鹿児島空港から新燃岳噴火を望めます。

霧島山　新燃岳2011年1月26日噴火


　新燃岳（１４２１メートル）の突然の噴火で，桜島の陰がやや薄くなった感もありますが，桜島も活発な活動を続けています。
　火山噴火は，飛行機の運航にも少なからぬ影響を及ぼします。航空各社とも，噴火や噴煙の流れる方向などの情報を迅速に把握、噴煙の中を飛ばないようしています。

　▼桜島
　活発な活動が続くかごしま・桜島は，アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山に比べ噴煙の高さは低く，欠航はないものの，航空機が火山灰を吸い込むとエンジン停止などのトラブルが予想されることから，国土交通省鹿児島空港事務所によると，噴火の際の火山弾や火山れきで航空機に影響の出る恐れもあり，桜島の火口から半径約６キロ内の上空は飛行しないよう管制してます。
　噴煙はレーダーに映らず，噴火情報は噴煙の広がりが分からないことから，パイロットか地上管制官による目視で噴火を確認した場合，周辺を飛ぶ飛行機や管制官に直ちに伝え，注意を呼び掛けます。




【photo－国土交通省監視カメラ】

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　鹿児島空港は、標高270m。日本では長野県の松本空港、広島空港などと並んで、標高の高い空港の一つです。周囲を山岳に囲まれ、高台の上の空港のために、地形の影響で気流が乱れることの多い空港ですので、進入前の準備は早めに、シートベルトのサインも慎重に扱います。桜島の噴煙の流れ方によって、迂回の進入のコースが設けられており、宮崎から鹿児島の北側に回り、回り込むような形で着陸することもあります。
　また鹿児島空港の滑走路は，南北に向かっての1本でしす。飛行機は性能上、向い風での着陸を通常行いますが、鹿児島空港は騒音の関係から、ほとんどの場合北向きに着陸しますが，南向きに着陸する時は南風が強い時です。

　鹿児島空港に隣接し，インターチェンジがあり，鹿児島市内へは，約10分間隔で高速バスが出ています。また，県内の主要都市である川内（せんだい），阿久根（あくね），串木野（くしきの），枕崎，鹿屋（かのや），垂水（たるみず），志布志，山川，大口（おおくち）などへの高速バス路線が運行されています。



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