完璧なバトンパスをすれば3カ所で2秒以上の短縮ができる。
バトンする機会が30回あれば、20秒以上短縮できる可能がある。
距離にすれば100メートル近く差をつけることができる。
バトンパスのポイントを思いつくままに書いてみる。
ダッシュマークを有効に使う。
前の走者が遅ければダッシュマークは近い位置になり、速ければ遠い位置になる。
低学年の場合は、これも意識しなくてもいいかもしれない、
実際に指導してみればわかるが、このダッシュマークを固定するためには、走る順番を固定し、互いの癖や走力を考慮にいれる必要があるからだ。
渡すときには、「ハイ」と大きな声を出すことは必ずやらせた方がいい。
ステップアップには欠かせない技術だからだ。
止まってもらうことができるようなら、わずかでもいいのでリードをとらせる。
もちろん後ろをふりむいたままでいい。
プッシュバトンで渡す。
陸上経験の少ない子たちは、バトンを渡すときに弧を描くように渡す。
しかし、これでは動作が多きため、1回失敗すると立て直しが難しくなる。
しかし、プッシュバトンで腕振りの延長で直線的にバトンを渡すと、1回失敗してもあまり支障がでない。
さらにバトンを受け取るとき、通常は手のひらを空にむけるようにするが、最近は手のひらを
地面に対して垂直にし、相手に見えるようにだす。
しかし、どちらも手をひねるという不自然なかたちなので、手のひらを下にむけて、したから渡す方法もある。
これは、手が自然な形で出るので、無理がない。
ただし、その際にも下から「手の平に押し込む」感覚はきちんと教える。
相手が完全に握ってから、渡す方は手を離す。
手を離すと言うより、相手が持って行くという感じの方がいいかもしれない。
バトンパスのときに後ろを見ない。
しかし、これは低学年の子にはあてはまらないと思う。
確実に渡すというのが、基本中の基本である。
バトンを落とすというミスは、リレーの場合大きな損失になる。
後ろを見ながらでもいいので、確実にもらうことをまず教える。
走るのが苦手な子のための工夫も必要になる。
バトンゾーンが20mなら、苦手な子はぎりぎりでまち、走る距離を縮めることも考えられる。
しかし、この作戦は非常に目立つためある程度の配慮は必要である。
バトンを持つ手は交互にする。
これも小学校レベルでは難しい。
1走の人が右手でバトンを持って走るなら、2走の人は左手でもらって左手で持ったまま走る。
要するに、バトンを持ち変えることはしない。
落とすリスクは減っても、技術的可能かという疑問は残る。
バトンは持ち変えるよう指導する。
それが基本である。
最後にバトンパスのポイントを整理する。
1 バトンを渡す人は、バトンのはしをもつ。
2 左手で渡して、右手でもらう。
3 渡すときに「ハイ」という。
4 もらう方は走りながらもらう。
5 もらう方がトップスピードで走りながらもらう。
6 バトンパスをしたあと、渡す方がもらう方を追い越す。
以上の点を、学年にあわせて指導する。
ステップを踏んで、リスクとのかねあいを考えてどのレベルまで行うかは担任の判断である。
基本はあくまでの安全に確実に渡すことである。
SCENE36(saitani)
バトンする機会が30回あれば、20秒以上短縮できる可能がある。
距離にすれば100メートル近く差をつけることができる。
バトンパスのポイントを思いつくままに書いてみる。
ダッシュマークを有効に使う。
前の走者が遅ければダッシュマークは近い位置になり、速ければ遠い位置になる。
低学年の場合は、これも意識しなくてもいいかもしれない、
実際に指導してみればわかるが、このダッシュマークを固定するためには、走る順番を固定し、互いの癖や走力を考慮にいれる必要があるからだ。
渡すときには、「ハイ」と大きな声を出すことは必ずやらせた方がいい。
ステップアップには欠かせない技術だからだ。
止まってもらうことができるようなら、わずかでもいいのでリードをとらせる。
もちろん後ろをふりむいたままでいい。
プッシュバトンで渡す。
陸上経験の少ない子たちは、バトンを渡すときに弧を描くように渡す。
しかし、これでは動作が多きため、1回失敗すると立て直しが難しくなる。
しかし、プッシュバトンで腕振りの延長で直線的にバトンを渡すと、1回失敗してもあまり支障がでない。
さらにバトンを受け取るとき、通常は手のひらを空にむけるようにするが、最近は手のひらを
地面に対して垂直にし、相手に見えるようにだす。
しかし、どちらも手をひねるという不自然なかたちなので、手のひらを下にむけて、したから渡す方法もある。
これは、手が自然な形で出るので、無理がない。
ただし、その際にも下から「手の平に押し込む」感覚はきちんと教える。
相手が完全に握ってから、渡す方は手を離す。
手を離すと言うより、相手が持って行くという感じの方がいいかもしれない。
バトンパスのときに後ろを見ない。
しかし、これは低学年の子にはあてはまらないと思う。
確実に渡すというのが、基本中の基本である。
バトンを落とすというミスは、リレーの場合大きな損失になる。
後ろを見ながらでもいいので、確実にもらうことをまず教える。
走るのが苦手な子のための工夫も必要になる。
バトンゾーンが20mなら、苦手な子はぎりぎりでまち、走る距離を縮めることも考えられる。
しかし、この作戦は非常に目立つためある程度の配慮は必要である。
バトンを持つ手は交互にする。
これも小学校レベルでは難しい。
1走の人が右手でバトンを持って走るなら、2走の人は左手でもらって左手で持ったまま走る。
要するに、バトンを持ち変えることはしない。
落とすリスクは減っても、技術的可能かという疑問は残る。
バトンは持ち変えるよう指導する。
それが基本である。
最後にバトンパスのポイントを整理する。
1 バトンを渡す人は、バトンのはしをもつ。
2 左手で渡して、右手でもらう。
3 渡すときに「ハイ」という。
4 もらう方は走りながらもらう。
5 もらう方がトップスピードで走りながらもらう。
6 バトンパスをしたあと、渡す方がもらう方を追い越す。
以上の点を、学年にあわせて指導する。
ステップを踏んで、リスクとのかねあいを考えてどのレベルまで行うかは担任の判断である。
基本はあくまでの安全に確実に渡すことである。
SCENE36(saitani)