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「寝たきりの親にパラサイト」訪問診療医射殺事件にちらつく"8050問題"家庭の末路

2022-02-10 15:30:00 | 日記
下記の記事はプレジデントオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

1月27日、渡辺宏容疑者(66歳)は埼玉県ふじみ野市の自宅で、前日に死亡した母親(92歳)の担当医だった鈴木純一さん(44歳)を人質に立てこもり、散弾銃で撃って殺害した疑いで逮捕された。医師の筒井冨美さんは「自らは働かず、寝たきりの親の年金収入を生活の糧とする家族の中には親に対して際限なく延命治療をリクエストするケースが少なくない。それは、愛する親を死なせたくないという気持ちゆえの“懇願”であることもあるが、“金目当て”と感じる医療者も多い」という――。
なぜ66歳の無職容疑者は献身的な訪問医を散弾銃で殺したのか
2022年1月27日夜、埼玉県ふじみ野市の住宅街で「猟銃を持った住民が医師を人質にとって立てこもっている」というショッキングなニュースが流れた。翌28日朝、住宅内に突入した警察が容疑者(66歳)の身柄を拘束したものの、医師は心肺停止の状態で発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。

送検のため埼玉県警東入間署を出る渡辺宏容疑者(左)=2022年1月29日午前、同県ふじみ野市(写真=時事通信フォト)

亡くなった医師は40代の働き盛りであり、医師会関係者の談話では在宅医療に真摯
しんし
に取り組んでいたそうで、市役所職員も「このような理不尽な形で亡くすのは地域としても大きな損失だ」と語った。「夜間に自宅療養中のコロナ患者を往診」「パラリンピックの聖火リレーランナーを伴走」など、ボランティア精神にあふれる献身的な医師だったことがしのばれるエピソードが次々と報道され、視聴者の涙をさそった。
医療者が犠牲となる事件は後を絶たない。
2021年12月には、大阪市の雑居ビルにある心療内科クリニックが患者に放火されて、医師を含む25人が犠牲になった放火殺人事件を彷彿させるような、やり切れない事件となった。

初めてではない訪問診療医の襲撃事件
近年報道された「患者および家族による医師襲撃事件」について表にまとめた。犯人は全員男性であり、40代以上の中高年が目立つ。


2014年には、「東京都内の大学病院に火炎瓶15本投下」という、運が悪ければ大阪府のクリニック放火事件を超えるレベルの死者が出かねない事件が発生している。場所は、東京都八王子市の東海大学医学部付属八王子病院。犯人は40代の元入院患者であり、入院中より職員に「シャワーの順番が遅かった」「もっと俺の待遇を良くしろ」と長時間にわたってクレームをつけるなど、今回の事件と重なるようなモンスターペイシェントぶりを発揮していた。スプリンクラーが作動してスムーズに鎮火したので死傷者が発生しなかったせいかニュースとしての扱いは小さく、さほど世論も動かなかったので、病院関係者が身を守るための積極的な予防策は生まれなかった。
2021年5月には千葉県市川市で「訪問診療に訪れた精神科医師の頭を、20代患者が刃物で刺す」という今回の事件を予感させるような事件が発生している。しかしながら、ローカルニュースにとどまり、世間のみならず医療関係者内での注意喚起も薄かった。
「8050問題」はそのまま「9060問題」へ
今回、逮捕された容疑者は66歳の無職男性であり、「母親の通院に同伴した診察の待合で『うちの母親を(先に待つ他の患者より)先に診ろ』などと求め、職員が断ると大声で怒鳴り散らす」「『うちの母親に失礼をしたら絶対許さない』とよく言っていた」などのモンスターぶりが報道されている。
事件前夜の1月26日に容疑者の母親が死亡し、翌27日に医師が病院スタッフを同伴して訪問した際、母親の遺体が安置されている部屋で銃撃された。死亡医師と同時に40代男性理学療法士と30代男性介護士が被害に遭っている。
近年の訪問診療では、注意を要するケースの場合、訪問時に防刃チョッキや防刃カバンを使用して自衛する診療所も存在するが、散弾銃をスタンバイさせていたとは想定外だったのだろう。今後、医師の護身のための対策が論議されることになるだろう。

