「あちらの世界には猫は居るかな…」
突然、ぽつりと主人が言う。
大好きな猫たちと一緒に居たいのだ…。
気持ちは、わかる! 私だって、一緒に居たい。
だけど、あちらの世界を描いた絵を見たことあるが、猫や犬、居ただろうか…。
「畜生道」って言葉があるから、きっと、人間とは、一緒ではないかもしれない。
嫌だ! あの子たちは、家族だった…。
私は、実家の両親に会いたい!!
と、水を差すように、息子の冷たい言葉が…。
「輪廻とか信じてる~? そんなのないからね! 無になるだけだから…」
夫婦、二人とも、黙り込む。
すぐに…とは思わないけれど、いつかは逝くんだから…。
愉しい夢、見たいよ~♪