ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

電産 DSC

2008年04月04日 | パソコン博物館
パソコン博物館シリーズもネタ切れにより最終回となりました。
本当は三菱Multi16とか富士通FM-16βとかも書きたかったのですが、とっくの昔に廃棄処分となっており、写真も何も無し・・・
ちょい前までFM-7も有ったのになぁ。
PC-9821シリーズも沢山有ったんですけど、ちょい新し過ぎ。

つう事で今回は電産DSC

パーソナルなコンピューターでは有りませんが、番外編として登場して貰いました。
これは古いですよ~~
たぶん70年代後半??いや、80年ぐらいかな?
さすがのあっしもまだ学生だった頃のコンピュータです。

上のモニターはモノクロ(グリーンモニタ)なんですけど、これが今のモニターと違ってグラフィックボード内蔵のモニターです。
昔は映像信号として送るのでは無く、シリアルでアスキーコードをモニターへ送ってたんですね。

一番下の部分がCPUと8インチフロッピー部
真ん中がハードディスク部です。

これCPU&FDD部
左の部分がカードスロットで、FDドライバ、CPUボード、メモリーボード・・・などが入ってます。
今ではワンチップ化して1円玉ぐらいに出来るんでしょうねぇ・・
ちなみにCPUは名器Z80A (4MHz)
周辺機器のアクセススピードが遅かった為か、動作が遅い遅い。
コンパイルなんて時間かかりすぎるので、夕方走らせて、次の日の朝結果が出てたなんて話があります。
OSは当時定番のCP/M


これが8インチフロッピードライブ。
今時のノートPC3個分ぐらいの大きさがあるのでは??
モーターもまるで洗濯機のモーターみたいなのが付いてます。
このモーターは50Hz/60Hz共通なのですが、周波数によって回転数が変わるので、プーリーを交換して対応したそうな。
FDDの動作音は「コクン。コクン・・」とかっこよかったですよ。

これHDD部
筐体の中にある前方後円墳みたいなのがHDDの御本尊。
タンスの引き出しぐらいの大きさですが、当時はびっくり大容量の20MBでした!

ん~~素晴らしい。
今のPCのご先祖様ですね。
これが今でも完動品ってのがまた素晴らしい。
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NEC PC-9801NS/T

2008年04月02日 | パソコン博物館
今日はNECのノートPCです。

残念ながらNEC初代のノートPC(PC-9801N)では無く、ちょい後の386が搭載されたマシンです。(見た目は初代ノートとほぼ一緒ですが・・)
なんせNEC初代ノートが出た時代は東芝DynaBOOK全盛でうちの会社もDynaBOOKばかり買ってたのですが、このPC-9801NS/TあたりからNECに戻って来ました。

この時代のノートはまだモノクロ液晶(この後少し経ってカラーが出た)でしたが、HDDを搭載して快適になった時代です。
MS-DOSもいろんな便利アプリが出て、昔のようにコマンドライン入力しなくても殆どの操作が可能になりました。
皆さんもこのマシンは覚えてるのでは??

それからうちの会社ではこのマシンを何台か購入しましたが、すべて電源が入らなくなりました。
電源トラブルと言っても外部電源のトラブルでは無く、PC内部のDC-DCコンバータのトラブルだと思います。
1台だけは内部の電解コンデンサをすべて交換して復活し、今でも現役です。
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東芝DynaBOOK J-3100

2008年03月31日 | パソコン博物館
今日は東芝DynaBOOK J-3100の登場です。

このJ-3100は東芝DynaBOOKのご先祖様でもあり、記念すべき世界初のノート型PCでもありました。
このDynaBOOKは世界で大ヒットし、アメリカ軍でも採用されたりしてそりゃもう当時の東芝はウハウハ状態だった訳ですよ。
やっぱ小型高性能は日本のお家芸ですもんね。


前回のPC-9801LVに比べると厚みは半分以下で、しかもアルミ??ボディは結構頑丈。
PC-9801LVには無かったバッテリー搭載。
今見てもちゃんとノートPCの形をしてますもんね。

フロッピーは3.5インチ2機搭載。
HDDを搭載したモデルも有りましたが、これはHDDが無く、その代わりRAM-DISKを搭載してました。(電源を切っても保持されてるメモリー)

これは実に良くできたPCで、うちに残ってた3台共に完動品と言う故障率の低さも凄いです。
でも・・・・当時まだIBM PC互換機ってのが馴染めず、もっぱらPC-9801を使ってました。
なんせプリンタやシリアルのコネクタが9801とは違うし、キーボードも微妙に違うし・・・
なんと言っても当時の日本はPC-9801を中心に回ってましたからアプリも少なくて・・

その後IBM PC互換機が主流となるまでかなりの歳月が必要でした。
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PC-9801LV

2008年03月29日 | パソコン博物館
え~~今日はNEC製PC-9801LVの紹介。

ど~です! これが20年近く前のノートパソコンです。
当時は「ノートパソコン」と呼ばれておらず「ラップトップ・パソコン」と呼ばれてました。
「ラップトップ」とは「膝(ひざ)」と言う意味で、膝の上に置いて使えるって意味でした。
でも膝の上で使ってた人なんて居ないんじゃないかな??
見た目小さく見えますけど、現在のノートパソコンに比べると分厚くて(たぶん厚み10cmぐらい)重かったですから・・
しかもバッテリーは搭載されておらず、電源を接続する必要が有ったと記憶してます。


