とりあえず、読み終えて感動MAXの今
感想を描き散らかしてしまおう!!
読了直後の気持ちはもう・・・
おほほほほほほほほほほほほほほほほ!
しかないですね(笑)(笑)
いやもう、序破急一気読み。
京極作品の名を裏切らない厚みでしたが、
氏の作品の中でもかなり軽い読み物の部類ですから
あっと言う間ww
黄表紙的なw
フィクションでありノンフィクションでありまたフィクション
あれよあれよと展開していく物語と
軽妙な文
どストライクな話題と引用?に
思わず「ひひひひ・・」とならないページがないぐらいでww
出版にあたって関係者は大変だっただろうなぁ(笑)
あちこちに色々とねぇ・・・(笑)
京極氏のフィールドは広い上に深い。
あの人の記憶中枢はどうなっているんだろう?
荒俣宏氏の博覧ぶりは言わずもがな、
京極サンの手の広げっぷりは生半可じゃないなあ。
時代も世代もジャンルも全然障壁にはならないのね。
多分、過去今未来、世の中全ての事を知らないと気が済まないんでしょう。
以下かなりかなりのネタバレ
最初にエノさんの大甥?をにおわせる榎木津平太郎君が出て来た所から
京極ファンとしては掴みはおっけー!的な感じだったのですが
まあ、普通に実在?の方々が出てくる出てくるで。
水木しげる大先生(終始「大」には「おお」とルビがふってあります。「だい」ではないのですね)、
本人は勿論、編集の郡司さん、帝都物語の加藤保憲、これは実在ちゃうけど・・・。
平山夢明さん、黒史郎さん、化野燐さん、多田克己さん、村上健司さん、綾辻行人さん、貫井徳郎さん、夢枕獏さん、
御大荒俣宏氏、作家仲間はちょい出も含めて、もう列記するのが大変なぐらい。
その他様々な漫画家さんやクリエイターさん、声優さん、俳優さん
交友関係広いなあ・・・京極氏。
次々に登場する人物に思わず本にツッコミ入れたくなるほど・・・いや、いれたけど。
出てくる人出てくる人一癖も二癖もある愛すべき妖怪馬鹿。
馬鹿は日本を救うって話ですからね(笑)
そして馬鹿の代表「妖怪」の面々。
鳥山石燕妖怪ファンの私としては狂喜乱舞ですよ。
水木妖怪ファンもよだれダラダラですよ。
日本中妖怪だらけで、♪ようかいはどこにだっているんだよ〜♪ですよ。
ボロマンションがNASA仕様で、
学天即ジャイアントにアラマタ先生パイルダーオンですよ。
舞台だって富士樹海ですよ。
富士樹海に鬼太郎、ガメラ、とら、貞子ですよ。
自衛隊と戦う?んですよ。
妖怪大作戦ですよ
妖怪大行進ですよ。
豆腐小僧と滑稽達磨ですよ。
なにを言ってるんだか分からないでしょうか、普通の流れです。
笑わないはずないでしょうwww
笑いますよ、読んでる私も馬鹿ですもん。
畳み方も気持ちよくて
最後までふふふふふとなる読後感。
チラリと井上ひさし氏のブンとフンを思い出しましたねえ。
これは故水木しげる大(おお)先生に捧げる作品なのだと思います。
もう愛があちこちにだだ漏れで。
妖怪"馬鹿"仲間に向けても慈愛溢れる?描写。
さすが京極氏。
彼は世の中には不思議な事は何もないのだよ・・・とはいいますが
私は氏の頭の中が不思議でたまりません(笑)(笑)