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子どもや母親が感染した場合の自宅療養法とは?オミクロン株感染に備えよ!

2022-02-06 10:00:00 | 日記
下記の記事はダイアモンドオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

オミクロン株での感染者が急増しています。誰がいつ感染してもおかしくない状況です。同居する家族が感染し、自宅療養となった場合、どう対処すればよいのでしょうか。感染症専門家の岡田晴恵氏が上梓した『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』(実業之日本社)の一部を抜粋・編集し、オミクロン株の状況に合わせて内容を更新して、今備えるべき知識を伝えます。(白鴎大学教育学部教授 岡田晴恵)
家族が感染!自宅療養どうすれば?

今後、2月にかけて感染者数が増多し、その多くの方が自宅で療養するということになると考えられます。 オミクロン株は主に鼻や喉、気管支などで増えやすく、軽症化の傾向がみられ、肺炎などの重症化率は下がっているとされています。一方、上気道で増えやすいため、ウイルスを外に出しやすく、ウイルス増殖が速いため感染力は強くなっています。潜伏期間も約3日と短くなっています。
それでは、同居する家族の誰かが感染した場合、周囲の人はどう対応すればよいのでしょうか。4人家族の長男(5歳)が感染した場合と、2世帯家族かつひとり親家庭の母親が感染した場合を考えてみました。
4人家族の5歳長男がかかったら…
まず、看病はひとりで行いましょう。看病者は感染しやすいため、重症化リスクが高い妊婦や高齢者、基礎疾患のある人は避けます。また、看病の後は着ていたものを必ず洗濯をして、手も石鹸でよく洗うようにします。
感染者は基本的には個室で過ごし、他の家族との接触はできる限り控えるようにします。お風呂やトイレなどを共用する場合は清掃と換気を十分に行い、お風呂は感染者が最後に入るようにしましょう。また、感染者が触れたものは必ず消毒をしてください。

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親が新型コロナウイルス感染症に感染した場合は、子どもが親を看病するほかありません。また、2世帯住宅で祖父母と暮らしていても、高齢者は重症化のリスクが高いため、看病を頼ることはできません。冷静に対処をしましょう。
2世帯家族・お母さんがかかったら…
2世帯家族、かつひとり親家庭の、母親が感染した場合について考えます。まず、先述の通り祖父母を感染者に近づけないようにします。1階と2階など居住スペースを完全に分けましょう。
また、もし他に兄弟姉妹がいたとしても、看病者はやはり1人に限定しましょう。不安かもしれませんが、同居している家族は感染者の症状が軽快してから14日間経過するまでは、自分の健康状態を注意するほうに集中しましょう。
もし自分だけで看病することが難しいと感じる場合は、居住地の自治体の担当者に相談をし、宿泊療養に切り替えるというのもひとつの手です。宿泊療養というのは、自治体の用意した宿泊施設やホテルなどで療養をするということです。高齢者との居住スペースを分けることが難しい場合なども、宿泊療養の対象者になります。




HbA1c7%以下を長期に維持してる人はコロナ感染しても重症化しない

2022-02-06 08:30:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイヘルスケアデジタル様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

 血糖値の1~2カ月の平均を反映し、血糖コントロールの指標となるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)。この数値を良好に、さらに長期的に保つと、新型コロナウイルスに感染しても重症化しないことが、米国の大学の調査で明らかになりました。

 調査をしたのは、レンセラー工科大学の研究グループです。米国で医療サービスのネットワーク提供を行うオプタムヘルスの医療データベース(2017年1月から20年11月)を解析。対象になったのは1万6504人の男女で、平均年齢は67.6歳でした。

 すると、コロナ感染の2~3年前からHbA1cの平均値が1%高いごとに、集中治療室(ICU)に入院するリスクが12%上昇するという結果が出たのです。HbA1cが7%にコントロールされている群は、コロナの重症化リスクは1.12倍でしたが、8%以上の群は1.34倍、9%以上の群は1.48倍に上昇していました。
 糖尿病治療ガイドライン(日本糖尿病学会)では正常範囲を4.6~6.2%とし、6.0~6.4%を「糖尿病の可能性が否定できない」、6.5%以上を「糖尿病が強く疑われる」としています。また、すでに糖尿病と診断されている場合には、合併症予防のために、HbA1cは7.0%未満を目標に、コントロールすることとなっています。

 この米国の調査では、「高血圧」「男性」「腎障害」「肥満」もコロナの重症化リスクを高め、しかし血糖降下薬で治療を受けている人は重症化リスクが抑えられるという結果も出ました。コロナに感染した時、血糖降下薬のメトホルミンを服用していた糖尿病患者はICUの入院リスクが12%低く、メトホルミンとインスリンを使用していた人は入院リスクが18%低かったのです。

■感染2~3年前までさかのぼって調査しているところがポイント
 この調査結果を、私は非常に興味深く見ました。実はこの結果が発表される前、HbA1cの数値とコロナの重症化リスクとは関係あるという調査結果も、またないという調査も発表されていました。コロナに感染した一時点のHbA1cだけが重症化に関わるという調査結果には、疑問を抱かざるを得なかったのです。

 というのも、たとえば、「HbA1cが高い」といっても、コロナに感染した時期がたまたまその数値だったのか、過去何年にもわたり数値が高いのか、今まで低い数値をコントロールしていたけど数カ月前から生活の変化などで数値が高くなっているのか。

 糖尿病の合併症は短期間で起こるのではなく、悪い数値を長く継続していることで生じます。もちろん、HbA1cは一時的に高くなると、白血球の働きが悪くなり、免疫力が落ちて感染症になりやすいという点はありますが、「これまで」を見ずに、血糖コントロールとコロナの重症化の関係を結びつけることは無理があるのです。
今回の「HbA1cが7%にコントロールされている群は、コロナの重症化リスクが低い」という結果は、コロナに感染した時だけのHbA1cを見ているのではなく、コロナ感染2~3年前からのHbA1cの動きを見ています。過去に数年さかのぼって数値が高い人はコロナの重症化リスクが高いという結論は、非常に納得しやすいのです。

そしてもうひとつ、私が着目したのは、数値を良好に保てている期間が2~3年と短くても、効果があるという点です。HbA1cを2~3年から5年くらい良好に保てれば、コロナに限らず感染症の重症化リスクを抑制でき、体に対してさまざまな良い影響があるとは言われていましたが、2~3年でも効果がある。もしかしたら、1年間良好な状態を保つだけでも、効果があるかもしれない。大切なのは、継続するということです。

コロナの重症化抑制だけではありません。糖尿病の薬は日進月歩しています。効果が高く、使いやすい薬が続々と登場しています。血糖コントロールが良い状態を1年でも長く継続していれば、新しい薬が出た時の恩恵を受けやすい。複数の合併症に見舞われた後では、せっかくの新薬の効果を得られない可能性があるのです。
坂本昌也
国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長
専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。