持ち運び用に付けられた取っ手が素晴らしい。

NECのラップトップと言えば前年に発売されたPC-98LTが最初らしいのですが、PC-9801と互換性が無く売れなかったので、PC-9801と互換で1988年に発売されたのがこのPC-9801LVです。
HDD??そんなもの付いてる訳有りません。
NEC製V30CPU(10MHz)搭載
3.5インチFDDを2機搭載。
液晶はモノクロ640×400
メモリ増設不可能。
アプリ走らせると遅い遅い・・・(>_<)
でも出張には役立ったんですよね。

インターフェースは、モニター用アナログRGB出力
25ピンD-Sub・シリアル(RS-232C)
これまたNEC独自のパラレルインターフェースコネクタ・・
一応Cバスのコネクタが付いてますが拡張性は最悪。

つう事で、今回はNECノートパソコンのご先祖様でした。
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SONY SMC-70

2008年03月27日 | パソコン博物館
パソコン博物館第二弾。
倉庫からこんなの出てきましたSONY SMC-70です。

このパソコンは1980年代初頭に発売されたSONYのZ80A・CPU搭載の8ビット機で、SONY初となるパソコンでした。(当時はマイコンと呼ばれてました。現在使われているマイコンとは意味が違います)
CMは当時大人気の松田聖子を起用し、、「人々のHitBit」ってコピーで売ってたのを思い出します。

外観の特徴は本体とキーボードが一緒になっており、カードスロットは有りません。
キーボードの上には3.5インチフロッピー(2DDだったか1DDだったか・・・?)が2機搭載されたコンパクトでお洒落?なマシンでした。

映像関係のオプションが用意されており、確か本体と電源部の間に挟んで使ってたような・・??覚えがあります。
映像オプションにはBNCコンポジット入出力、デジタルRGB出力、外部SYNC入力など付いてて、マルチメディアパソコンと言うより放送局などの映像関係プロユースを強く意識した物でした。
ライトペン入力も標準で付いており、画面上で絵を描いてスーパーインポーズなんぞさせていたんでしょうね。

ソフトは専用BSAICが用意されていましたが、なんと言ってもCP/Mが快適で、CP/Mマシンとして使ってました。

作りは非常に良く、あまりにも高価だった為か、後継機種はかなりコストダウンしたMSXっぽい作りになってしまいました。
それがかの有名?なSMC-777です。
自分ももっぱらSMC-777の方を使ってました。
残念ながらSMC-777はすでに廃棄されましたが・・

なんか今見てもSONYって感じですよね。
今日はVAIOのご先祖様でちた。
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PC-9801

2008年03月26日 | パソコン博物館
え~~相変わらず仕事爆発中でネタ無しです。
ギターネタも沢山残ってるのですが、たまには違う路線で行きます。

てな事で作りました「パソコン博物館」
シリーズ第一弾はあの国民機だったNECのPC-9801です!

会社の倉庫を整理してた古いのが出てきました。
日本が誇った独自アーキテクチャのPC-9801Eです!
最初のPC-9801が登場したのは1982年ですが、このPCー9801Eは1983年に登場した2代目98です。
この後十数年間つづく日本電気帝国を支えた歴史的パソコンの誕生でありました・・
それまでのパソコンと言えばPC-8801、富士通のFM-7、シャープMZなどの8ビット機が主流だったのですが、いきなり8086CPU(クロック5M)を搭載した16ビット機が登場した訳ですよ!
大学のゼミに1台入ったのですが(歳がバレる)、それまでのオフコンに比べても全然高速で、ゲームも山ほど出てきて欲しくてたまらないパソコンだったのです。
しかし価格はフルセットで50万を超えたかな??
大学卒初任給の4ヶ月分・・・んな物買える訳も無し。
結局8ビット機のPC-8801やX1で我慢してたのでありました。


このパソコン、フロッピーもHDDも付いてません。
HDDは当時一般的でありませんでしたので、カセットテープを接続してデータの読み書きするのが一般的でした。
フロッピーを接続するにはフロッピーインターフェースカードを買って、外付け5インチ又は8インチフロッピーを接続していました。
メモリー増設ボードも必需品だし・・ああ・・お金がかかる。

ソフトはN88-BASICが標準で搭載されてましたが、このパソコンはCP/Mと言うOSを載せていました。
8ビット機ではアセンブラでソフトを組む事も有りましたが、8086になってからセグメントと言うめんどくさいメモリー指定方式に変わり、アセンブラの時代も終わったので有ります。


1983年(だったかな?)に登場したPC-9801Fです!
この機種は5インチ2DDフロッピーが内蔵されています。
この後にNEC独自フォーマットの3.5インチ2HD(現在の物と違って1.2MB)が出てきた時は感動もんでした。

実はこのPC、ちょい最近まで現役で頑張ってました。
なんせ未だに8インチに記録されたCP/Mファイルを読む必要がたまぁ~に有るもんで。
昔のPCは高かったぶん、良い作りしてます。

次に出てきたのはPC-9801RXとFA
PC-9801RXのCPUは286だったかな??OSはMS-DOSが一般的でした。
この頃パソコン通信とやら流行りだし、あまりにもヲタクっぽかったので、この頃は自分のパソコンは持っていませんでした。
その後Win95が登場するまで自分のパソコンを持つ事は有りませんでした。

その後、PC-H98と言うWin3.1が走るパソコンが登場しましたが、まだインターネットは全く普及して無かったと思います。

そしてPC-9801シリーズの末期に登場したPC-9801FA。
この後は歴史的OSであるWin95が登場して、PC-9801はPC-9821と姿を変えるのであった・・・
コメント (15)
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