琳の作品を模写した4種を展示しています。
そのほか、京都の養源院から俵屋宗達作・重要文化財「白象図杉戸」、米国のファインバーグ・コレクションから鈴木其一作「群鶴図屏風」なども併せて紹介するなど、普段は現地に行かないと閲覧できない作品の展示も多かったです。
尾形乾山の蒔絵もすばらしかったです。
第1章 本阿弥光悦・俵屋宗達
第2章 尾形光琳・尾形乾山
第3章 光琳意匠と光琳顕彰
第4章 酒井抱一・鈴木其一
どれもすばらしい作品で目を奪われるものが多かったが見るものが多くてとても疲れました。
表敬館で行われているスリランカ展も見てこようと思っていたけどとてもとても集中力が続きそうもなくやめて帰ってきました。
すばらしいもに触れたときの疲れはまた心地よさも残るものですね。