八木重吉の詩。
忍びてゆけ 突破しながら行け
頭を低く垂れ低く垂れ
死ぬことが出来ぬほどしつこく行け
くものある日 くもはかなしい
くものない日 そらはさびしい
蟲が鳴いている
いまないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いている
しぜんと 涙をさそはれる
うつくしいこころがある
恐れなきこころがある
とかす力である
そだつるふしぎである
自分に恥ずかしくなく生きていきたい
自分がたまらなく好きだというふうに生きていきたい
精いっぱい苦しさに向かっていきたい
荒波強風に向かって突進していきたい
ずるくなりたくない
綺麗に生きたい
Saitani
忍びてゆけ 突破しながら行け
頭を低く垂れ低く垂れ
死ぬことが出来ぬほどしつこく行け
くものある日 くもはかなしい
くものない日 そらはさびしい
蟲が鳴いている
いまないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いている
しぜんと 涙をさそはれる
うつくしいこころがある
恐れなきこころがある
とかす力である
そだつるふしぎである
自分に恥ずかしくなく生きていきたい
自分がたまらなく好きだというふうに生きていきたい
精いっぱい苦しさに向かっていきたい
荒波強風に向かって突進していきたい
ずるくなりたくない
綺麗に生きたい
Saitani