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杉田水脈議員の「LGBTに生産性なし」との主張への賛否を総括・その2「配慮欠く」と自民党が指導 

2018-08-02 15:05:14 | 「身の程」人生

>>>杉田水脈議員の「LGBTに生産性なし」との主張への賛否を総括・その2 --杉田水脈議員に自民党が指導 「配慮欠く」との見解--

 自民党 https://www.jimin.jp/ の杉田水脈(みお)衆院議員(51)=比例中国,当選2回=が「新潮45」へ寄稿した記事「『LGBT』支援の度が過ぎる」で,同性カップルは「子供を作らない,つまり『生産性』がない」などと主張した問題で,自民党は8月2日,「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として,杉田氏に今後注意するよう指導したとの党見解をホームページに掲載した。

 この件に関しては,二階俊博幹事長は24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場,色んな人生観もある」と述べ,党として問題視しない考えを示した。しかし,石破茂・元幹事長や小泉進次郎・筆頭副幹事長が相次ぎ批判するなど,波紋が広がっていた。

 なお,菅義偉 官房長官は,「国会議員の一つひとつ(の発言)に,政府の立場でコメントすることは控えたい」とし静観の姿勢を示している。

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 ⇒⇒ LGBTに関するわが党の政策について ⇒ https://www.jimin.jp/news/policy/137893.html
                             2018年8月1日 自由民主党

わが党のLGBTに関する政策については,「性的指向・性自認に関する特命委員会」において議論され,平成28年5月,「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」が取りまとめられ,同年7月の参議院選挙及び昨年の衆議院総選挙の公約に明記されたところです。わが党は,公約に掲げたように性的な多様性を受容する社会の実現を目指し,性的指向・性自認に関する正しい理解の増進を目的とした議員立法の制定に取り組んでいます。

今回の杉田水脈議員の寄稿文に関しては,個人的な意見とは言え,問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現があることも事実であり,本人には今後,十分に注意するよう指導したところです。

わが党は,今後ともこの課題について,各国の法制度等を調査研究しつつ,真摯かつ慎重に議論を進め,議員立法の制定を目指していく所存です。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。


 ◆ 性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指す為のわが党の基本的な考え方(平成28年5月24日)
  https://jimin.jp-east-2.os.cloud.nifty.com/pdf/news/policy/132172_1.pdf?_ga=2.194407012.858844454.1533187804-1447284476.1533187804

○目指す方向性
まず目指すべきは,カムアウトできる社会ではなくカムアウトする必要のない,互いに自然に受け入れられる社会の実現を図ることであり,性的指向・性自認の多様なあり方をお互いに受け止め合う社会を目指す理念を定めた上で,現行の法制度を尊重しつつ,網羅的に理解増進を目的とした諸施策を講ずることが必要であるとの方向で
意見の一致を見た。
また,性的指向・性自認の多様性を認め受容することは,性差そのものを否定するいわゆる「ジェンダー・フリー」論とは全く異なること,さらに,パートナーシップ制度に関しては,国民の性的指向・性自認に対する理解の増進が前提であり,その是非を含めた慎重な検討が必要であることを,それぞれ確認した。
従って,当委員会としては,性的指向・性自認に関する広く正しい理解の増進を目的に,今後,議員立法の制定を目指すとともに,各省庁が直ちに実施すべき施策集の取りまとめを行ったところであり,政府に対して,別紙「政府への要望」に掲げる措置を速やかに講じることを要望する。

 

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 自民党・杉田水脈議員の子どもを産まないLGBTは,“生産性なし”との主張への賛否

 自民党の杉田水脈衆院議員は『新潮45』2018年8月号への寄稿文で,「『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は『秩序』がなくなり,いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません」と論じている。
 そして,「『LGBT(L=レズビアン,G=ゲイ,B=バイセクシャル,T=トランスジェンダー)』支援の度が過ぎる」とし,「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない,つまり『生産性』がないのです」とする。このように,性的少数者に対し「生産性がない」などと表現したことについて,が批判を浴びている。

