高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期にも安心な住まい(6:住み続けるためのチェック項目(3)「部屋の配置」)

2015年07月28日 | 老後と住まい
「日本住宅性能表示基準」の一項目である「高齢者等への配慮に関すること」の評価方法基準6項目の1番目が「部屋の配置」です。その等級5(最上級)は、「日常生活空間のうち、玄関、便所、浴室及び食事室並びに脱衣室及び洗面所が、特定寝室の存する階にあること。(後略)」となっています。特定寝室とは高齢者などの寝室のことです。
総務省の社会生活基本調査によると睡眠は50歳代では週平均7.2時間ですが85歳以上では9.7時間となっており、高齢になれば寝室で過ごす割合が増え生活の中心が寝室になります。また、身体機能が低下によってトイレ、食堂などへの移動が負担となりますので、こうした場所はできるだけ寝室に近いことが望まれます。特にトイレの使用頻度が増えるため寝室とトイレとが近接していることは大切なポイントです。高齢者はトイレまでの距離が4mを超えると遠いと感じる(「福祉住環境コーディネーター」テキスト)ようです。
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )


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