社会に横たわる「暗部」を照らした
2010年ごろから、社会問題として各種メディアで「8050問題」を目にするようになった。「80代(高齢)の親が50代(中高年)のひきこもる子供を支えて経済的にも精神的にも行き詰まってしまう状態」を表したもので、現代の社会問題となりつつある。
2019年の内閣府調査では、「40~64歳の『ひきこもり』が全国で推計61万人存在し、7割以上が男性、ひきこもり期間は7年以上が半数、就職氷河期の就活失敗が一因」などと報告されている。

かつて「ひきこもり」とは「若者特有の問題」とされていたのが、実際にはそれが中年以降まで引き延ばされていたことが可視化された調査結果だったが、その後に十分な対策がされたとは言いがたい。
そのため、親の年金で生計を維持する「8050問題」は、そのまま「9060問題」となり、老親の死亡によって経済的に詰んでしまうので「親の死体遺棄」「親の年金・生活保護費の不正受給」などの事件は後を絶たない。
本容疑者は無職であるが、長年ひきこもっていたかどうかは不明だ。また、犯行の動機や背景に関しては警察の詳細な取り調べを待つことになるが、「母が死んでしまって、この先いいことがないと思った。医師やクリニックの人を殺して自殺しようと思った」と供述しており、「8050問題→9060問題→親死亡で自分の人生も詰んだと医師に逆上」という経過をたどった結果だった可能性もある。
「8050問題」を深刻化させる「寝たきり大黒柱」
「寝たきり大黒柱」という医療関係者の俗語がある。現在、日本の社会保障制度では、医療費の自己負担額には上限があり、高齢者ほど公費負担割合が大きい。そのため、年金支給額から、老親の医療費を差し引いても毎月それなりの額が残ることもある。
これを目当てに、家族が寝たきり老人に対して際限なく延命治療をリクエストするケースは少なくない。それは、愛する親を死なせたくないという気持ちゆえの「懇願」であることもあるが、「金目当て」と感じる医療者も多い。
「容疑者の92歳の母親は数年前から訪問診療を受けていたが、栄養をチューブで送る『胃ろう』を在宅で受けられないことに不満を抱いていた」と報道されている。
もし、容疑者が「無職ひきこもり息子」ならば万策を尽くして親の延命(と年金維持)を要求したのではないか、との推測はできる。だが、90代の人間を際限なく生かし続けることは不可能だ。
すべてのひきこもりの人が悪だくみをしているわけではない。精神的な病などで外に出ることができない人もいる。ただ、年金制度と高齢者療養費制度を“悪用”して、自らは働かず「寝たきりの大黒柱」の収入で食いつなぐ人がいるという現状は、早急に対処すべきだろう。
具体的には、年金受給者や生活保護受給者が入院した際には、年金を本人名義の通帳に支給するのを停止する、といった策が考えられる。入院費やオムツ代など介護にかかる経費は、公費から直接病院に払えばよいのだ。「マイナンバー制度」を活用すればこうした仕組みを運用するのは可能と思われ、コロナ禍でさらに膨れ上がった社会保障費の軽減にも有用だろう。
要介護状態になった親の世話をしたい(もしくはせざるを得ない)と、介護離職を決断する息子・娘もおり(自らの貯金や年金もある)、ケアする側の人がすべて、親を「寝たきり大黒柱」にしているわけではない。
しかし、今回の事件を見ると、「寝たきり大黒柱」を回避できるよう「ひきこもり」が長期化する前に外で働けるような働きかけや社会保障改革の必要性がより高まった。こうした対策を打つことで「8050問題」を「7040問題」に軽減できる可能性もあり、子世代の健全な自立を促し、「胃ろうを実施しない医師を逆恨みして射殺」のような不幸な事件を減らせると、私は考えている。

  • 筒井 冨美(つつい・ふみ)
  • フリーランス麻酔科医、医学博士
  • 地方の非医師家庭に生まれ、国立大学を卒業。米国留学、医大講師を経て、2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。


40代からジワジワ増える「心不全」で突然死しやすい人の共通点

2022-02-10 13:30:00 | 日記
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心不全など循環器系の疾患による死亡者数は、40代から徐々に増加する。働き盛りの世代は、何に気をつけたらいいのか。東京大学大学院医学系研究科・循環器系内科の原田睦生特任准教授は「心不全の発症を予防するチャンスは4回あります」という――。

75歳以上では、がんより多い循環器系疾患の死亡者数
心不全を含む循環器病による死因が近年増えています。また2019年の政府統計「人口動態調査:死亡数・死因・年齢別」(図表1)を見ると、循環器系の疾患による死亡者数は40代から徐々に増加しているのがわかります。

