ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

YAMAHA NS-10M とうとう10号機

2022年08月21日 | オーディオ
もう買うつもりも無かったのですが、買う気も無く入札しておいたらいつの間にか落札していました。。。
こんな事も有るんですね。。。

んで来たのがこれ。
初期のモデルですが、まぁまぁ綺麗です!

不思議なのは裏側
普通は取説が貼って有るのが初期バージョンで、貼ってない方が後期バージョンなのですが、この個体は片方しか貼ってない!?
でもシリアルは同番号。
左右ほぼ一緒なのでシリアル同番号は本当でしょう。
おそらく片側だけ取説を剥がした??

ネットワークのコンデンサー
これは11.2μFと9.9μFを示しました。
いつものように安定した壊れ方です。。。

いつものように
 ・コンデンサー交換
 ・端子交換
 ・ウーファー漂白
 ・ツイーター清掃
 ・エンクロージャー4面再塗装

さすがにレストアもコツがわかって来ましたので、結構良い感じに仕上がりました。
古い塗装を落とす為のサンディングで荒目ペーパーを使ってしまい、塗装後の手触りがざらざらになった事が唯一の失敗点。
ついつい荒目使って時間短縮してしまいました。。。反省


たぶんこれが最後なのかな? たぶん。。。。
コメント (2)
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YAMAHA NS-10M 9号機その4 まとめ。 追記有り

2022年08月14日 | その他
あれからエンクロージャーの4面を再塗装してネットワークのコンデンサー交換しました。
今回もU-COM電解コンデンサーは片方が約2倍の容量で、もう片方が完全に壊れていました。
ここまで来るとどの測定器もエラーになってしまいます。


今回はさらにコイルまで接着が取れてこんな事になっていました!
しかも両方・・・・


それでは音出し。
エッジに変形は有るものの、音はちゃんとNS-10Mの音がしています!
音量を上げても歪みません。良かった良かった。

下がNS-10M Proですが、自分的にはNS-10Mの方が好みかなぁ。。。
ちゃんと鳴るようにはなりましたが、あくまでも事故車的な状態ですので、この個体は手放さずずっと持っておく事にします。
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YAMAHA NS-10M 9号機その3 ツイーター修理

2022年08月06日 | オーディオ
今回の個体は色々大変でした。
いつものようにゴムパッキン外してツイーターの金網取りです。


ピンセット使って少しずつ剥がして・・

よく見るとあ~~リード線が切れています。

まぁ半田付けすればいいやと思ってたのですが、このリード線、半田が全然乗りません。
困った・・・

会社から高性能半田の「アルミット」を少し貰ってきたのですがこれが素晴らしい。
ばっちり半田が乗りました。

少しリード線が短くなりましたが問題無いでしょう。
半田部分に黒色ペイントして金網戻して完了
ちゃんと鳴るようになったので成功~~

つづく
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NS-10Mレストア 9号機 その2 ウーファー編

2022年08月03日 | オーディオ
や~~~っと9号機のレストアが終わりました。
しかしNS-10Mを何台も修理しているとだんだん感覚が麻痺して、ついつい状態の悪い物を買ってレストアしてみたくなるもんです。
ま、ジャンクを購入しても本当に駄目な物は僅かで、レストアすれば何とかなったもんです。
しかぁ~し今回は違いました。
左右共にウーファーのコーンを押しても全く動きません。
何だこれは!? 腐食して固着?


駄目もとでコーンを外してみる事に。
接着部にシール剥がし剤(有機溶剤)を塗って一晩置いてまた剥がし剤塗って・・・を繰り返してコーンを外す事に。



エッジもダンパーも接着剤が取れたのにコーンが抜けない。
何でだろうと見てたらマグネットとヨークの接着部に隙間が有るような・・・
結局マグネットとヨークの接着剤が剥がれてヨークの位置がずれていました。。

これが「マグネットずれ」なのか・・・・初めて見ました。
そりゃボイスコイルが挟まれて動かないはずです。


このマグネットはかなり強力で、センターが必ずどちらかに寄ってしまいます。
センターに固定するには治具が必要。
という事で治具を作りました。


治具の威力は素晴らしいもんで、簡単にヨークをセンターに持っていってくれます。
接着は金属用2液混合エポキシを使いました。


ついでにフレームがボロボロでしたので再塗装もしました。


コーンを接着するにあたり「センター出し」というこれまた大変な作業が有ります。
このままではセンター出し出来ないので、センターキャップをカッターナイフで切り取りました。
ミソは全部切り取らない事です。
一部残しておけば元に戻した時に位置関係が狂わないからです。

ボイスコイルとヨークの間にクリアファイルを切った物を差し込んでクリアランスを均一化します。
そしてダンパーを接着して、その後エッジを接着してセンターキャップを接着します。


ここで大失敗。
適当にエッジを接着したもんだから、エッジが変形してしまい・・・・号泣

コーンを白色着色して、エッジにブレーキフルード塗って完成。
音は完璧なんですがエッジが残念で悲しい事になりました。。。

つづく
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