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ジャパネットたかた新体制スタート 創業者の前社長は完全引退へ

2015-01-16 22:36:58 | ジャパネットたかた

社長、辞めます! 」 ジャパネットたかた 激闘365日の舞台裏
1986年に長崎県佐世保市で誕生したときは街の小さなカメラ店だったジャパネットたかた。
それがラジオ通販やテレビ通販へ進出したのをきっかけに、日本を代表する通販企業へと成長。

しかし、2011年、12年は2期連続の減収減益に沈む。家電エコポイント制度終了や地デジ完全移行の影響を受け、
全体の5割強を占めていた主力商品、テレビの売り上げが最盛期の5%まで落ち込んだからだ。
この状況を脱しようと高田社長は13年、とんでもない秘策を打ち出す。

主力商品の売り上げが95%減とほぼ消滅する中、高田社長はどう社員を鼓舞し、業績を立て直したのか。
社員は目標達成に向け、13年をどう戦い抜いたのか。そして高田社長の去就は――。激闘の365日を振り返る。

 

日経BP社刊

 

ジャパネットたかた新体制スタート 創業者の前社長は完全引退へ 

 

 九州・沖縄地区小売業売上高ランキングで第6位(*1)のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は,創業者の高田明社長(66)が,1月16日付で社長を退き、長男の高田旭人副社長が社長に昇格した。
 新社長の旭人氏は「前社長が抜けるのは(経営にとって)マイナスだが,乗り越える」と決意表明。市場動向を先取りする商品開発を強化し,2015年12月期の売上高は前期比7・3%増の1650億円,経常利益は同3・4%増の180億円の最高益を目指す。
 旭人氏の父親の明氏は 「完全に引退します。ジャパネットたかただけでなく,ジャパネットホールディングス(HD)の代表も退きます。組織上、完全な部外者になります」。 また,自身のテレビ出演については,「1年をめどに続け,回数を減らして若い人にシフトする」と語っている。

 

*1) 九州・沖縄の13年度小売業売上高ランク

                   ※出典:西日本新聞電子版

  東京商工リサーチ福岡支社が,2014年10月21日発表の「2013年度の九州・沖縄の小売業売上高ランキング」によると,九州中心にドラッグストアを展開するコスモス薬品(福岡市博多区 http://www.cosmospc.co.jp/ ) が,3292億円で2011年~12年度と2年間連続1位トライアルカンパニーの3070億円を抜いて,初の1位となった。3位はイオン九州で2456億 円。通信販売のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は,掃除機など新商材の販売が功を奏し,2012年度11位から6位に浮上した。ベスト電器(福岡市)は不採算店の閉鎖などの影響で,前年度5位から9位に下がった。
 なお,九州・沖縄の売上高合計は4兆9104億円で,過去最高だった前年度から1.7%減であった。

    

   ★,'*:..,.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.: 長崎新聞の「新春ビッグ対談」 より *~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~.

 

ジャパネットたかたの高田明社長は,ハウステンボスの澤田秀雄社長との対談で,社長を長男で副社長の旭人氏に譲る事について,自身の胸中を次のように吐露している。

高田私の場合は完全退任です。会長にも就かず,役職もありません。テレビ出演は1年前後をめどにやめますが,退任後も十分にアドバイスできる元気な年齢でもあるし。
 この約29年間,世の中に貢献し,そのためにも利益を出すことを念頭に走り続けてきました。今では県内はもちろん全国,何千万人の方にメッセージを届けることができる環境に置かせていただき有り難いと思います。
 ハウステンボスとは違って,顧客が見えない通信販売業という世界でも「心を通わす」ということは一緒。新体制もこの理念を大切に,100年,200年続く企業に向けてしっかりやってくれると思います。

>>>高田社長は今年,社長の座を長男に譲られます。後継者育成という点で気掛けていることは。

高田:  私は,背中を見せて「付いてこい」と走り続けてきた人生なんですが,売上高が千億円を超えて,社員が増えてきたら組織という仕組みを作り,任せないといけない。その点,副社長は仕組みをつくることが上手い。
 


>>>今年退任される高田社長にとっても,新しい出発点とも言えますね。


高田:ここ数年,社員には「変化に対応しよう」と言っていましたが,今は「変化対応」とは言わない。対応しようとした時は遅れている。だから「変化を創り出す」ということが大切だと実感しています。先読みできる洞察力が必要なんです。
 澤田さんがおっしゃるようにロボットというのは,まさしく変化を読んで創り出しておられるんだろうと思います。さっきの世阿弥の「秘すれば花」には,常に秘するものを持ち続けて,出し続けていくことが,変化を創り出していくこと。そういう思想が込められていると思います。
 でも,成長するばかりが幸せでもない時代。これからは「価値観の考え方」も日本という国は求められてくる気がします。経済大国として世界を引っ張ってきましたがこれからは,世界3位,4位となっていくのかもしれません。
 それはそれでいい。少子高齢化で人口が減ったら「もっと濃度の濃い,世界一幸せな住みやすい国にしていこうよ」という前向きな発想が大切。これは政治主導かどうか分かりませんが,企業も,そういう価値観を新しくつくっていくことが求められる。それは,生きがい,絆がないとできないものでもあるんです。

                                    出典:長崎新聞 http://www.nagasaki-np.co.jp/bigtaidan/index.shtml


*~*:._.:*~*:._.:*~*: ジャパネットたかた社長の「普通の低い声」に注目集まる *~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~. 

  ◆退任会見で「あんな声も出るんだ!?」とネット大注目

  通販大手「ジャパネットたかた」の高田明氏(66)が2015年1月15日,社長から退任した。16日には,長男の旭人(あきと)新社長(35)とともに会見に臨んだが,そこでの「声のトーン」がネット上でにわかに注目されている。

   甲高い声でおなじみだった「名物社長」の退任あいさつに,ネットユーザーは「あの声がなくなるのか...」と惜しむ一方で,会見時の声がいつもの調子とは異なる「普通」のものだったため,「たかた社長って普通の声出るんだ!?」といった驚きの声も出ている。

   高田氏は1月16日の会見で,「29年、もう本当に長かったと言えば長かったんですけれど,まあ『あっという間だな』という感じがいたします」「社長退任、まったく悔いなし」などと,1986年1月の創業から今日までを淡々と振り返った。

   この会見について、朝日新聞デジタルが「ジャパネットたかた社長が退任 低い声で『役目終えた』」の見出しで報じると,ネットユーザーは「低い声」の部分に反応。ツイッターでは「たかた社長本来は低い声なのね。聞いてみたい」「たかた社長って普通の声出るんだ!? 帰ったら動画探してみよ」といったつぶやきが出ている。

   会見映像を見るかぎり,高田氏は「低い声」というよりも,「落ち着いた口調」の印象だ。実は,14年7月の退任発表会見でも、同様の口調で話していた。また同社が東日本大震災直後,番組での売上全額を寄付金としたテレビショッピングを生放送した際も,落ち着いたトーンで進行している。シーンにあわせて,ハイテンションでの語り口と,今回のトーンを使い分けているというわけだ。
                       出典: http://news.biglobe.ne.jp/economy/0117/jc_150117_4792698381.html


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ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?
■高田社長に取材した人気連載を集大成
テレビショッピングでおなじみ「ジャパネットたかた」の高田明社長への取材を続けてきた著者が、『日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)』などに執筆 したインタビュー記事を集大成。「話す」「見せる」「考える」「実行する」などビジネスの原則について、高田社長が自ら語った貴重な1冊。「ブランド・ ジャパン2010」における高田社長の講演録も収録。

 

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