出典=厚生労働省「人口動態調査(2019)」より原田特任准教授作成 ※75歳以上の死因棒グラフの面積値をグラフ化

2019年の日本人の死因の第1位は悪性新生物(がん)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)ですが、この年の医療費の内訳を見ると、循環器系の疾患(以下、循環器病)にかかる医療費は6兆円で、がんよりも多いのです。さらに75歳以上の死因はがんよりも、循環器病のほうが多い。人口は減少傾向にあるにもかかわらず、2035年まで心不全は増え続けるとの試算も出ています。現代の日本にとって、循環器病は大きな医療課題となっているのです。
「循環器病」は、聞き慣れないかもしれませんが、全身に張り巡らされた血管と、ポンプの役割を担う心臓の疾患を指します。
特に重篤な症状が出やすいのは
・胸(心臓、肺、大動脈)
・頭(脳)
・足
の3つ。
2つめにある脳は、脳神経外科などの専門医がいるため、別々に語られることも多いのですが、脳梗塞の約3割は心臓が原因の心原性脳塞栓症です。循環器病は脳卒中とも密接に関わり合っているのです。
報道でよくみかける働き盛りの「心不全」死とは
心疾患には主に「心筋梗塞」「心筋症」「弁膜症」「不整脈」「先天性心疾患」などがあり、これらが進行した先に「心不全」があります。心不全になると、疲労感や脱力感、四肢の冷えやむくみ、息切れ、呼吸困難などの症状が現れます。ところが、これらの自覚症状を「歳だから」と見過ごしてしまう人も多いのです。
死亡診断書に記載される死因としての「心不全」にはいくつか種類があるといわれています。
①もともと患っていた心臓病が悪化し、死亡した場合(本体の心不全)
②心筋梗塞や大動脈解離、不整脈などが疑われる突然死の場合(いわゆる心臓発作)
③肺炎などの複数の病気が同時進行していて、直接死因が説明できない場合
(ただし1994年前後にこのパターンの死亡診断書を避けるよう指針が出たため、現在はほぼない)


働き盛りの人や前日まで元気だった人が、心不全で亡くなった場合は②のケースが多いと思われます。例えば、社会的リーダーと呼ばれる人は競争力が高く、ストレスの大きい環境で、不眠不休で仕事をしていることが多いため、突然死しやすいという報告があります。交感神経が常に賦活化され、アドレナリンが放出されている状態が続くと、血管が収縮し、血圧が上がるため、心不全を引き起こしやすくなるからです。
ほかにも喫煙者は心筋梗塞のリスクが2.95倍、脳卒中リスクは1.61倍高まります。悪玉コレステロール値が高い人、糖尿病、高血圧も心不全となる大きな要因です。すぐに心不全になることはありませんが、長期間、循環器系に負荷が蓄積されることによって、心不全につながります。
心不全は一方通行。前のステージには戻れない
こうした状況を受けて、日本循環器学会と日本心不全学会は2017年「急性・慢性心不全診療ガイドライン」を改定しました。このガイドラインでは心不全をA~Dの4つのステージに分けているのでご紹介しましょう。
まず、着目してほしいのが、心不全を発症するのが「ステージC」からだということ。症状がない段階の「ステージA」と「ステージB」の人たちも心不全予備軍としてカテゴリされています。例えばステージAは、心不全症候や心疾患はないものの、高血圧、糖尿病、動脈硬化性疾患を有している人が該当します。高血圧の人は、ただ血圧が高いと捉えるのではなく、心不全のリスクを持っていると定義されています。

