ひと時緩んでいた寒さが戻ってきました。
こんな日は炊きたての「おかいさん」を食べて温まりたいですね。
実は「茶粥」はよそいきの呼び方。昔から、「おかいさん」と呼んでいます。
おかいさんには、ほうじ茶を粉にした粉茶を使います。
奈良県内でも茶粥用の粉茶は、今ではどこででも買えるというわけにはいかないようで、なければ、葉のままのほうじ茶を多めに使えばOKです。
さらし布でつくった茶袋に入れて煮出します。
しっかり、色と香りがでたら茶袋を引き上げます。
洗った米を投入。米粒が踊るくらいの火加減で15分~20分間炊きます。
粘りが出過ぎないよう、さらりと、しかも米粒は花が咲いたようにふっくらと炊くのが、美味しいおかいさんのポイントです。
今回の基本の分量は、米一合、水 1500cc、粉茶 大匙3、塩(好みで)小さじ1/2 です。
米に対して水は7~8倍の量なので、かなりゆるめのお粥になります。
米粒の堅さを確かめ、ほんの気持ち早めに火を止め、10分ほど蒸らして出来上がり。
大根の簡単惣菜や漬物、塩鮭、佃煮、練り味噌などの添え物とともに、
皆さんで香ばしい香りのおかいさんをお腹いっぱい頂きました♪
シンプルな茶粥のほかに小豆入りや、お餅入り、切子あられを入れたりとバリエーションも味わって頂きました。
今回、何もかもお世話下さった菊田さん、ありがとうございました。
手づくりの茶袋と粉茶も持ち帰り用にご用意下さったので、早速ご自宅でも試していただけることと思います。
日常の食卓に、美味しくてヘルシーなおかいさんはおすすめです♪