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┗■ 町勢も立て直しに向けて 「長島人口ビジョン長島版総合戦略」
http://www.town.nagashima.lg.jp/update/upload/20150813095731_079.pdf
長島版総合戦略では,長島大陸の基幹産業である農業・水産業のパワーを高めるとともに,住民との「交流」を育むことで,移住・定住につなげていく。また,婚活・出産・子育て支援の拡充や「美しい長島づくり」により,暮らしやすい長島をつくるとの,ビジョンを描いている。
なお, ビジョン実現に向けての具体策として,「鹿児島県長島町の特産品を販売できる「地域おこし協力隊」募集」と題して約20人の人材公募を打ち出している。
⇒⇒ 鹿児島県長島町の特産品を販売できる「地域おこし協力隊」募集 ⇒
https://jp.stanby.com/ats/nagashima/jobs/151027-0236271
▼バックナンバー
「消滅可能性都市」 長島町を元気にする・1 -長島人口ビジョン長島版総合戦略- 2015-11-24
>>> 「地方創生の『右腕』になってくれる人材がほしい」 - 長島町の井上貴至副町長
長島町が打ち出した人材公募について,総務省から出向中の井上貴至副町長(30)は,西日本新聞のインタビューに対し, ”長島町に来て,副町長になって,いろんな人に会うことができるし,来客も大歓迎。役場の副町長室のドアは,常に開けっ放しだ」”として,次のように語っている。
―公募の狙いは。
「地方創生のアイデアを形にする仕事を担ってもらいたい。例えばブリの養殖。日本で初めてEUのHACCP(ハサップ=国際的な食品衛生管理基準)を取得し、27カ国に輸出しているが、価格は下がり、利幅は減るばかり。ブランド化には、『ストーリー』づくりが欠かせない。養殖用のエサは外海でとってくる。私も漁に同行したが、漁船はまるでトランポリンのように波に揺れ、命懸けだ。そんな『ストーリー』を発信し、食のブランドづくりに生かしたい」
―具体的には。
「(12月創刊予定の町の情報誌)『長島大陸食べる通信』の編集長を募集している。さらに、(旅行商品づくりなど)観光産業に詳しい人や、地元の産品や食材を全国に売り込むことができる人など、24職種を挙げた。地方には、外につなぐ人材が必要だ」
―町職員になるのか。
「いや、町の嘱託職員として、3年間勤めてもらいたい。(報酬、活動費などの財源は総務省の)『地域おこし協力隊』制度を活用する。公務員なら禁止される『副業』も島でしてもらって、できたら、そのまま移住し、まちおこしの人材になってほしい」
―地方創生で最も必要なことは何か。
「1次産業で国から(生産設備などへの)補助金をもらって、『あー良かった』で終わりにするのではなく、地域の産品に付加価値を付け、全国に売り込むことだ。これは企業経営にも通じることだと思う」
―例えば。
「本年度中に、弁当などを路上で売る『キッチンカー』を2台、東京に投入する。国の予算もついた。丸の内などのビジネス街で、ブリを加工した弁当を即売する。赤土バレイショのポテトサラダやデコポンも売りたい。『長島大陸食べる通信』も、地元産品をセットにして売り、購読者を全国に広げたい」
―人口減や高齢化対策は。
「一つは若者のUターンだ。町内には高校がなく、町の子どもたちは、町外の高校の寮に入ったり、バスで1時間かけて通ったりするため、お金がかかる。それが理由で(親たちが)2人目、3人目の子どもをあきらめたり、転出する若者が増えたりしている」
「そこで、全国でも珍しい奨学金制度をつくる。町に在住する間は返済不要とするのが最大の特長で、題して『ぶり奨学プログラム』。回遊魚で出世魚の『ブリ』にちなんで、町外の高校、大学を卒業し、再び長島に戻ってきてほしい。制度を詰めて、2016年度から始めるつもりだ」
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>>>関連情報 30年の労働力人口,800万人減少…最悪想定
2030年の国内の労働力人口について,厚生労働省は24日,経済が低迷し、女性の社会進出などがみられない場合,2014年時点から約800万人減少して約5800万人になるとの推計を発表した。
都道府県別の推計も初めて明らかとなり,東北を中心に6県で減少率が20%を超えた。
労働力人口は,15歳以上で、労働する意思や能力を持つ人の数。実質経済成長率が伸びず、女性の社会進出なども進まないと想定して試算した場合、都道府県別で減少率が最も高くなるのは,秋田の26.7%で,青森の23.3%,岩手の20.8%,山形の20.6%と上位を東北4県が占めた。減少率が最も低いのは沖縄の5.3%で,滋賀と愛知の5.4%,東京の5.7%が続いた。