出典=原田睦生特任准教授の解説を基に編集部作成

ちなみに「ステージC」になると事態は一気に深刻になります。急性心不全が発症して、入院。回復したものの、再発して、慢性心不全となり、「ステージD」に進むと終末期ケアとなっていきます。ここで大切なのは、次のステージに進まないことです。心不全は一方通行で、前のステージに戻ることはできませんが、その場に留まることはできます。ステージAであれば、大きな検査も、手術も不要で、心不全を防ぐことができるのです。
具体的な予防法は以下のとおりです。
【食事】
特に気をつけたいのは、高血圧の原因にもなる塩分。日本人の平均摂取量は10gだが、6gに抑えるようにしたい。
積極的に摂取すべきは「フルーツ」「野菜」、「玄米」や「オートミール」などの全粒穀物、「魚」「低脂肪乳」「赤身肉」「鶏肉」などの良質なタンパク源と「植物性油脂」。
逆に砂糖の入った飲み物や食べ物、加工肉、スナック菓子やカップ麺などの加工食品、動物性油脂は減らそう。
アルコールはビールなら500cc1本、ワインなら200mlが1日の目安(女性はその半分が適量)だ。【運動】
早足のウォーキング、自転車、動きのあるヨガ、水泳など中強度の運動を週に150分、またはジョギングやテニスなど高強度の運動を週に75分行うと、循環器病の死亡リスクは55%下がることがわかっている。
ただし、隠れ心臓病の人は、負荷の大きい運動は死亡リスクが高まるので、主治医と相談のうえ実行を。【睡眠】
睡眠不足や睡眠障害はホルモンや自律神経のバランスをくずし、肥満や生活習慣病の原因に。質の良い睡眠をしっかりと取るようにしよう。


心不全の発症予防チャンスは4回。発症後も「慢性化」予防を
心不全を予防するチャンスは4回あります。まず1つめのチャンスは、ステージAの前段階。食生活や運動、禁煙を心がけ、生活習慣病にならないようにすることが重要です。「ステージA」になってもチャンスはあります。この段階になると高血圧や糖尿病などの服薬が必要なケースもありますが、生活習慣病をコントロールすることで心不全の発症を予防できます。「ステージB」では循環器内科の外来で検査・治療を受け、循環器病の進行を食い止めること。心不全を発症する「ステージC」でも、入院治療から継続して心臓リハビリテーションを実施することで、重篤な状況に陥ったり、心不全が慢性化したりすることを回避できるチャンスがあります。
これまで、心不全は高齢者の病気とされていました。しかし、現代はストレス社会のうえ、人生100年といわれる超長寿社会となっているため、多くの人が心不全を発症するリスクが高まっているのです。
心不全はがんと同様に危険な病気ですが、生活習慣を変えることで予防できる病気でもあるのです。年齢を重ねてからの対処では手遅れになる可能性もあるため、若いうち、さらにステー
ジAになる前から心不全にならないための生活を心がけることが大切なのです。構成=林田順子)

  • 原田 睦生(はらだ・むつお)
  • 東京大学大学院医学系研究科循環器内科特任准教授、日本循環器協会評議員
  • 東京大学大学院医学系研究科循環器内科講座 先端臨床医学開発講座 特任准教授。循環器内科専門医。日本循環器協会評議員幹事。


