JR九州,来春ダイヤ改正で在来線111本,新幹線6本の減便-沿線地域は反発
(2017-12-27-第2稿)
▼JR九州の重点戦略
出典:JR九州 ウェブサイトより
JR九州は15日,来年3月17日のダイヤ改正で,九州新幹線を含む全22路線で運行本数を減らし,1日当たり117本(在来線111本,新幹線6本)減の3011本とすると発表した。減便規模は,1987年に国鉄分割・民営化でJR九州が発足して以来最大となる。JR九州は,「鉄道事業を将来にわたって維持するには事業単独での黒字化が必要」とし,減便は実質的な赤字が続く鉄道事業の合理化が狙いとするが,沿線地域からは反発の声が上がっている。
減便により利便性が損なわれることになり,鉄道路線の一層の利用減を招く可能性もある。それよりなにより,JR九州が掲げる3つの重点戦略の一つ,「すべての事業の根幹である強靱な鉄道づくりに」に反する施策ともなりかねない。
⇒⇒ News Release ⇒ 平成30年3月にダイヤを見直します
・福岡・佐賀エリア,新幹線・特急列車時刻表
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_honsha.pdf
・長崎エリア ttp://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_nagasaki.pdf
▼JR九州-南九州路線図
鹿児島県-JRダイヤ改正で見直し要請
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JR九州が来年3月のダイヤ改正で鹿児島県内の在来線全てで運行本数を減らす方針を明らかにしたことを受けて,19日副知事らがJR九州本社を訪れ,見直しを要請した。
JR九州が発表した来年3月のダイヤ改正では,」鹿児島県内では6つの在来線全てで深夜早朝の時間帯を中心に運行本数が減ったほか,鹿児島と宮崎を結ぶ特急は本数削減に加え,多くがワンマン運転に切り替えられることが明らかになっている。
要望書は、鹿児島、宮崎両県合同のものと,鹿児島県議会からの2つで南九州の鉄道網の現状維持を求めている。また,人員削減によって安全面への配慮がより求められるとしている。
○宮崎県-ワンマン化検討で見直し要請
JR九州が宮崎と鹿児島中央を結ぶ日豊線の特急「きりしま」のおよそ8割の便で、車掌が乗り込まないワンマン運転とすることなどを検討していることについて,宮崎県や沿線自治体の代表者がJRに見直しを要請をした。
JR九州は、日豊線の宮崎と鹿児島中央を結ぶ特急「きりしま」について、1日24本のうち8割ほどに当たる20本で、車掌が乗り込まないワンマン運転とする方向で検討しているほか、来年3月17日のダイヤ改正では県内を走る日豊線、吉都線、それに日南線で普通列車を減便する。
これについて,宮崎県と沿線の12市町村の代表者が18日、宮崎市のJR九州宮崎総合鉄道事業部を訪れ,ことし3月に行われた宮崎空港と大分を結ぶ特急列車に続くワンマン運転の拡大、それに普通列車の減便についてそれぞれ見直すよう求める要請書を提出した。
要請書では、特急のワンマン運転の拡大について安全面やサービス面での不安が残るとし,検討は時期尚早だとする。普通列車の減便については,利用者の利便性を維持するための対応策が何ら示されていないとして、いずれも見直を求めている。
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・JR九州 宮崎エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_miyazaki.pdf
・JR九州 鹿児島エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_kagosima.pdf
○大分県-日豊線や豊肥線駅無人化で要望書
JR九州は,鉄道事業の合理化のため来年春から大分市内の日豊線と豊肥線の8つの駅に駅員を置かず,無人化する計画です。この無人化計画について,大分市議会は18日JR九州に対し「安全性や利便性の低下が強く懸念される」として今の体制の維持を求める要望書を提出しました。
⇒⇒ JR九州 News Release ⇒ 平成30年3月にダイヤを見直します
・福岡・佐賀エリア,新幹線・特急列車時刻表
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_honsha.pdf
・長崎エリア
ttp://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_nagasaki.pdf
・大分エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_ooita.pdf
・熊本エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_kumamoto_1.pdf
・宮崎エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_miyazaki.pdf
・鹿児島エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_kagosima.pdf
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>>>長崎新幹線に830億円 18年度予算案
報道によると,政府h2018年度当初予算案で、九州新幹線西九州(長崎)ルートの地元負担も含めた事業費として830億円を計上する方針。
長崎ルートの整備は、用地買収がおおむね終了し、18年度はトンネルや橋など構造物の建設が本格化することから,17年度より3・7%増加する。
フリゲートトレイン(FGT)は耐久走行実験で車軸が摩耗する不具合が改善せず、開発は難航している。JR九州は今年7月、「採算が取れず導入は困難」との見解を示し、政府、与党は導入を断念する方向で、フル規格化やミニ新幹線方式を含めた新たな整備方法の検討に入った。
▼ JR九州 決算
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