ねこブログ ろばのみみ

突然やってきた二匹のねこ、茶とら「との」と三毛猫「ひめ」との暮らし♪&TEAM NACS♪THE ALFEE&MTB

国立民俗学博物館〜脅威と怪異〜

2019-09-23 19:53:48 | アート・文化




国立民俗学博物館、通称「民博」の特別展を見に行ってきました(・∀・)ノ
その名も「脅威と怪異」!
好きなんだわー♪妖怪とか、こういうの(笑)

古今東西の不思議生物を色々なアプローチで集めた展示会。

お土産レベルから博物館展示レベルまで幅広く、
学術的なもの、あやしげなものも沢山あって中々興味深かった。
多くは立体もの、三次元ものが中心だったけど
絵画や布もの、古文書、古書、バラエティ豊かに。
山海経が見られたのは嬉しかったなぁ(*´∇`*)
そして何より個人的な一番のミモノはUMAのミイラ!
人魚からカッパまで!
良くお寺なんかにしまってあってテレビとかで特集する奴ww
沢山ありましたとも!
じっくり見ましたとも!
面白かった〜〜!

映像や音などで五感にうったえる「怪異」のブースも面白かった。
割と子供達も多くいて楽しそうだったのが印象的(^^)
じっくり堪能して参りました♪

そのあとは本館の常設展示へ。
常設展示は結構何回も通ってて大好きな空間のひとつ。
私のパワースポットです(*´`*)
あの何とも整然としているようでカオスで不思議な空間。
あそこをぼんやりと歩いていると魂が浄化されるような♪
一日居られる場所でございますよ♪
今日はさすがに休日だったので、そこそこ人がいましたが
何も無い平日にいくと広いフロアーにぼっち、ということも多々あって
それがまたよいのですよ(笑)
今日は午後から出かけていったので時間に余裕がなくて
あまり長居は出来なかったけど
しっかりパワー充電はできました!


さてさてもう少し人生を頑張りますか!(笑)




島田一男氏3作品読了

2019-09-09 19:09:50 | 本と雑誌
島田一男氏3作 読了。

いやー!驚いた!
一人の作家さんでこんなに作風が違うものを書く人は初めてだった。
活動期間が長いとはいえ、まるで違う作家の作品ぐらい違うので
ふっと初出の日付けをみたら・・・

錦絵殺人事件 1949年
死神の地図 1960年
卑弥呼塚殺人事件 1985年

ランダムに選んだのに期せずして前期、中期、後期って感じになってしまったようで(^^;


錦絵殺人事件はペダンチックな本格。
これが一番好みで面白かった。

死神の地図は社会派のハードボイルド風。
やたら人が死ぬばっかりで、政治がらみの事件としての謎はあるけど
最初っから犯人はバレバレな感じだし、トリックとかは全然ない。
まあ・・・私はあまり好きじゃない。

卑弥呼塚殺人事件は旅先でどんどん殺人事件が起こるだけの紀行記(苦笑)
謎もトリックもへったくれもあったもんじゃない。
まあ、ふるさとシリーズと銘打ってあったので
やたらと名所名跡がでてくるのが勉強になったかな、程度。
むかーしの2時間サスペンスはちょうどいいかも。


という事で
島田一男氏のファンの方には申し訳ないけど
氏はいわゆる「器用貧乏」な印象をうけた。
たった3冊で何をか言わんやだけども。

結論!
最初に読んだのが錦絵殺人事件で良かった(笑)
それ以外だったら、私の好みとはかけ離れているので次を読まなかっただろうし
そうすると、錦絵にであえなかったからなあ(笑)

島田一男著 錦絵殺人事件

2019-09-05 10:07:46 | 本と雑誌



ふっと立ち寄った古本屋に作品未読の島田一男氏の本がごっそりと出ていたので
いくつか好みの題名のものを購入してみた。

とりあえずは「錦絵殺人事件」を読了。

いやー、面白かった!!
今迄読んでなかったのを後悔。
ペダンチックな本格ものなんだけど、さくさくと読めるし
文体もあの時代のものにしてはかなり読みやすい。
受けるイメージは小栗虫太郎氏の黒死館殺人事件なんだけど
あれをうすーく水割りにして飲みやすくした感じ(笑)
探偵役の津田氏も法水氏よりもずっと好印象w

義経伝説に絡めた旧家の凄惨な連続殺人もので
ちょっと横溝的でもあるけども
登場人物にあまり「コク」や「エグミ」が無くて
あそこまで暗さは感じないかな。
なんだろう・・・表現が難しいけど、
横溝ものよりはちょっと都会的?な感じ。

期待以上に面白かったし
もう何冊か買っとけばよかったなぁ・・・(^^;