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コロラド川:メキシコと米国が水の共有交渉に署名 

2012-11-21 | Weblog

             

 (写真)メキシコと米国は1944年にコロンビア川を共有する交渉に署名しました

メキシコと米国は、コロラド川の水を共同で管理する新たなルールに合意しました。コロラド川は両国の3000万人に水を提供しています。

新たなルールの下では、米国は干ばつの時はメキシコに送る水を少なくし、メキシコは雨が多い年は国境北部に水を蓄えることができるようになります。

コロラド川は、ロッキー山脈から2,230kmの距離を流れてカリフォルニア湾に注いでいます。

最近の干ばつや水の使用量増加で川に負担がかかっています。

「我々は紛争を解決し、不一致に関しても協力と合意をとりつけた。」と米国サラザール内務長官が言いました。

「コロラド川は、非常に多くの方法で我々国民を一つにする。これからも起こる水の供給不足に共に直面する。」

米国とメキシコは、1944年に、米国の7州とメキシコの2州に水を供給しているコロラド川の水資源の割り当てを管理する条約に署名しました。

しかし、それ以後の数十年で、人口が増え工業や農業が増えただけでなく干ばつも多く、川の水は少なくなっています。

2017まで有効の今回の調整は、最初の条約を大きく改正したものです。

これは、川の水位が低くても、およそ300万戸に水を十分供給できる量を米国がメキシコに送らなければならないと規定しています。

しかし、今は、すでにカリフォルニア州とアリゾナ州とネバダ州が実施していますが、メキシコは干ばつの時は水の共有を見合わせることになるでしょう。

代わりに、貯蔵能力が低いメキシコは、水が豊富な時は、アリゾナ-ネバダ両州の堺にあるフーバーダム(Hoover Dam)の巨大な貯水地のミード湖(Lake Mead)に貯水することが認められます。

メキシコは、また、2010年の地震で損傷した用水路の修復に1000万ドルを得ます。

大規模な干ばつに見舞われているコロラド川のデルタを修復するために出資することも考えられています。

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国境があり川が両国を流れている場合は、水の供給問題があるのですね。条約などで決めていく方法しかないのです。尖閣諸島による資源問題を持つ日中も何かしなければこのままでは何も解決しません。「問題はない」と主張することが解決につながるのでしょうか。話がこちらに飛んでしまいましたm(__)m

                   


中国で、子供達が一酸化炭素中毒でゴミ箱の中で死亡

2012-11-19 | Weblog

 

中国南西部で、5人のストリート・チルドレンが一酸化炭素中毒で、大きなゴミ箱の中で死亡しているのが見つかったと国営メディアが伝えています。 

子供達は焦げた炭の傍で見つかりました。暖を取るために炭を燃やしたのだろうとチャイナ・デイリー・ウエブサイトが伝えました。

少年達はGuizhou地方の南西部のBijie市で見つかりました。10才前後と推定されています。

その事故は、中国のソーシャル・メディア・サイトで問題になっています。

地方政府を非難するものもあれば、少年達の親を責めるものもあります。

3人の身元は特定されましたが、残る2人は警察が調べているとチャイナ・デイリーが報じました。

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マッチ箱の少女の物語を連想しました。極寒の中で暖を取るために炭を燃やしていて一酸化中毒になり死亡した保護されるべき年齢の10才の少年達。こんなことが起こってはならないのですが、日本ではどうなっているのでしょうか。


肉を食べる人は嘘つきで性犯罪を起こすとインドの教科書に書いてある

2012-11-17 | Weblog

 

(写真)どの学校が生徒の教科書を買ったのかは分りません

 インドで物議を醸している教科書によれば、肉を食べる人は"かんたんに人をだますし、嘘をつくし、約束を忘れるし、性犯罪を起こす"ということになっています。

11才と12才の児童向けの衛生と健康に関する教科書「ニュー・ヘルスウエイ(New Healthway)」はインドの大手出版社の一つが印刷しています。

学者達は、政府に規制を強めるように促しています。

しかし、政府は、学校側に教科書の選択責任があるので学校が内容を監視すべきだと言います。

「これは子供たちにとって有害だ。」とデイリーの大学のラジャ学部教授がBBCに語りました。

「政府は行動を起こす権力をもっているのに、消極的だ。」と彼。

インドのどの学校が生徒用にその教科書を買ったのか分りませんが、生徒がそのような教科書を読むことができるということが懸念です。

「この宇宙の創造主はアダムとイブのための最初の食べ物に肉を含まなかったという事実が、肉は必要不可欠な食べ物ではないという有力な主張になっている。彼は二人に果物と木の実と野菜を与えた。」と"Do We Need Flesh Food"と題された章に書かれています。

