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イオングループの黄色信号 <イオン九州・業績予想修正-当期営業損益の19億円の赤字>

2014-09-21 01:56:32 | 九州イオングループ-

 ジャスダック上場の「イオン九州」は、2015年2月期第2四半期業績予想を下方修正し,当期営業損益が19億円の赤字に陥る見通し。

2015年2月期第2四半期業績予想:イオン九州

 売上高営業損益純損益
前回予想 1264億円 △1億5000万円 △4億円
今回予想 1214億5000万円 △19億円 △11億5000万円
前年同期 1229億6700万円 △1億9900万円 △3億1900万円

 消費税増税後の反動減に加え,梅雨明けの日照不足や気温低下により季節関連商品の夏物衣料や飲料などの売り上げが伸び悩んだ。これにより,前回予想を下回る見通しとなり経常利益を下方修正。なお,通期予想は据え置いた。

 ⇒⇒ 業績予想の修正に関するお知らせ:イオン九州

 

>>>関連情報・イオン,山口・福岡の地場スーパー「レッドキャベツ」を買収

 東証1部上場のスーパー大手「イオン」は、山口県西部および九州北部を中心に41店舗のスーパーマーケットを展開する「レッドキャベツ」(山口県下関市)を買収する。

イオンは、レッドキャベツの第三者割当増資を引き受けることで86.7%の株式を取得し連結子会社化する予定。イオングループから取締役5名および監査役1名を派遣する。

 少子化による国内市場の縮小に加え、消費増税による購買マインドの低下で流通業界は厳しい競争にあることから,イオンは手薄だった福岡・北九 州における営業基盤を強化する。一方、レッドキャベツは,イオンのプライベートブランド導入による品揃えの強化や,流通網の共有による効率化が見込めると判断 し今回の決定に至った。



九州・沖縄地区の2013年度スーパー,売上高ランキング:イオン九州が1位

 帝国データバンク福岡支店が9月10日発表の九州・沖縄地区の2013年度スーパー実態調査によると,売上高ランキングでは,イオン九州(福岡市)が前年に続き1位。

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  誰もが毎日食べる食品が主体の食品スーパー(SM)は、小売業の中でも最も安定した業態と,長年語られてきた。だが,この定説は今、通用しない。 人口減少、少子高齢化、そして消費者のサイフの引き締めの影響を被り青息吐息。さらには,コンビニやドラッグストアに攻め込まれ,アップアップの状態にある。
 既存店売上高の推移をみると,業界三団体(日本スーパーマーケット協会、新日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協 会) が発表している「スーパーマーケット販売統計調査」(会員企業対象) によると、2010年度が前年比0.8%減、2011年度が1.2%減、 2012年度が4~12月までで1.8%減と、減少幅がジリジリと拡大している。

  イオン九州 『主力の総合スーパーの収益力低下をショッピングセンターの開発で補う」

 イオン九州 http://www.aeon-kyushu.info/  は,総合スーパー(GMS)を核店舗としたショッピングセンターの開発,さらには,モール型のショッピングセンターの開発に取り組んでいる。これは,主力事業である総合スーパー(GMS)の業績悪化を,デベロッパー事業で補完するという社内事情によるところが大である。

    photo:ウィキペディア

 モール型のショッピングセンターは,同社が運営する「インモール鹿児島」に見られるように,核となる店舗と,大規模なスケールで多分野の専門店を 集めた形態である。これにより,日常の買いものの「ワンストップショッピング」はもとより,エンターテインメント,飲食サービス,加えてコミュニティ機能 と,広範なニーズに対応し,地域ナンバーワンのポジションの確保を狙うものである。

 ちなみに,イオンモール鹿児島は、店舗面積が約6万5500平方メートルと鹿児島県最大の大型商業複合施設である。核店舗のイオン鹿児島店のほか、約170の専門店テナントが出店している。

