相変わらず古本屋と図書館に入り浸って乱読しているけど
感想をかく余裕がなくってかなり放置してたなぁ・・・(´Д`;)
でも、今回のはあまりに腹がたったので久々に怒りの読書感想文(笑)
ソフィー・ハナ著
「モノグラム殺人事件」「閉じられた棺」
「公認」のポアロ続編!って事だったので、クリスティー大好きな私としては
かなり浮かれて期待大だったのですよ。
クリスティーの著作管理人は厳しいので有名だったし
その「公認」なんだから、どんなにクオリティーが高いだろうと!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
だまされた!!!!!!!!!
似て非なる物というか、二次創作にも劣る。
雰囲気すら似てない。
ただ、ポアロが出てくるだけ。
そのポアロさえも偽物感一杯。
いやいや、そんな台詞はポアロ言わないでしょうよ。
いやいや、そんな行動はポアロ取らないでしょうよ。
いやいや、そんな・・・と思う場面ばかりでイライラのしっぱなし。
そして愛すべきヘイスティングスはおらず、作者のオリジナルキャラのキャッチブール君が語り手なんだけど
そのキャッチブール君がまた魅力ないったら・・・。
一応スコットランドヤードの刑事らしいが、全然それっぽい活動はなし。
無職の役立たずにしか感じられない描写。
そして殺人事件なのに全然警察関係の捜査、描写などが皆無。
3人も死んでるのに一晩中初動捜査もなしに、ほったらかしとは!
ないって!
ありえないって!
あまりの馬鹿ばかしさに最初から読む気力をそがれて
2冊読み終えるのに、ものすごい体力つかったわ!!
ポアロ絡みでない、ただのミステリーとしても今イチ。
本格風に見せてはいるけど似非本格。
作者、本当にクリスティーのファンなのか???
ってか公認したバカはどこの誰だ!
小説を書くという作業には尊敬の念をいだいている故
合う合わないは別にして、本そのものに文句をつけるのは嫌いなんだけど
今回はちょっと言わずにはおれなかったよ・・・orz
パロディーは許せるけど、「公認」はやめて欲しかったなぁ・・・
一応ざっと、あらすじ。
ミステリーなのでネタバレは避ける方向で。
「モノグラム殺人事件」
とあるホテルで起こった3件の殺人事件。
同時刻のカフェで夕食中のポアロは飛び込んで来た様子のおかしい女性に関わる事になる。
彼女は自分は殺されるのだと訴える。
二つの事件にはつながりがあるのか?
スコットランドヤードの刑事キャッチブールとポアロは独自の捜査を開始する。
「閉じられた棺」
人気ミステリー作家の屋敷に招かれたポアロとキャッチブール。
その晩餐の席でホストの女主人が驚くべき遺言状の内容を公開する。
その晩、殺人事件が発生した。
ポアロとキャッチブールは犯人探しに奔走する。
まあ、こんな感じ。
まあ、今回は
やっぱり、クリスティーは不世出の作家だったんだな・・と再認識する事が出来たということで
よしとしますか(´_`;)