「カップ麺の牛乳戻し」子どもの食生活が危機的だ

2022-02-10 12:00:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、新聞、雑誌、テレビにも取り上げられるなど大きな反響を呼んだ『食品の裏側』を2005年に上梓した安部司氏。70万部を突破する大ベストセラーとなり、中国、台湾、韓国でも翻訳出版され、いまもなおロングセラーになっている。
その安部氏が、『食品の裏側』を発売後、全国の読者から受けた「何を食べればいいのか?」という質問に対する答えとして、このたび『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』を上梓した。15年の間に書きためた膨大なレシピノートの中から、たった5つの「魔法の調味料」さえ作れば、簡単に時短に作れるレシピを厳選した1冊だ。
発売後、たちまち6刷5万部を突破し、各メディアで取り上げられるなど、大きな話題を呼んでいる安部氏が「子どもの食生活に迫る危機」について語る。
「手作りのおにぎり」を食べたことのない子ども
『食品の裏側』がベストセラーとなったことで、私は講演会や食育セミナーに招かれ、全国を飛び歩くこととなりました。そこで私は「家庭で今、なにが食べられているのか」、その実態をうかがい知ることになります。
『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん』にも書いたことですが、衝撃的だったのは、「手作りのおにぎりを初めて食べた5歳の子ども」でした。
『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)
ある保育園の食育講座で、「おかか入りのおにぎり」を作ったときのことです。それを食べた5歳の子どもが「おにぎりってこんなにおいしいんだね」と言って感動しているのを、保育士さんが「よかったね」と言って抱きしめて泣いているのです。
その子は「手作りの温かいおにぎり」を5歳になって生まれて初めて食べたということでした。おにぎりとは「コンビニの冷たいおにぎり」であって、手作りのものを食べたことがなかったのかもしれません。
別の保育園では「味噌汁が『臭い』と言って飲めない子どもがいる」という話を聞きました。
給食に味噌汁を出すと「こんなものは飲んだことがない」「変なニオイがする」と言って飲めない子どもが、毎年必ず何人かはいるというのです。
子どもたちの食生活の実態がどうなっているのか、疑問に思った私は、機会があるたびに子どもたちに「今日は朝ごはんに何を食べてきた?」と聞くようにしました。
「カップ麺の牛乳戻し」を朝食に食べる5歳の子ども
「ご飯とみそ汁と焼き魚」「トーストとハムエッグとサラダ」などという、いわゆる一般的な朝ご飯を食べている子どもももちろんいましたが、それはむしろ少数でした。
多かったのが「菓子パン」。それと「インスタントのポタージュスープ」という組み合わせも多くありました。
なかでも好まれているのはコーンポタージュで、「冷凍のタコ焼き」「ロールケーキ」というパターンもありました。
それから、これはあるお母さんから聞いたのですが、その家では朝ごはんに「(冷凍食品の)餃子」を食べると言っていました。
そのお母さんは、「餃子はお肉、野菜、小麦粉と、栄養バランスが一番いい。この(冷凍食品の餃子)1品で必要な栄養が摂れます」と胸を張っていました。それは確かにそうかもしれませんが……、私は返答に困ってしまいました。
これで驚いてはいけません。さらに驚いたのは「カップ麺の牛乳戻し」です。カップ麺をお湯で戻すのではなく、熱々に沸かした牛乳で戻して食べるのだそうです。
「なぜそんなことを?」と思いますよね。「お湯を使うよりも、牛乳のほうが栄養価が高いから」だそうです。
朝からカップ麺ではあまり体によくないから、牛乳を使うことで罪悪感を帳消しにするということでしょうか。とにかくそれが「5歳の子どもの朝食」だというのです。
返答に詰まるどころか、絶句してしまいました。「朝から冷凍餃子」の朝食が立派に思えたほどです。
「カップ麺の牛乳戻し」は極端な例としても、私が気になったのは、朝から「甘いもの」を食べる子どもがとにかく多いということです。
朝から「甘いもの漬け」になっている子どもたち
「朝はパンです」といっても、よく聞いてみると、食パンではなくて「菓子パン」なのです。「あんパン」や「メロンパン」「デニッシュ」といったものです。
親も朝は忙しいから、トーストを焼く時間も惜しい。菓子パンなら買っておいたものをそのまま食べさせられるから便利だということでしょう。
