りさの苦手日記

りさには苦手な事がたくさんあります。

視機能を発達させる遊び

2015-01-16 14:51:05 | 日記
最近の子供達の遊びって、家の中でゲームをする事が多いように感じます。
また、塾や習い事に忙しくって、公園で子供達の遊ぶ姿を見かける事が減ったようにも感じます

昔の遊びの中には、眼と体を使うものがたくさんありました。
けん玉、お手玉、折り紙、ビー玉など…、どれも眼と体を一緒に使います。
また、公園などで鬼ごっこをしたり、ドッチボールやサッカーなど、ボールを使って遊ぶことも、眼と体の発達には、とてもよかったのではないでしょうか❓

私は、りさが視機能トレーニングによって、少し見えるようになってから、公園でバドミントンをしています。
それまでは全然できなかったのが、打ち返せるようになりました。
本当に、羽根が見えるようになったんだな~と思います。
二人で何回続くか、数を数えながら打ち返しています。何回も続くと、彼女もとても楽しそうです

こんな風に、昔の遊びや外での遊びは、子供達が成長するうえで、自然に視機能トレーニングの役目を果たしています。

時には、トレーニングをイヤがったりする事があるかもしれませんが、そんな時は、トレーニングになるような遊びをしてみて下さい
たまには、お子さんの好きな遊びを選んで、トレーニングの代わりにしてあげてもいいですね

毎日トレーニングを続けるのは、本当に大変ですからね

子供達が、楽しみながら視機能を発達できますように…
愛をこめて

視機能と発達障がい

2015-01-15 15:11:59 | 日記
私は、このブログでディスレクシアと視機能の未発達の関係について書いてきましたが…

視機能に弱さを抱える子供達は、実は…

1、ADHDの子供達
2、LD・ディスレクシアの子供達
3、先天的な発達障がいはないけれど、視機能そのものに弱さのある子供達

に、分けられると思います。

ただし、1、2、のような発達障がいの子供達は、必ずしも視機能に弱さがある訳ではありませんが、とても多くの場合で、視機能の弱さを持っています。

つまり、周囲に視機能に関する知見が少しでもあれば…

字を読み飛ばしてしまう。
字を読むのが遅い。
板書・書き写しが苦手。
字の形を覚えるのが苦手。など…

学校や日常生活の中で、子供達の様子から「もしかして、視機能に発達の遅れがあるのではないか❓」と、気付く事が出来ます。

まずは、気付いてあげて欲しいのです。出来ないのは、理由があるということを…

もし、発達障がいがあれば、もちろん視機能トレーニングだけで、問題が解決する訳ではありませんが、トレーニングによって、出来る事は増えます。

字を読み飛ばしてしまう。
字を読むのが遅い。
板書・書き写しが苦手。
字の形を覚えるのが苦手。など…が、
あれば、勉強が出来る、出来ない以前の事だと思いませんか❓

りさは私との交換ノートで、
「前は眼が見えなかったけど、今は見えるようになって、勉強も少しずつわかるようになってきました。お母さんありがとうございます。これからも、一緒に頑張ってね
と、書いていました。

私はこれを読んで、涙が溢れました。
毎日、トレーニングや勉強を頑張っているのは、私ではなく、彼女なのに、
ありがとうと言われるなんて…

でも、いつもどうすれば良いか❓
みんなとやり方は違うけれど、どうすれば彼女が学校の勉強を理解出来るのかを
考えて、一緒に取り組んでいた私に、お礼を言ってくれたんだな~と思います
本当に嬉しかったです。

そして、「少しずつ出来るようになった、わかるようになった事が嬉しい」
と、書いてありました。

視機能に弱さを持つ子供達が、りさのように、
「出来るようになった、わかるようになった」
と、喜んでくれる日がきますように…
愛をこめて


子育てに悩んでいるお母さんへ

2015-01-14 15:19:06 | 日記
子育てに悩んでおられるお母さん、たくさんいらっしゃるかと思います。
そういう私も悩んでいる一人です

よく「理想の子育て」といいますが…

それは、世間に押しつけられたものではありませんか❓
育児本を読んで、余計に悩んだりした経験はありませんか❓
子育てこそ、本当は個性的ではないでしょうか❓
今、私の目の前にいるりさは世界でたった一人なんですから…

彼女がまだ、ディスレクシアだとわかる前、そして、わかってすぐの頃、とても悩んでいた時に、《世界に一つだけの花》を聞いて泣いた事があります。
どうして、私はりさの事をこんな風に思えないんだろう❓
どうして私は出来ない事ばかりを数えて、彼女の良い所を見てあげられないんだろう❓と…