 なお, イオン九州は,店舗数が少ない南九州での営業力拡充を図っている。鹿児島市のイオンモール鹿児島は 現在、増床工事を進めている。増床フロアには,人気の海外ブランドであるスウェーデンのアパレル メーカー「H&M」 http://www.hm.com/jp/ や同業のスペインの「ZARA(ザラ)」などが進出予定という。これにより、鹿児島中央駅ビル・アミュプラザ鹿児島,山形屋に対する競争優位の確立を目指している。

 

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産能マネジメントスクール
 -新エリアマーケティング実践-小商圏市場戦略を考えるー 

 開講日程 第60回 2014年12月09日~10日
 ねらい

1.支店・営業所のエリア単位での市場分析と、それに基づく具体的な営業計画の立て方を学ぶ
2.現在のエリア営業戦略の適合性、妥当性を検証するための手段を学ぶ
3.現顧客の満足度を高め、新たな顧客層を開拓する策を学ぶ


 概 要

地域別に販売組織を組んでいる企業の方々が参加対象です。自社の特定エリアの活性化策を実際に策定する演習を通して、「地域対応のマーケティング」の実践的 進め方を学んでいただきます。お客様の現状、ニーズ、具体的に欲している事柄をひとつひとつ明確にしていくことによってマーケットセグメンテーションを見 直し、営業活動や販売促進のあり方を再構築します。

 特 徴 ・ SWOT、PPMなど基本的なマーケティング戦略手法を織り交ぜながら、ワークシートに戦略を整理していきます
・ 他社事例や作られたケースではなく、自社・自身の担当エリアを題材にしてワークを進めます
・ 生産財と消費財、メーカーと小売業でワークシートを分け、それぞれの業種業態の特徴に合った形で戦略策定の検討ができます
・ アメリカや東南アジアなど一部の海外市場についても、地域データなどを提供し対応していきます
 プログラム 1.地域(エリア)対応の営業戦略とは何か
2.地域対応の営業活動成功のための条件
3.営業活動の現状を把握する
4.エリア(地域)分析
5.業績向上に向けての課題抽出
6.営業活動の方向性を決める
7.エリア(地域)対応の営業計画立案
8.実績・目標管理
  参加費:75,600円       講師:小林 隆一 
  お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644
  会場(東京・代官山)         



産能マネジメントスクール
 -業務マニュアル作成実践セミナー 

 開講日程 第69回 2015年02月05日~06日
 ねらい

1.対象業務の分析から作成といったマニュアル作成の一連の手順を学習する
2.業務のしくみを標準化・明確化するための考え方「業務体系図、機能情報関連図」を学ぶ
3.使う人にわかりやすく読みやすいマニュアル文章の書き方を身につける


 概要

各 業務には必ず何らかの関連があり、担当者の間で共有化されなくてはならない部分が存在しています。また、担当者がいつ変わっても、その業務が滞りなく遂行 されるよう常にマニュアルの整理が必要です。このセミナーでは、各業務の内容や流れなどを分析、整理して文書化し、職場全体の仕事を見える状態にする方法 を学びます。

 プログラム 1.時代が求めるマニュアルの役割
2.業務マニュアルのつくり方
3.業務分析で仕事を洗い出す
 ・業務分析で仕事を細分化し、階層構造で示す
 ・業務分析2つの視点(大から小へ,小から大で)
 ・業務体系図で仕事の全体像を体系的に把握
 ・機能情報関連図で仕事同士の関連性を把握
4.わかりやすく読みやすいマニュアルの作り方
 特徴 ■ 「マニュアルの企画 - 対象業務の分析 - 作成」の一連の手順を習得し、「業務マニュアル」を作成しお持ち帰りいただけるよう講義4割、演習6割の実務重視のプログラム編成で実施しています
■ 国際化時代に対応し、国際的な分析手法WBSを取り入れての業務分析の実務を解説します

■ WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトで実施する作業を細分化し階層構造で示した表のことです
  参加費:75,600円       講師:小林 隆一 
  お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644
  会場(東京・代官山)         
   セミナー Q and A (セミナーで何を知り,実務にどのように役立つか)


「身の丈」を強みとする経営―
縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング
小林 隆一
日本経済新聞出版社
 
ビジュアル 流通の基本 (日経文庫)
小林 隆一
日本経済新聞出版社

 


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