さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

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広島県知事の思いは良いが考えが浅かった

2020年04月23日 | 人生のさんぽみち
 広島県知事の思いは良いが考えが浅かった

   

 広島県知事が、政府が国民1人1人に配布する10万円を
 広島県の財政が厳しいので中小業者の救援のための財源にあてたいので
 寄付してほしい趣旨を提案しましたが
 県庁職員や様々な方からの反対にあい断念したようです。
 1人1人国から個人に支給されるお金を県が強制的に
 寄付を要請するのは無理があります。

 国と県が法的根拠のある緊急事態宣言を行い
 強力な自粛要請を行いました。
 新型コロナの対策として理解できます。
 しかし、その自粛要請により観光産業や外食産業の人たちは
 壊滅的打撃を受け収入が途絶え
 生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされている人も大勢いると思います。
 自粛要請するなら、補償するのが最低限の条件だと思います。

   
 
 知事の視点に欠けているのは
 国や県が自粛要請するというのは、
 総理大臣や知事が個人的に要請すると言うことではないという事です。
 国(国家公務員)や県(県職員)全体から要請されているのです。
 広島県で言えば県職員全ての人から自粛要請を受けているのです。

 言い換えれば、
 「国と共に私たち県職員全体から県民の皆さんに
  様々なお店の閉店や外出自粛要請をお願いしました。
  新型コロナの影響もありますが私たちの自粛要請により
  経営が破綻し解雇されたり倒産したり、
  給料が大幅に減額される厳しい県民が多く出ています。
  しかし緊急事態の中でも、我々県職員の給料は常に満額支給され、
  夏のボーナスも1人に平均すれば数十万円規模で支給される予定です。
  さらに県職員にも国から1人1人10万円が支給される予定です。
  自粛要請される側としている側とで
  あまりにもアンバランスではないでしょうか?」
 そう言って寄付を募れば良かったのではないでしょうか。

 広島県では緊急事態対策費として1000億円必要だそうですが
 県職員の方は、県民の状況に寄り添い他人事と思わず真剣に
 その財源の捻出を考えてほしいです。
 もちろん全国の方々にもです。


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