「食パン」という人もいましたが、「マーガリンと砂糖を混ぜたものを塗る」「チョコなどの甘いスプレッドを塗る」などのパターンが多いのが印象的でした。
それに呼応してかどうか、今は市販の食パンもビックリするほど「甘いもの」が多いと感じています。糖分をたっぷり入れていて、菓子パンと変わらないほどの甘さになっています。
折しも「高級食パンブーム」だそうです。店によっては行列ができるほどの人気だといい、メディアでもよく取り上げられています。
どの食パンも「しっとり、モチモチ」がウリだそうですが、あれは私などに言わせれば糖分と油の入れすぎで「じとっ」としているとしか思えません。
「何もつけずにそのまま食べてもおいしい」というけれど、あれだけ糖分と油が入っていれば、何もつけなくておいしいのは当たり前です。
いずれにしても、私が食品加工の現場に立っていた現役時代からは考えられないほどの糖分の使い方です。
それをみんな「おいしい」といって奪い合うように食べているのです。昔ながらのオーソドックスな食パンは、姿を消していく運命にあるのかもしれません。
日本人が糖分を摂りすぎていることについては「日本人の体を壊す『隠れ糖質』とりすぎの深刻盲点」に書いたように、かなり深刻な問題だと私は思っています。
ましてや、子どものうちから、糖分をたっぷり体に入れることがどんなにリスクが高いか。親御さん方には、ぜひ危機意識を持ってほしいと私は切に願います。
「自主性尊重」ではなく「好き嫌い」をさせているだけ
しかしこの話をすると、「うちは子どもの自主性を大事にしたいから」とおっしゃる方がいるのです。つまり、子どもの食べたがるもの、好きなものを与えることが、「子どもの自主性」を尊重することになるというのです。
たとえば子どもが野球をやりたいというなら野球をやらせてあげるとか、ピアノが習いたいというならピアノを習わせるというのは、確かに自主性を大事にするということでしょう。
でも、それと「好きなものだけを食べさせる」のは根本的に違う話です。「子どもの好きなものだけを食べさせる」のは、たんなる「好き嫌い」をさせているだけです。
「野菜を食べないと、栄養が足りなくなって元気が出ないよ」「魚を食べると頭が良くなるよ」などと教えるのが家庭教育ではないでしょうか。「子どもの舌を作る」のは親の教えなのです。
好きなものを好きなだけ食べさせる食生活を続けたら、子どもの味覚はおかしくなるに決まっています。
全国を回って、子どもたちの味覚がおかしくなっていることに危機感を覚えた私は、「令和の時代の和食のバイブル」を目指し『安部ごはん』を出版しました。
家庭で「手作りの和食」を増やすことが大事ですが、面倒で手間のかかる作り方では、誰しも忙しいので、作ってくれない。そこで「5つの魔法の調味料」を考案し、「これさえあれば、おいしい和食が簡単に、時短で、誰でも失敗せずに作れる」レシピを開発しました。
「子どもの舌」は発達途上です。今ならまだ取り戻せます。そのためにはやはり「和食」で、「天然のだしを使った和食」を食べさせることが一番だと私は思うからです。
「だしの素」をやめた家族に起きた変化
私の講演を聞きに来たことがきっかけで「だしの素」をやめたお母さんがいました。昆布とかつおぶしで、だしをとるようにしたのです。
「だしの素をやめたい」という人に対して私がいつもアドバイスするのは、「徐々に切り替える」ということです。
「だしの素」をいきなりやめると、必ずと言っていいほど家族から「おいしくない」「味が薄い」と文句が出ます。だから、最初は少しずつにして、徐々に切り替えることが大事です。そのお母さんもそのとおりに半年かけて「だしの素」をやめたのです。
ところが、半年後にそのお母さんの妹さんが来て「今日はおばちゃんがご飯を作ってあげるね」ということになったそうです。
妹さんは台所に残っていた「だしの素」を使ってみそ汁を作ったそうです。その味噌汁を飲んだ子どもたちは「いつもと違う」「後味がもわっとしておいしくない」と言い出したそうなのです。
わずか半年で、子どもの舌は「だしの素」ではなく、「天然のだし」をおいしいと思うようになっていたのです。
これはだしの話ですが、もちろん糖分、油分についても同じことです。「正しい味」を教えれば、必ず「子どもの舌」は取り戻すことができます。そうすれば自然と「甘すぎるもの」「油っこすぎるもの」「人工的なつくられた味」を遠ざけるようになります。
「頭」ではなく「体」と「舌」を変えることが「糖分や油分のとりすぎ」を減らす、確実な、そして大きな一歩になります。
「和食」を通して育った「本当の味覚」は、子どもの健康につながる「一生の宝」になる、私はそう確信しています。
安部 司 : 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

