『 走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語
』 重松清著 平凡社刊
小春日和のバンカーに、今日もしんがりつとめます
やっぱりダメね、ウララちゃん
春のゴールはきっと来る
みんなの声援うけながら
いつかは一着夢に見て
私は「懸命」走ります
その名はウララ、ハルウララ
「宗石大」
走っても勝てない競走馬として全国的なブームとなった高知競馬のハルウララ(牝18歳)が、童謡「月の沙漠」発祥の地としても知られる,千葉県御宿町の牧場で余生を送っている。1998年にデビューし、引退する2006年まで113戦全敗。負けてもひた向きに走り続ける姿が人気を集め「負け組の星」とも呼ばれたが、消息が長くはっきりせず、安否が心配されていた。
引退後の2012年12月、当時の馬主が千葉県御宿町の牧場「マーサファーム」 http://www.matha-farm.com/ に預け、そのまま今年2月に所有権を譲渡。現在、同ファームが自費で世話をしており、元気だという。
当時の馬主の意向でしばらく名前が伏せられていたが、「頑張った馬なのに、人に知られずにいるのはかわいそうだ」と、7月15日、同ファームのスタッフのAさんが支援団体「春うららの会」を設立。ハルウララの存在を公表し、餌代などの経費を賄うため、寄付金を募ることにした。
Aさんは「静かな余生を送れるよう見守ってほしい」と話す。事前予約をすれば見学可能。
出典:産経新聞電子版 2014.8.10 21:02 http://sankei.jp.msn.com/life/news/140810/trd14081021020013-n1.htm
『走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語』 重松清著 平凡社刊
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┗■ ハルウララ
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ハルウララは,1996年2月27日に北海道三石郡三石町(みついしぐんみついしちょう)の信田牧場(のぶたほくじょう)で生まれた、牝のサラブレッド。
113戦全敗,一度も勝っていない馬がなぜ有名になったか?ハルウララは,どのレースでも,小さな馬体から力を絞り出して,勝利を目指して一生懸命走ってきた。だから,113回もレースに出走できたのであろう。
誰も,負けてもいいとは思ってはいなかった。勝ってほしいと願った。でも,結果として勝てなくても,その一生懸命さに心が熱くなり,希望を与えてくれたことに,人は拍手を送くった・・・・。
『うららの詩~ただ、ひたすらに~』
小春日和のバンカーに、今日もしんがりつとめます
やっぱりダメね、ウララちゃん
春のゴールはきっと来る
みんなの声援うけながら
いつかは一着夢に見て
私は「懸命」走ります
その名はウララ、ハルウララ
※ ハルウララの名付け親 高知競馬場の調教師・宗石大さん作
◆宗石大(むねいしだい)さん(1951年-)
騎手としては1万回以上騎乗し、通算1千勝を達成している。その宗石さんが自宅に飾るのは,1千勝の表彰状ではなく,1万回騎乗のトロフィー--「たくさん勝った」ことよりも「たくさん走った」ことの方を誇りに思っている。
宗石さんは,「下手くそに1万回も乗せてくれたのは義理と人情みたいなものだったから,私も義理と人情が大事の人間になっちゃった」とも述べている。
騎手引退後調教師となり,1994年に初出走。ハルウララの管理調教師として知られた。2007年にはヒカルサザンクロス,2012年にはセニョールベストで、地方競馬全国協会 (NAR) が定める最多出走記録を更新した。
出典: ウィキペディア , 『走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語』 重松清著 平凡社刊
※ 『走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語』 p25
>>>マーサファーム
※googllmap
・住所: 〒299-511 千葉県夷隅郡御宿町上布施2636-2
・連絡先:090-7823-2234
・FAX:0470-68-7158
・e-mail: onjuku@matha-farm.com
・アクセス:
■京葉道路~千葉東金道路(大宮IC)~千葉外房有料(茂原市)~R128号線(勝浦方面)~御宿【有料道路出口から約50分】
■京葉道路~千葉東金道路~東金九十九里有料(一宮)~R128号線(勝浦方面)~御宿【有料道路出口から約40分】
■京葉道路~館山自動車道(市原IC)~R297号線(勝浦方面)~御宿【市原IC出口から約70分】
■東京湾アクアライン~館山自動車道(木更津北IC)~R409号線(大喜多方面)~R297号線(勝浦方面)~御宿【木更津北IC出口から約90分】
■東京湾アクアライン~館山自動車道~木更津南IC~R127号線(館山方面)~R92号線~房総スカイライン~鴨川有料~R128号線(勝浦方面)~御宿【木更津南IC出口から約90分】
◆JR外房線
・東京駅よりJR外房線御宿駅まで特急で約80分
・御宿駅から乗馬場までは車で約10分
『 走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語
』 重松清著 平凡社刊