◆白文鳥キティとベランダ園芸◆

  おもしろ、おかしい、小鳥とろべりあの日常!

わらしべ長者、第四話

2006年10月18日 10時00分00秒 | わらしべ長者
しばらく男は西に向かって歩いておりました。

「今日もええ天気やー、みかんでも食べよかいなぁ‥」

すると、女の人のうめき声が聞こえてきました。

「お嬢様、しっかりして下さい。‥」

付き添いのおねえさまが、苦しんでいる娘さんのそばでおろおろしています。

男は声をかけてみました。

「どないしゃはったんですか、‥」

「急にお嬢様がくるしみだして、水をほしがっております、‥」

「‥そら可哀そうやん、ほしたらね、おいらのみかん食べはりますか~」

男はみかんを、おねえさまに渡しました。


みかんをいただいて娘さんはすっかり元気になりました。

「これ、お礼です。どうぞお受け取り下さい。

 このご恩は一生忘れません、ありがとうございました。」

そう言って、絹の反物を三本を手渡し、去って行きました。

「うひょっ、! こりゃついてるわ♪」

「えーと、わらがみかんに、みかんが絹の反物に‥嬉しいやん♪」

男は、さらに気分も良く、また西に向かって歩き始めました。

つづく

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解説

背景、岐阜県、高山城跡(城山公園)
   この前は、大阪、じゃあ東に向かってるじょぉ~!!
   まぁ、ご勘弁を‥♪

男 、バナナさんのチョコピーちゃん

おねえさま、のぶちゃさんのメイ嬢

娘さん、のぶちゃさんのさくらちゃん

ちっちゃい白文鳥、うちのキティちゃん