一言で言えば鈴井貴之は凄い!といえる舞台だった。
もう情報解禁になったからいえるけど
まずは
あの頭!ズラでいいでしょっとのあえてツッコミ(笑)
実際ミスター自身も舞台の最初で
「舞台は虚構なんだ」と言い切ってるのに
実際につるっといっちゃうとは・・・
あの頭にすることで、ミスターは自身の退路を断ったんだろうな。
練習に入るまえに何度も吐くほどの心情から逃げられないように。
そして何より凄いといえるのは
ストーリー展開と組み立て。
舞台のセットや仕掛け、空間の使い方
それらも多分鈴井色満載で
演劇やくざといわれる所以なんだろうけど
やっぱりストーリー!
見る人に難解と思わせて
一度では理解できないように思わせて
実は芯は一本しかない。
肉付けが凄いのよ。
複雑に絡んでいるようにみせて
絶対解けないようにみせて
実は一本の端をひっぱるとするすると解ける…
でも最後のほんのちょっとだけがどうにもならない…そんな感じ
芯は「兄と妹」それだけ
そしてそれを表現する「カトウ」
いくつもの関係、沢山の人間、溢れる感情、漂う絶望感
1が2なのか3なのか
2が1なのか
3が1なのか
時間軸をずらしながら、次元を最大限に利用しながら
最終へ向かっている
兄と妹
そしてカトウ…葛藤…CUT
世の中は糞だ!
死はバッドエンドではない
本当の自分はどこだ!
本物の世界はどこだ!
虚構と現実のせめぎあいを圧倒的なパワーで見せ付けられた鈴井ワールドだった。
DVDは出さないって言ってたけど
出せない!だね
あの舞台の映像化は無理だわ
3次元4次元で体感する舞台だった
今回もひとつ凄いなっておもったのが
CUEファンの結束力(笑)
あのミスターの頭も、最後のエンドロールのことも
開演前のコントも
別に緘口令を敷かれたわけでもないのに
きちんと封印されてた(^-^)
私も見るまで色々ネットで目にしたけど
みんな口を揃えて「早目に行ってね」だけだった(笑)
札幌組とか東京組とかは
解禁になるまでが長かったし辛かっただろうな(^^;
そしてあの開演前のコントは
HTB前広場でタコ星人やってるいつものミスタさんだったwwww