型絵染めの工程は
①デザインを考え、図案化する。
②渋紙に貼り付けてカッターを使い彫る。
③紗張りをして固定させる。
④染め付けたい布や紙に紗張りした型紙を載せ、のり置きをする。(のり:もち粉とぬかを主 体としたもの)
⑤にじみ止めのため、豆汁をひく。
⑥十分乾燥させて、染付け(色さし)をする。
⑦定着させて、のり落とし(水洗い)をする。
⑧乾燥させて仕上げる。
手間のかかる作業を経て出来上がるものなのですが、今回は雛の季節にふさわしい図柄を先生に用意していただき、染付けの作業から体験をしていただきました。
顔料を混ぜて自分の色をつくり、滲まないように注意して、色を重ねていきます。
布地は絹か麻のお好きな方を選んでいただきました。後日、ご自宅でのり落としをしていただくと、完成。柄が色鮮やかに浮かび上がるこの瞬間が一番楽しみです。
こちらは、先生のサンプル作品。額に入れたり、表装で仕上げると格調高く飾れます。
今回は16名のご参加をいただきました。初めての方がほとんどでしたが、色滲みの失敗も全くなく、皆さん綺麗に染めていただけました。
まだまだ寒いですが、華やかな雛の季節の訪れを楽しんで下さいね。