きっと私は、周囲からいい母親だと認められたかったんだと思います。
でも、これっておかしいですよね⁉️
もし、周囲からいい母親だと言われても、りさがそう思っていなければ、どうなんでしょうか❓
私ってバカだな~とつくづく思いました。
彼女は、私が風邪を引けばお世話をしてくれ、体調が悪いからと寝ていれば、冷蔵庫にある物を温め直して、
「お母さん、起きてご飯食べてからまた寝たら❓」と言ってくれる優しい娘です。彼女が小学2年生の出来事です。
私がお礼を言うと、
「いつもしてもらっているから」と、答えました。

私はりさからたくさんの愛をもらって、母親として育てられている気がします

悩んだ以上に愛や幸福を彼女からもらっています。

そして、今、私はたくさんの人に支えられ、りさのように辛い思いをしているディスレクシアの子供達が少しでも理解され、また、トレーニングによって苦手な事が少しずつ出来るようになる事を皆さんに知って頂きたいと思っています。
こんな風に思って、やっていこうと決意出来たのも、りさのおかげですね

子育てに悩んでおられるお母さんへ…
愛をこめて

頑張っているお母さんへ

2015-01-13 17:25:49 | 日記
眼球運動のトレーニングを3種類、ご紹介しましたが、皆さん、いかがでしたか❓

お子さんのペースでゆっくりと少しずつ進めてあげて下さいね
必ず、良くなります
りさもそうでした。頑張った分、少しずつ良くなってきました。
まだまだ、苦手な事はたくさんあり、課題はありますが…

本を読む時、読んでいる場所がわからなくなってしまう事は、もうありません。
板書も出来るようになりました。
筆算の計算も桁を揃えて、きちんと計算出来るようになりました。
ハサミも上手く使えます。

私は、時々、精神的にしんどくなってしまう時がありますが、そうやって、出来るようになった事を数えて、彼女の頑張りや努力を認めてあげようと、考え直しています。
そして、周囲の人達が私を励ましてくれたり、応援してくれたりする事にとても感謝しています

ある先生から頂いた励ましのメールです。
「教育には、決して特効薬のようなものはありません。
ですから、どうかお子様へのアドバイスをするとすれば、ぜひお子様の一番そばにいるお母様が元気であってほしいと思います。
無理はよくありません。
お母様は本当にがんばっていらっしゃいます。」
と、いうお言葉を頂きました。

私は、とても嬉しくて、そして、私の努力を認めてくれる誰かがいる事に、勇気づけられました。

私のように、悩んでいらっしゃるお母さんは、たくさんいらっしゃると思います。私が頂いたメールを、同じように悩んでいるお母さん達にも、このブログを通して、届けないと思います。
私からは…
「お母さんは、本当に頑張ってらっしゃいます。そして、ご自身を褒めてあげて下さい。自分自身に、毎日頑張ってるねって言いながら、ご自身の腕を撫でてあげて下さいね

頑張っている全てのお母さんに…
愛をこめて

視機能トレーニングについて 3

2015-01-12 18:01:28 | 日記
三連休も終わりですね
皆さん楽しく過ごされましたか❓

今日は、最後の両眼のチームワークのトレーニングについて、紹介します

遠くの物を見る時は、両眼の向きは平行に近くなり、近くの物を見る時は、両眼の向きの角度は鋭角になります。
このように、両目を揃えて動かす働きの事を、両眼のチームワークと呼びます。
例えば、黒板の文字をノートに写す場合、黒板からノートを見る時には両眼を素早く寄せ、ノートから黒板を見る時には両眼を素早く開くという眼球運動を繰り返しています。

内斜視、又は常に斜視があるという場合には、ここで紹介するトレーニングを行う前に必ず眼科を受診して、トレーニングを行える状態なのかどうか、先生にご相談下さいね

腕を伸ばした位の距離から、キャラクターのついた鉛筆を少しずつ両眼の間に近づけていき、眼を寄せていきます。両眼で見える距離が、眼から1~2㎝になるのが目標です。この時、キャラクターが一つに見えます。

眼を寄せる力が弱いと、本人の見え方としては、片方の視線が外にズレてしまってキャラクターが一つに見えている場合と、二重に見えている場合があります。

正面から見て、両眼が均等に寄っているかを確認してあげて下さい。そして、両眼の黒眼が、眼の内側まで寄ってくる状態が理想です。

これは、いわゆる寄り眼の練習です

このトレーニングで、ディスレクシアの子供達が苦手な事が少しずつ出来るようになりますように…
そして、笑顔になり、学校生活が少しずつ楽しめますように…愛をこめて