その章には菜食主義者のメリットの詳細が記述されていて、非菜食主義者の間に見られるいくつかの特性がリスト化されています。

「彼らは、簡単に嘘をつき、約束を忘れる。また、不正直なので、悪口を言い、盗み、喧嘩をし、暴力を振るい、性犯罪を起こす、」とあります。

不正確な事実だらけのその章は、エスキモー(イヌイット)を"怠慢で動きが鈍く、短命″〝それは彼らが肉を食べて生きているから″と記述しています。

更に「スエズ運河建設に携わったアラブ人は小麦やナツメヤシを常食にしているので、同じ仕事をする牛肉を食べるイギリス人より優れている」と付け加えています。

出版社S Chandは、BBCが求めた要請に応じませんでした。

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私は完全な肉食系です。こんな記事を読むと気になりますが、全然当たっていません。何を根拠に何を目的にこんな内容を含む教科書が作られたのか知りたいものです。インドは貧困者が多く肉を食べられない家族が多いので、慰めているのでしょうか(笑)


ブラジルの飛行機が滑走路を滑ってフェンスに突っ込む

2012-11-14 | Weblog

サン・パウロの空港で小型飛行機が滑走路を横滑りして境界フェンスに追突した瞬間を監視カメラが捉えていました。機内の3人は軽傷でした。

フロニナポリスからのビジネス機セスナ・サイテーションCJ3が主要道路から数フィート離れた所で停止しました。辛うじてドライバーを避けました。

飛行機には満タンの燃料が積み込まれていましたが引火しませんでした。追突の原因はまだ分っていません。

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臨時ニュースです。危ない状態だったのに搭乗者は軽傷ですみ、路上の車との衝突もなく、燃料も燃えずにすんだのが不幸中の幸いだったようです。


米研究所: 北朝鮮がロケットサイトで実験か

2012-11-13 | Weblog

 (写真)ロケットの打ち上げ現場の動きを示す映像

最近のサテライト映像で北朝鮮がロケット打ち上げサイトで実験を行っていたことが分ると米アカデミー機関が伝えています。

ジョンズ・ホプキンス大学の米韓研究会が、映像を分析して北朝鮮が長距離ミサイルを進展させていると指摘しています。

4月にロケット打ち上げを失敗して以来、少なくとも2回のロケットエンジンの実験を行ったと言います。

30メートルのロケットは、離陸後すぐ、海に墜落しました。

北朝鮮は、人工衛星を軌道に乗せることが目的と言いましたが、禁止されている長距離ミサイル技術の実験として米国や韓国や日本に強く非難されました。

「打ち上げ失敗後、北朝鮮は極最近で2012年9月中旬にSohae人工衛星の発射台で少なくとも2回又はそれ以上の大規模ロケットエンジンの実験を行った。」とinstitute's 38 North blogが報告しています。

実験は、北朝鮮の既存の人工衛星打ち上げロケット用なのか、今年の軍事パレードで初めて示された新長距離ミサイル用なのか、〝液体燃料、最初の段階のエンジン″に関するものだったようだと言いました。

将来の長距離ロケット発射に必要な発射整備搭がロケットサイト上部に建設されている兆候があるとも言いました。

北朝鮮は、米国と韓国の大統領選挙が終わったら実験をする計画を立てていると報告書は示唆しました。

「長距離ロケットエンジンの実験なのか、実験準備の発射台の組み立てなのかはこの時点では明確ではない」と言いました。

北が、ある日、核弾道を装着した長距離ミサイルを使うかもしれないという脅威があるので、韓国と米国は北朝鮮のミサイル技術の進歩を注視しているとソウルの記者は言います。

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北朝鮮の若い指導者が民主化に努力することを期待したいのですが、父親の時代と少しも変わらないようです。ミャンマーのように、突然、民主化することはないのでしょうか。それとも、米韓が脅威を感じているように、突然核弾道付き長距離ミサイルを飛ばすのでしょうか。 リスクの大きい国です。