紀子さま、悠仁さまと小室圭さんの“受験問題”と「33億円新居」で三重苦の崖っぷち

2022-02-10 11:00:00 | 日記
下記の記事は週間女性プライム様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

「1月29日、秋篠宮ご夫妻は都内のホテルで行われた『北京冬季五輪結団式』にご臨席。2月4日から行われる北京五輪で日本選手団の主将を務めるスピードスケートの高木美帆選手たちを、激励されました」(皇室担当記者)
紀子さまは、昨年11月4日に父である川嶋辰彦さんが亡くなられてから、90日間の服喪期間に入られていたために、公の場に姿を見せられたのは、久しぶりのことだった。
皇族特権に対する不満
「90日間の喪は、最初の20日間が第1期、後の70日間が第2期と分けられています。第1期は重い喪の期間であり、公的活動は控えられます。第2期になると宮中祭祀などの神事やお祝いごと、歌舞音曲の類は控えられますが、公務の種類によっては“除喪”してお出ましになることがあります」(皇室ジャーナリストの山下晋司さん)
正式な喪明けとなる2月2日以降“通常運転”で数々の公務や行事をこなされていくことになる紀子さまだが、
「もっぱら気を揉まれているのは、悠仁さまのご進学についてでしょう。現在、お茶の水女子大学附属中学校に通われている悠仁さまが『提携校進学制度』を利用し、筑波大学附属高等学校へ進学されるのではないかと取り沙汰されています」(前出・皇室担当記者)
お茶の水女子大と筑波大の間で、'17年から5年間限定で設けられた『提携校進学制度』。学力テストを受けず、書類審査や面接などによって若干名が両大学の附属校に進学できる“特別ルート”だ。
「一部では、悠仁さまのために作られた制度とも言われています。真偽が明確でないまま批判することはできませんが、受験生やその家族から皇族特権に対する不満が生まれやすいのは確かでしょう」
そう話すのは、近現代の皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授。
「眞子さんの結婚問題は、国民との直接の利害関係というより“理念的な問題”が大きかったと思います」(小田部教授、以下同)
要するに、コロナ禍で国民が苦しむ中、自らの結婚を強行した眞子さんに対し“公より私を優先するのか”と、皇族としての姿勢を問う声が多く上がっていたが、
「悠仁さまが直面される“お受験問題”は、多くの国民が経験し、現にその苦悩を抱える人もいます。つまり、理念より利害が絡み、一層深刻な影響が生じる可能性がある」
と指摘する。
小室圭さんも重要な局面へ
それに布石を打つかのごとく、秋篠宮家の側近トップである皇嗣職大夫は1月24日、文書で苦言を呈したばかり。
《受験期を迎えている未成年者の進学のことを、臆測に基づいて毎週のように報道するのは、メディアの姿勢としていかがなものか》
「国民の疑念を払拭する説明がなされないどころか、火に油を注いでしまった印象です。あえて“受験”と“進学”という言葉を使い分けている印象で、煙に巻こうとしているようにも思えました」(皇室ジャーナリスト)
筑波大学附属高校のホームページによると、一般受験の合否発表は2月16日。
「ほかの受験生と足並みをそろえて、悠仁さまのご進学先が正式に発表されるのは、2月中旬以降になると思われます」(宮内庁関係者)
秋篠宮ご一家('21年11月・赤坂)
【写真多数】小室眞子さんが片想いしていた初恋イケメン、小室圭さんと“車内”でのラブラブツーショットほか
悠仁さまのお受験結果に注目が集まる一方で、紀子さまのもう1人の“息子”─小室圭さんにも大事な局面が迫ってきている。
「2月22日から23日にかけて、NY州司法試験が行われます。前回の試験に不合格だった小室さんは再挑戦に燃えているはず」(法曹関係者)
すでにNYの法律事務所に法務助手として勤務していた小室さんがまさかの不合格と判明したのは、昨年10月。
弁護士になれなかったことで、想定年収は弁護士の3分の1以下である600万円ほどになるとも報じられた。
「NY生活を続けるためにも、小室さんは次の試験で絶対に合格する必要があります。ただ、2月の試験は例年、再受験者の合格率が35%前後にとどまるため、どうなることか……」(同・前)
前回の試験では初受験者の78%が合格。2月は仕事と受験を両立する受験者が多く、勉強時間を確保できないために合格率が低下するという。
NY州の弁護士資格を持つ清原博氏も憂色を浮かべる。
「法務助手は定時勤務ですが、時には残業をしたり、仕事を自宅に持ち帰ったりすることもあります。不慣れなうちは日々の仕事をこなすだけで精いっぱいでしょう。試験直前だからといって、事務所側が“勉強のために仕事は休んでもよい”と言えば、ほかのスタッフへの公平性が保たれませんし、受験はあくまでも個人の問題なのです」
試験の“アウェー感”も小室さんを追い詰めかねない。
新居の総工費は33億円
「リモート形式で行われた前回の試験とは異なり、今回は大規模な会議場に大勢の受験生が集う形式。英語を母国語とする多くの受験生に囲まれると、ライバルがとても優秀に見えます。雰囲気にのまれたり、自信をなくしたりしてしまい、前回以上に実力が発揮しづらいおそれがあるでしょう」(清原氏)
はたして、小室さんは、こうしたプレッシャーに打ち勝てるのか─。
「合否発表が予定されている4月下旬は、再び日本中が小室さん夫妻の話題で持ち切りになるでしょう。ただ、同時期には秋篠宮家のお引っ越しが控えており、こちらも注目されるのでは」(前出・ジャーナリスト)
'21年11月6日、川嶋辰彦さんの自宅で行われた家族葬を終えた小室眞子さんと圭さん
【写真多数】小室眞子さんが片想いしていた初恋イケメン、小室圭さんと“車内”でのラブラブツーショットほか
'19年2月に大規模改修拡張工事が着手された秋篠宮邸が完成間近に。
「今春にも引っ越される見通しです。改修前の秋篠宮邸は築50年ほどと老朽化が進んでいました。'06年と'11年に改修が検討されたものの、社会情勢などを理由とした秋篠宮さまのご意向で見送られていました」(同・前)
お代替わりに伴い、改修に踏み切られた秋篠宮さま。
「天皇陛下が皇太子時代にお住まいになっていた東宮御所には、行事などで使用される『檜の間』や『日月の間』といった大広間があります。一方、秋篠宮邸にはそのような大広間はありません。皇嗣は皇太子と同等ですから、東宮御所の規模を参考に増築されたのでしょう」(前出・山下さん)
隣接する『赤坂東邸』が、渡り廊下でつながれた“新・秋篠宮邸”の延べ床面積は約5500平方メートルにも及び、
「総工費は約33億円です。工事中の仮住まいとして新設された『御仮寓所』の約9億8千万円も含め、これらは国庫から支出されます」(前出・宮内庁関係者)
秋篠宮さまはかつて、皇室行事『大嘗祭』に公的な予算が充てられることについて、宮内庁に疑義を呈された。
「節約家で知られる秋篠宮さまが、新居にこれほどの国費をかけられる……。必要経費だとわかっていても、金額だけで違和感を覚えてしまうのも無理はありません。理解できない国民からは“高すぎる”といった声が上がるでしょう。悠仁さまのご進学と小室さんの再試験が相まって、引っ越しにも、国民から冷たい視線が注がれることになりそうです」(同・前)
秋篠宮家に向けて吹き荒れる“春一番”。先案じされる皇嗣妃の胸奥や、いかに─。
山下晋司 皇室ジャーナリスト。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立
小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。専門は、皇族や華族に関わる日本近現代皇室史
清原博 国際弁護士。アメリカの法律事務所で勤務後、帰国して法律事務所を開業

