Wish for recovery -The Japan News
Kyushu Railway Co. started on April 28 to run a Shinkansen with the slogan “Cheer Up! Kyushu” between Hakata Station in Fukuoka and Kagoshima-Chuo Station in Kagoshima to cheer up Kumamoto Prefecture and other areas in the Kyushu region that were hit by the Kumamoto Earthquake.
>>>「元気に!九州」JRがラッピング列車
JR九州は4月28日,地震の被災地となった熊本、大分の復旧・復興を願い,九州新幹線などで「元気に!九州」と記したラッピング列車の運行を始めた。
-地震の影響-旅行や宿泊のキャンセルが急増 九州全体に及ぶ
情報源:朝日新聞 読売新聞 産経新聞 西日本新聞 佐賀新聞 南日本新聞 宮崎日日新聞 NHKテレビニュース KYT鹿児島読売テレビニュース
九州を襲った強い地震は,主力産業の観光業に深刻な打撃を与えている。全国有数の温泉地を抱える熊本,大分両県のホテル・旅館には,宿泊予約のキャンセルが相次ぐ。被害が集中する熊本県内だけでなく,九州全体に影響が広がっている。稼ぎ時のゴールデンウィーク(GW)を前に,九州の観光業界は不安に包まれている。
日本旅行(東京)によると,4月下旬に首都圏から福岡や長崎を訪れる予定の団体旅行でキャンセルがあった。担当者は「東京からはどうしても同じ九州に見えてしまう」と残念がる。
エイチ・アイ・エス(HIS,東京)は16日の地震を受け,ツアー予約客からキャンセルを受け付ける地域を熊本県内に加えて大分県内にも拡大すると,取り消しの連絡が相次いでいる。
熊本県 キャンセル3万7千人 熊本県内の宿泊施設
熊本県は2015年の外国人延べ宿泊者数が,前年比56%増の74万人で過去最高だった。熊本城と阿蘇という海外でも有名な観光地が被災し,今後の影響が懸念される。
熊本県が県内の405宿泊施設を対象に19~21日実施した聞き取り調査によると,回答した279施設でゴールデンウイークまでに計約3万7千人分の予約キャンセルがあった。ガス停止などの影響で,78施設が営業を休止している。被害が大きい阿蘇市や南阿蘇村の施設は含まれておらず,実際の影響はさらに膨らむとみられる。
熊本空港の国際線は,ソウル,香港,台湾高雄の3路線が地震後に運休。少なくとも5月中旬までは再開されない見通しである。
JTB九州によると,熊本市内や阿蘇地方の今後1週間分のツアーや宿泊予約のキャンセル率は,「ほぼ99%に達するだろう」(広報)という。
阿蘇市内の旅館などで組織する阿蘇温泉観光旅館協同組合は26日,加盟する19軒のうち9軒の温泉が16日の本震後,お湯が出なくなったり,水量が減ったりして営業を休止していることを明らかにした。
大分県 別府市の旅館やホテルでは,予約のキャンセルが相次いでいます。
別府市旅館ホテル組合連合会によると,市内の旅館やホテルの被害は軽く,ほとんどが営業をしていますが,キャンセルが相次いでいる宿泊施設も多いということで,現在,影響を調べている。
別府市の杉乃井ホテルによると,14~16日に受けた予約取り消しは計3千人分。相次ぐ地震を不安視する年配客が多く,キャンセルは16日だけで1500人分に上った。担当は「短期間でこれほどキャンセルがあったのは初めて」と語り,料金を2割程度下げて回復を図る。
別府市北浜にある創業101年の温泉旅館は,客室が9室あり,地震の前は70%以上の稼働率でしたが,これまでに50件を超えるキャンセルの連絡があり,21日も空室が目立っている。ほぼ満室だった大型連休中の予約もキャンセルの連絡が入り始めているということで,影響が長引くことを懸念している。
別府市の別府国際観光港では,一連の地震による地割れや液状化とみられる被害が相次いで見つかっていて,大分県は大型連休明けにも岸壁の内部で空洞化などが起きていないか本格的な調査を行う方針である。
福岡県
福岡市内でも,キャナルシティ・福岡ワシントンホテルでは15日までに日本人団体客5件計154人,韓国人客46人がキャンセル。「地震のため旅行方面を変えたい」と話す客もいた。福岡市の「ホテル日航福岡」では,1カ月以上先の予約もキャンセルが出始めた。その多くは外国人で,「福岡を起点に周遊するつもりだった外国人客が,旅行そのものを取りやめている」(広報担当)。
