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セイネンキレジェンド3話

2023-10-20 07:34:13 | 小説セイネンキレジェンド


この頃には柔道・剣道・空手教室などがあった。直也はボクシングを選んだ理由は2つの理由があったのかもしれない。直也と優子の関係とボクシングジム経営の優子の伯父である事だ。優子の気持ちを知っている直也は、この時は誰かにすがりたかったのだと思う。直也と優子は保育園の頃からの友だった。優子の伯父のボクシングジムへ通う事により優子は必ず直也のもとへ足を運ぶようになった。直也と優子の間には言葉はなく優子の片思いの恋にすがった。直也にとって優子の恋にすがる事は絶対にあってはいけないと思っていたはずだった。しかし青少年期の直也は優子の恋に、どうしてもすがるしかなかったのだ。ボクシングを学ぶ事によって怒りと憎しみをサンドバックに全てをこめる直也だった。無心になりサンドバックを全力で殴りつける事で全ての出来事を忘れていたようだ。そんな直也のいるベンチには優子が必ず座り優子は直也を見つめている。優子は直也を見つめながら幼き頃の事を思い出していた。直也がジムに通い始めてスパーリングの相手をする事になる。相手はプロテスト前の工藤康志(クドウヤスシ)だった。3ラウンド目で直也のマウスピースは宙に飛んだ。意識を失い横になる直也の横には優子の姿があった。「ばか」という小さな優子の声があった。直也は天井を観ながら自分よりも強い相手とのスパーリングで自分に何かを感じるようになる。この日から3ヵ月後アマチュアの試合があり直也はその試合に出場する事になる。スパーリングを観た会長とコーチは直也の素質を見抜いていたのだ。直也と優子の間には無言の約束があった。優子の思いは直也が優勝すること。直也の思いは、どれだけ冷静に試合に臨む事が出来るか?2人の思いの中で共通するものは直也と優子の自分自身との戦いである。そしてボクシングジムでは会長やコーチによって試合に臨む直也の調整に入っていく。前へ進む為に直也の思いは何か?そんな直也を見つめる優子の思いは何か?
直也は久美子が作ったドリームキャッチャーを毎日握りしめていた。ドリームキャッチャーを握りしめる直也の姿を見つめる優子は直也の久美子への深い思いを感じ取っていた。直也の仲間達のカバンにはドリームキャッチャーが縛り付けられている。久美子の作ったドリームキャッチャーが直也と仲間達を結びつけている事に気づいていた優子である。優子は直也のどんな行為も許す事が出来たのは直也の悲痛と苦痛を受け止めていたからだった。この時にスパーリングの相手の工藤康志(クドウヤスシ)は失神から目覚めた直也と優子の姿を見つめていた。そして康志は直也と優子に声をかけていた。
「ざまねえな弱すぎだよ弱いのは嫌いだ、けど大会に出るなら教えてやるよ」
直也と優子は少し驚きがあったが教えてもらえるならと思いながら工藤康志から勝つ為の対策法を教えられていた。
「ただボクシングをするだけではなく勝つ為には心理戦をまず学び冷静に相手を見る事だ忘れるな」
この時の康志の言葉は直也には良く分からなかったが今後の訓練でボクシング大会で役に立つ事を知る事になる。
そして康志は直也と優子に会長とコーチには言うなと3人の秘密だ人を騙すなら味方からって言うだろ勝つ為には心理戦なんだと康志の体験から伝えたようだった。


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