龍馬を超えた男小松帯刀原口 泉グラフ社この本の詳細を見る
小松帯刀(こまつ・たてわき)は天保6年(1835年),薩摩藩士肝付兼善の三男として鹿児島城下で生まれた。彼は,文久2年(1862年)には28歳で家老に就任し,藩の軍事,貿易,政治までを担う。坂本竜馬を支援したことでも知られるが,小松の関わりがいつから始まったのか,詳細は不明である。
小松は慶應元年(1865年)長崎に出張した折,長州 . . . 本文を読む
幻の宰相 小松帯刀伝(改訂復刻版)瀬野 冨吉宮帯出版社この本の詳細を見る
小松帯刀(こまつ たてわき)の足跡,波乱にみちた36年の短い生涯を、精緻な考証をもとにたどり,第13回「南日本出版文化賞」受賞の著が,復刊しました。小松帯刀が世に無名の存在であった,1986年に地元鹿児島の在野の研究者・瀬野冨吉氏の書です。
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小松帯刀は,島津久光に登用され,1862(文久2)年から家老として手腕を . . . 本文を読む
幻の宰相 小松帯刀伝(改訂復刻版)瀬野 冨吉宮帯出版社小松帯刀の実像に迫る
大河ドラマ「篤姫」では,小松帯刀は大久保と西郷の間の調整役,薩長同盟締結時の両藩のパイプ役といった,陰の役回りを演じている。実際のところは,コーデネターにとどまることなく,勝手方掛,軍役掛,琉球掛,産物方掛,唐物取締役掛,製薬方掛,蒸気船掛など,今風にたとえるなら,プレイングマネジャーとして,陣頭に立っていた。
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幻(まぼろし)の宰相と呼ばれた薩摩の若き家老
幕末維新期に辣腕の英国外交官として活躍したアーネスト・サトウは,小松についてこんな人物評を残している。
「小松は私の知っている日本人の中で一番魅力のある人物である。家老の家柄だが,そういう階級の人間に似合わず、政治的な才能があり,態度にすぐれ,それに友情が厚く,そんな点で人々に傑出していた。顔の色も普通よりきれいだったが,口の大きいのが美貌をそ . . . 本文を読む
小松帯刀(こまつ・たてわき)は,天保6年(1835年)10月14日に,薩摩喜入領主・肝属兼善(かねよし)の三男として生まれる。母は島津久貫の娘。幼名は尚五郎,名は清廉(きよかど)。 篤姫,そして後に親交を持った坂本龍馬とは同年生まれ。
鹿児島市街から錦江湾(鹿児島湾)に沿って国道 226号を約20km南下(指宿方面)したところに,喜入(きいれ)という縁起の良い地名の町(合併で鹿児島市に編 . . . 本文を読む
大河ドラマ「篤姫」で,一躍脚光を浴びたのが,“幻の宰相”とも呼ばれる小松帯刀(清廉・きよかど)。大河ドラマ「篤姫」では,篤姫の初恋の人との役回りにある小松は薩摩藩家老として薩長同盟の締結や大政奉還などをすすめるなど明治維新に尽くしたが,明治3(1870)年,36歳の若さで病死した。
小松帯刀の墓は,鹿児島県日置市にある。江戸時代に鹿児島の武家の間で流行した“祠堂型”の墓は,みるからに重厚であ . . . 本文を読む
大河ドラマ「篤姫」が始まるまでは,殆どの人(鹿児島県人をふくめ)が知らなかった篤姫。さらに小松帯刀(こまつ たてわき)ともなると、出身地の僅かの人と歴史家ぐらいしか知られていなかった。一躍,脚光を浴びることとなった。
『幻の宰相 小松帯刀伝』の表紙の肖像像写真から,目鼻立ちのなかなかの美男子ぶりが,うかがわれる。
幻の宰相 小松帯刀伝(改訂復刻版)瀬野 冨吉宮帯出版社このアイテムの詳細を見 . . . 本文を読む
「幻の宰相」と呼ばれた小松帯刀。幕末の混乱期に,薩摩藩の家老として数々の功績を残しつつ,明治3年 36歳の若さでに若くして亡くなったことを惜しみ,いつしか呼ばれるようになった小松帯刀の代名詞である。
尚五郎と名乗っていた青年時代,多病の身体の保養にと琵琶を弾くようになり,琵琶にのめり込んだ。その様を心配した執事の忠告を受け,それ以来,琵琶を手にしなくなったという。この琵琶は,いま,薩摩焼宗 . . . 本文を読む
【ビジュアルは小松家墓】
いま多くの人が政治の混迷,米国の金融資本主義の限界を見せつけた金融危機に,戸惑いと不安を感じている。この状況は,かっての幕末・明治維新の激動期にも似る。
幕末を描く大河ドラマ「篤姫」で,主要人物の1人として登場の小松帯刀は薩長同盟や大政奉還の立役者として活躍した人物。彼は志半ばして36歳の若さで病死したことなどから,「幻の宰相」ともいわれ惜しまれている。
▼小松 . . . 本文を読む
大河ドラマが始まるまで,主役の篤姫と同様,小松帯刀も出身地鹿児島でも無名に近い存在でした。
小松帯刀は,天保6(1835)年,喜入(現鹿児島市南部)領主肝付兼善の三男,尚五郎として生まれ,後に吉利(よしとし)領主の小松家の養子となりました。若くして薩摩藩家老となり,西郷や大久保ら下級武士を登用し,藩士たちをまとめあげました。坂本龍馬とも交流を持ち薩長同盟を成立させ倒幕の機運を高めるました。 . . . 本文を読む