ブリは女性にオススメの赤身魚 タウリン・鉄・ビタミンDが豊富

2022-02-10 08:30:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイヘルスケアデジタル様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

ブリの旬は冬。産卵する春にかけて栄養素を体内に蓄えるため、脂が乗っておいしい時季になります。

 成長魚であるブリ以外の呼び方は地域によってさまざまです。関東では養殖ものをハマチ、天然ものをブリと区別することも多いですし、関西では天然のハマチを食べることも。他にも地域ごとに特色ある名前がたくさんある、実に興味深い魚です。

 そんなブリの栄養素にはどのようなものが含まれているのでしょうか。

 まずはタウリンです。アミノ酸に似た成分であるタウリンは、体内の数多くの臓器や組織に広く含まれているので、生命の維持に必要な成分と考えられています。血中コレステロールの低下、心臓や肝機能向上、高血糖予防、高血圧予防、視力回復などの効果が報告されています。

 次に鉄です。ブリは身が白っぽいため白身魚と思われがちですが、実はアジ科の赤身魚。赤身の魚には白身魚より多く鉄分が入っているため、貧血予防のためにぜひ取りたい赤身魚のひとつ。特に女性の方は男性よりも推奨量が多いので、積極的に取るとよいですね。
さらには、カルシウムの吸収を促して骨を丈夫にしてくれるビタミンDも含まれます。厚生労働省の食事摂取基準にも、ビタミンDをより積極的に取るよう書いてありますし、カルシウムは骨を丈夫にするだけでなく、筋肉の収縮や神経伝達にも関わる大切な栄養素ですので、筋力を衰えさせないためにも必要になります。

ブリに含まれる動脈硬化や高血圧の予防に役立つDHAや、血栓予防に役立つEPAなどの不飽和脂肪酸と呼ばれる脂も見逃してはいけません。30~40歳代女性で1日当たり1.6グラムが摂取の目安になっていますが、この量は切り身1切れ(80グラム)でDHA(1360ミリグラム)、EPA(752ミリグラム)をともに十分摂取することができるのです。

時間栄養学的にカルシウムの吸収は夜にアップします。鉄などのミネラルもより吸収しやすい夜に取るのがいいでしょう。ただし、DHAとEPAは、朝にシャキッと体内時計をリセットさせるのに重要な栄養素です。ご自身の目的に合わせて食べる時間を変えてみるのもいいかもしれません。
古谷彰子
愛国学園短期大学非常勤講師
早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学非常勤講師、アスリートフードマイスター認定講師。