赤ちゃんポスト 第4期検証報告書 熊本市
>>「ゆりかご」検証報告書 匿名での預け入れの課題を指摘
熊本市の慈恵病院(同市西区) http://jikei-hp.or.jp/cradle-of-the-stork1/ が設置する「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の在り方を議論する熊本市 http://www.city.kumamoto.jp/Default.aspx の専門部会(部会長・山縣文治関西大教授)は9月23日,第4期(2014~16年度)の検証報告書をまとめた。同部会は児童福祉の専門家や医師,弁護士ら5人で構成。第4期の運用状況とともに,開設以来,累計130人の預けられた子どもたちの養育状況や運営の課題を検証した。
報告書は2007年5月の開設以来,相談業務と一体的に運用していることについては「積極的に評価できる」とし,10年間の運用について評価。
その上で,「直接的に子どもの生命を救ったかどうかは検証できない」とした上で,「匿名で預かることは子どもの権利を損なうことにつながりかねず,仕組みに限界がある」と指摘。実名化を求めている。
また,「母子の生命にかかわる事故がいつ起こっても不思議ではない」と懸念。「結果的にゆりかごの存在が危険な孤立出産を招いている可能性がある。設備上の安全性が確保されていても,子どもの生命・身体の安全性が確保されていると評価することは難しい」と危機感を示している。
また,障害児の預け入れが1割超の14人に上る点について「障害の受容困難,支援の不足などが原因と考えられる。決して少ないとは言い難い」と指摘。医療の介助を受けない「孤立出産」で治療が必要な子どもが増えていることとあわせ,「子どもの生命の安全に関わる重大な問題を含んでおり,容認できない」と強調。「ゆりかごの仕組みは今のままでいいのか。危険を取り除きながら,適切な対処が必要だ」と総括した。
熊本市の大西市長は,匿名での預け入れの課題を指摘されたことについて「病院にも預け入れに来た人への接触をお願いしているが,匿名での預け入れが前提になっているため難しい。相談体制を充実させるなど出来ることをやっているが,病院や熊本市だけでなく全国的な課題としてとらえてほしい」とする。
慈恵病院は,25日に記者会見を開いて報告書に対する見解を示す。
⇒⇒ 熊本市 ⇒「こうのとりのゆりかご」第3期検証報告について
https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=6463&class_set_id=2&class_id=461
⇒⇒ 熊本市の慈恵病院 ⇒ こうのとりゆりかご相談受付 ⇒ http://jikei-hp.or.jp/cradle-contact/
赤ちゃんポストと緊急下の女性: 未完の母子救済プロジェクト (〈1〉) | |
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親が育てられない赤ちゃんを匿名で預け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院 http://jikei-hp.or.jp/ の蓮田健副院長は5月24日,2016年度の預け入れが5人だったことに関し「非常に少ないと感じる。30人程度はあってもおかしくない」と述べた。病院で記者会見した。なお,2015年度に「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に,13人(男児7人,女児6人)が預けられている。
●<赤ちゃんポスト>7年間に受け入れ101人 11人に障害 2014年 9月26日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00000143-mai-soci
「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の運用を検証する市の専門部会は,2007年5月の運用開始から約7年間に受け入れた101人のうち約1割に あたる11人に何らかの障害があることを明らかにした。専門部会が幸山政史市長に提出した検証報告書は,障害が預け入れの理由かは不明としながらも「新た な課題となる懸念がある」としている。
●熊本・慈恵病院赤ちゃんポスト受け入れの1割は障害児 2014.9.27 07:04
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140927/kmt14092707040001-n1.htm
慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に平成19年5月の運用開始から約7年間に預けられた計101人のうち,約1割の11人が何らかの障害を抱えている
●<赤ちゃんポスト>7年間に受け入れ101人 11人に障害 2014年9月26日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00000143-mai-soci
「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の運用を検証する市の専門部会は,2007年5月の運用開始から約7年間に受け入れた101人のうち約1割に あたる11人に何らかの障害があることを明らかにした。専門部会が幸山政史市長に提出した検証報告書は,障害が預け入れの理由かは不明としながらも「新た な課題となる懸念がある」としている。
●ゆりかご検証報告書「匿名再検討を」 2014.9.27
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004528911.html?t=1411786960124
「病院が匿名性を絶対視することは,子どもの人権上問題があると認識している。あくまでも子どもは親を知る権利があり,それをなんらかの形で担保できる仕組みがを考えていかないといけない」。
●慈恵病院は「匿名は必要」 2014.9.27