ゴールデンウイークを前に,福岡都市圏有数の観光地,太宰府天満宮(太宰府市)界隈(かいわい)を訪れる観光客が減っている。熊本地震の影響とみられ,例年なら修学旅行生や外国人の団体客でにぎわう参道も今年は閑散とする日が目立つ。
佐賀県 旅行キャンセル相次ぐ
佐賀県内の旅館やホテルでは予約のキャンセルが相次いでいる。地震が長引けば春の行楽シーズンの客足に大きな打撃を与えかねず,今月末からのゴールデンウイークへの影響も懸念される。
嬉野市の旅館「大正屋」では,14日の地震発生以降,少なくとも約20件,60人分の宿泊がキャンセルされた。 武雄市の武雄センチュリーホテルは,15日に数件,16日は約10件の宿泊キャンセルがあった。地震が続いていることやJRが動いていないことが理由。
キャンセルは県内の温泉地,観光地に広く及んでいる。佐賀市の古湯温泉ONCRIでは,16日だけで6件,約20人分のキャンセルが発生。JRで移動できない南九州の旅行者に加え,関東からの客も宿泊を取りやめた。唐津市のホテルは「地震が発生してまだ数日。影響が長引けばゴールデンウイークが心配になる」と吐露した。
長崎県 長崎県宿泊 地震の余波 予約取り消し7万人超 知事「安全を発信する」
長崎県の中村法道知事は26日の記者会見で,熊本地震後にあった県内の宿泊施設へのキャンセルが7万3417人分に上っていることを明らかにした。中村知事は「県内の観光施設や宿泊施設は通常通り営業を行っている。観光ホームページなどでは伝えているが,時期をみて安全という情報を発信していきたい」と述べた。
鹿児島県 団体客のキャンセル相次ぐ
熊本地震の影響を受け,修学旅行で鹿児島を訪れる予定だった54の学校が,キャンセルや延期をした。鹿児島県観光連盟では修学旅行の受け入れをしている県内37の宿泊施設に対し,調査を実施。その結果,28日までに小中高計54校が鹿児島への修学旅行をキャンセルまたは延期しているという。人数にして8451人。県内では例年,約10万人の修学旅行客を受け入れており,すでに1割近い影響が出ていることになる。県観光連盟の奈良迫英光観光プロデューサーは「影響はホテルだけでなく貸し切りバス,レストラン,観光施設にも及び,非常に経済的に影響が大きい」と話した。特に新幹線で訪れる関西方面の学校のキャンセルが多く,県観光連盟では,少なくとも九州新幹線が通常ダイヤに戻るまでは影響が長引くのではないかと懸念している。
指宿温泉の旅館「指宿白水館」では,16日に宿泊予定だった約450人のうち約100人がキャンセルした。九州新幹線や九州道の不通が影響しているという。指宿市によると,4月22日時点で,主なホテルや旅館12社のキャンセル数は個人と団体を合わせて約1万7000人。この数は,去年夏に桜島の噴火警戒レベルが引き上げられた際のキャンセル数3000人を,大幅に上回っている。
宮崎県
ゴールデンウイーク(GW)を間近に控え、熊本地震の影響が宮崎県観光業界に広がっている。宮崎県観光推進課が20日以降、宮崎市と高千穂町のホテル・旅館計12施設に実施した聞き取りでは、宿泊客は平均して前年比4割減少。県外客が見込まれるイベントも中止が相次ぎ、「口蹄疫に匹敵するダメージ」と関係者。東九州自動車道・北九州-宮崎の全線開通を起爆剤に、持ち直しを図りたいとする。
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JR九州 本年度上場は「予定通り」 / 震災で4月収入は29億円減に
JR九州の青柳俊彦社長は27日,熊本地震発生による株式上場への影響について「きちんと準備を進めている。災害でスケジュールが遅れるとは考えていない」と述べ,当初の予定通り本年度中の上場を目指す方針。今年秋から冬にも上場するとみられる。
同社によると,熊本地震の被害による運休や予約キャンセルで,4月の鉄道取り扱い収入が26日時点で前年同月比29億円減の148億円となった。青柳社長は九州新幹線の全線再開後の影響については「経験がなく予測がつかない」としつつも「(29億円減という)4月の数字をみれば,上場を阻害するものではない」と語ったっている。
JR九州は2014年度決算で過去最高の約150億円の純利益を計上。2016年度に純利益を確保できるかについては,「まだ判断はできない。被害状況を確認したい」とする。
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