 杉田氏は『新潮45』2017年3月号で「『多様な家族』より普通の家族」と題した寄稿している。ここでは「子供のころから私は『普通』というものをかなり意識していました」「この『普通』を普通に語ることができない日本になってしまいました」と繰り返し「普通」について触れ,「『多様な家族』があふれる日本は,果たして幸せな国なのでしょうか」と問いかけている。

 杉田氏の著作『民主主義の敵』(小川榮太郎氏との共著)のキャッチコピーは「少数意見の偏重で国民は幸せになれるのか?」とある。

 

    民主主義の敵

〈目次〉
第1章 左翼メディアに異議あり!
第2章 根深い差別問題に切り込む
第3章 日本に「常識」はあるのか
第4章 自民党と国会の在り方について
第5章 男女平等と女性議員
第6章 日本をむしばむものたち
 ・科研費はとても大きな問題
 ・支払われているのは私たちの税金
 ・学問は自由にやればいい
 ・朝日なんです、教養の分野を取っているのは
 ・日本は恥の文化がないとダメ
 ・そういうことをできる自由を保障しているのが、日本
  「本当はどうなの?」ということを霞が関の人は知らない
  つまり問題設定そのものが、あまりにも抽象的
 ・女性だってみんながみんな正社員になりたいわけじゃない
 ・その前にパチンコによる依存症をなくすべき
 ・文科省というのは、ずっと社会党が牛耳ってきた
 ・従軍慰安婦の問題にしても、政府見解はすでにある
 ・公明党は本当の弱者共同体
 ・私がお話しすることはすべて、実際に見たこと
 ・やっぱり組織というのは、小さくしてはいけない
 ・政治というのは人の生き方


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杉田水脈氏
杉田氏は2012年12月に日本維新の会から出馬。小選挙区では敗れたが,比例近畿ブロックで復活して初当選。その後,落選を経て2017年の衆院選で自民党の比例中国ブロックから出馬し,2度目の当選を果たした。

小川 榮太郎氏
 1967年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学院修了。
著書に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)、『最後の勝機(チャンス)』(PHP研究所)、保守の原点――「保守」が日本を救う』(共著:宮崎正弘、海竜社)、『一気に読める戦争の昭和史』(KKベストセラーズ)、『小林秀雄の後の二十一章』(幻冬舎)、『テレビ局はなぜ「放送法」を守らないのか ―民主主義の意味を問う』(共著:上念司、KKベストセラーズ)、『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)、『徹底検証 テレビ報道「嘘」のからくり』(青林堂)、『宣戦布告』(共著:足立康史、徳間書店)など。フジサンケイグループ第18回正論新風賞受賞。

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>>>「LGBT法連合会」抗議声明
 性的マイノリティを支援する全国団体「LGBT法連合会」は7月23日,抗議の声明を発表。
杉田氏の主張は事実誤認が多いとした上で,「困難を抱えている当事者に対して侮辱的・屈辱的とも取れる内容であり,許容することができない」「当事者の人権を侵害するだけでなく,現実に存在する『性の多様性』を無視し,与野党や各種団体が進めている施策の実施に反し,国会議員としての資質に疑問を抱かざるを得ない」と強く非難した


>>>橋下徹氏 厳しく批判
 AbemaTV『橋下徹の即リプ!』(7月26日放送)。
   出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00010000-abema-pol

 橋下氏は「僕は“ネトウヨ“という言葉が嫌いだけど,ネットの中には,いわゆる“国士気取り“,威勢の良いことを言っているような人を応援する一部ユーザーがいる。そういう人たちに拍手喝采を受けながらずっとやってきた人。彼女の意見は意見として,特定の個人の名誉を毀損しない限り表現の自由だとも思うが,僕は絶対に反対だ。税金使っている国会議員だし,日本で一番生産性がないのはお前だ。アホか!」と厳しく批判。

 橋下氏は「誰を好きになろうが,どういう恋愛をしようが自由だし,同性愛は好まないという意見もあると思うが,それを他人に押し付けることはすべきでない。自民党の中にも,結婚は男女じゃないとダメだ,事実婚はダメだという主張の人もいる。野党はそういうところを指摘していかなければならない」と話していた。


 

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