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004865681.html?t=1411789496035
報告書を受けて「赤ちゃんポスト」を運用している熊本市西区の慈恵病院の蓮田太二理事長と蓮田健産婦人科部長が会見した。
報 告書の中で,「匿名での預け入れを貫くことは容認できない」と指摘されたことに対して、「妊娠を隠し通したいという母親は多く,赤ちゃんを捨てたり殺した りする最終手段にでる前に,赤ちゃんを守らねばならない。実の親を知る権利を全ケースで保障するのは難しい」と匿名の預け入れに理解を求めた。
●熊本・慈恵病院赤ちゃんポスト受け入れの1割は障害児 2014.9.27 07:04
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140927/kmt14092707040001-n1.htm
慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に平成19年5月の運用開始から約7年間に預けられた計101人のうち,約1割の11人が何らかの障害を抱えている
●赤ちゃんポスト:6人が身元不明 「成長に影響」「まず命を」 関係者の声 2014年05月23日
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20140523ddlk43100647000c.html
熊本市西区の慈恵病院が設置する「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の2013年度利用状況が発表された22日,預けられた子供が9人と低迷を続ける一方,6人の身元が不明だった結果に関係者からはさまざまな意見が聞かれた。
●赤ちゃんポスト:「預かった子ども幸せに」 慈恵病院理事長が講演 ゆりかご経緯など紹介 2014年05月12日
「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する熊本市の慈恵病院の蓮田太二理事長が,「乳児の養護と幸せを考える~託された命を護(まも)り育む,想(おも)いとかたち~」と題して講演した。
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20140512ddlk43100333000c.html
●子供置き去り667件 10~12年度、育児放棄など 2014/7/1
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO73598670R00C14A7CR0000/
親が育児放棄(ネグレクト)し,自宅などに子供を置き去りにしたケースが2010~12年度の3年間に全国で計667件あったことが分かった。田村憲久厚生労働相が同日の閣議後の記者会見で明らかにした。
●子供遺棄・置き去り:891人 過去5年、2歳以下4割−−毎日新聞調査 2014年08月16日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00000143-mai-soci
今年3月までの過去5年間で路上などに遺棄されたり自宅などに置き去りにされたりして,全国の児童相談所(児相)が対応に当たった子供が891人だった。
●子供遺棄・置き去り:心の傷今も深く 「親なんていない方が…」 2014年08月16日
http://mainichi.jp/shimen/news/20140816dde041040016000c.html
へその緒のついた女児が店内トイレのごみ箱から見つかった千葉市内のコンビニ店。救命にあたった医師は「こんなことが繰り返されてはならない」と力を込める
●女の生きる価値とは? 大阪二児置き去り死事件を追ったルポライターが語るシングルマザーの貧困と孤立 2014年03月09日
http://www.huffingtonpost.jp/wotopi/post_7055_b_4928631.html
2010 年夏,大阪のマンションで3歳の女児と1歳9ヶ月の男児の遺体が発見された。子どもを置き去りにしたとして逮捕されたのは23歳の母親。逮捕直後の報道で は母親が風俗嬢として働いていたこと,子どもを放置しながらSNSでは遊びまわる様子を投稿していたことなどが報じられた。
長野県上田市にまい降りたコウノトリ ・ 撮影 安藤和義氏
無責任?最善の選択?なぜ彼女たちは子どもを産み、棄てるのか!? 強烈なセンセーションを巻き起こした「赤ちゃんポスト」。本書では,緊急下の女性という最も暗き存在に光を当て,改めてこの装置の本質的な課題に迫る。赤ちゃんポスト発祥の地ドイツでの最新の実態や研究の動向,国内での赤ちゃんポストの取り組みを紹介。 |
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赤ちゃんポストと緊急下の女性: 未完の母子救済プロジェクト (〈1〉) | |||
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名前のない母子をみつめて: 日本のこうのとりのゆりかご ドイツの赤ちゃんポスト | |
日 本初となる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置・運営し,母と子の命を見つめ続けてきた慈恵病院理事長自身の回想から,その誕生の 背景に迫る。さらには,先行するドイツでの実態レポート,匿名・内密出産について議論し,日本での母子支援のあり方を問う。緊急下の女性と子どもをめぐる 好評書籍の第2弾。 著者:蓮田太二(はすだ・たいじ)1936年 台湾に生まれる1962年 熊本大学医学部卒 1978年 医療法人聖粒会 慈恵病院を設立。病院の運営を移管。理事長就任 2007年 「こうのとりのゆりかご」設立。運営開始 2011年 病院長兼務 |
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北大路書房 |